独自に技術を磨くは、苦労もあり、楽しくもあり。

マリナーズイチロー選手
数々の名言を残しています。


2004年のオフで。
ミスショットの原因は気持ちの中にあると思っていたのです。
だけど、違っていました。
技術によるものでした。


私の好きな言葉です。


試合に望む前に、
一時間もかけてストレッチをしている姿。
そのストレッチという儀式は、
ヨガをする行者のような精神統一をした姿に。


ミスショットの原因は気持ちの中にあると思っていたのです。
ミスは気持ちの迷いや弱さから生じるものだと思えていたが。
その時点での気持ちの問題といいえるものもあったのでしょう。


だがやがて技術でミスが影を潜めるようになった。


そのときに改めて技術が未熟だったと認められて、
技術力を向上させる必要性を実感したのでしょう。




施術の世界でも、やはり同じです。


気持ちの弱さも迷いも、
それはあって当然です。


完璧な仕事を神のごとき正確さで行う人間などいやしません。
ミスは大なり小なり生じてきてしまうものです。


ですがそれに恐れおののきマイナス思考へ進むべきではない。
技術を向上させミスショットを減らせることもできるのです。
そして技術の向上が気持ちの問題を乗り越えさせてくれます。


自分の力量とほかの先生とを比較して焦り劣等感を感じたり、
対処に難しいことに直面したりすれば心が乱れるでしょう。


たとえばおとなになって血圧の上が90台であれば、
体内の筋膜が癒着した部位がそこかしこで血管を圧迫して
心臓に負担をかけてしまっている状態です。
それは同時に血圧が低くなり代謝が低下していますから、
体内に創られた筋膜の癒着を自らの自然治癒力のような
元通りの若い理想の筋膜状態に蘇らせる力が相当に弱い。


寝ているときに、
筋膜を緩めてくれるようなリラックスさせてくれるホルモンのようなものが
特定の脳波に至ればでるような仕組みになっています。
それが起立筋が固まれば交感神経が睡眠時も緊張して
筋膜を緩めるようなホルモンがでてこなくなるのです。


どうにかして低すぎる血圧をせめて血圧の上を100を越えさせたい。
あわよくば110以上になってもらえれば、
筋膜リリースがしやすくなるでしょうし、
リリースが長く持つ。
そして同時に体の使い方を改善させれば、
自分の血液循環力で凝り固まった筋肉のコリになる部位に血液を当てていく。



そうなると大幅に体質が好転していったといえると思います。



そうなると自力で今まで筋肉のこりが緩む以上にこりができる量が多かったが、
それが筋肉のこりを日々つくる以上に緩んで柔軟性を回復させる基調と変わる。


つまるところ、
施術をしましたが血圧は上が100にも満たない状態ですということでは、
日々の生活で生理的に作り出している筋膜の癒着を解かせない状態のまま。
それではいったんは関節が柔軟性を回復させられて喜んでも一過性ですね。


ではどうすることで低血圧状態のコンディションを
改善基調に乗せていくことができるか。
最初の研究段階では試行錯誤の連続で、
成功までの道は険しく厳しいでしょう。
そのようなとき気持ちの迷いも起きる。


気持ちの中に応えを求めようとするかもしれません。


ですが何度か臨床で改善させた経験を積み重ねていく。
すると改善させるアプローチに共通項がみえてきます。
そうなるとなぜ低血圧の問題が生じていたのだろうか、
そしてどうすればそれを改善させられるかの道筋を
言葉で解説をすることが出来るようにもなっていく。



自分のなかでは何度でも再現性ある技術、ですよね。


そのようなものをひとつでもふたつでも、
多くの技術を積み重ね習得していくこと。


そこに施術を続けるための成長し続けるパワーが宿ります。



余談ですが。
先だって私どものところへお通いいただいている30代の女性で
施術前では血圧上が90台でしたが、
106へと改善したとのこと。
そして身長もちょいと伸びた。^-^;


体質が改善傾向に乗れたと喜んでいます。



血圧を正常値に近づけていき、
それが一過性ではない状態に。


これは以前に10年もかけて
やり方を分析してきたもので
技術力の向上によるものです。


この技術は天才的な閃きの類ではない。
地道に何をどうしたか逐次説明できる、
技術系の物事です。


技術はいったんしっかり形を身につければ、
何度でも同様な作業を再現し結果を出せる。
それがいいんですよね。



独自に技術を磨くは、苦労もあり、楽しくもあり。
施術に取り組み続けるとはそういった物事の連続です。