昨日、知り合いの施術をなさっている方から電話。
彼が前務めていたところにいた若手の整骨院経営を志していた方が、
開業をなさったということで顔を見に行ったそうです。
かなり頑張っておられる若手さんで、
地域の平均来客数を上回るそうです。
整骨院の増える状況下でもしっかり継続経営していけるようなガッツがあるし、
頑張っててきぱきと要領よくお客様へ対応する。
でも目が回るほど大変でしょう。
そうなると気持ちがいっぱいいっぱいになるときもあります。
それをみこして私の知人が言ったアドバイスは、
「お客を追い求めてはダメで、お客様になにをして差し上げられるかを考え続けていけばいい」
思うに、お客を増やそうとすると、
お客様がいないからもっともっとというように気が急いて腰が落ち着かない。
たとえ目の前にお客様が何人もいるのに、
その方々に目を向けずに無視した形に。
他ばかりを見てしまう。
それって、大変失礼な話です。
そのような状況になり落ち込めば、こころの疲労が眼に見えないうちに体力を奪います。
それよりも自分のお客様へ対し仕事で貢献させていただいて喜んでいただけるイメージをもって
日々をお客様に接したり、情報を発信して行ったりすること。
そうしていくことが自身のやる気を産んでモチベーションを高いレベルで維持させてくれます。
そのような感謝の気持ちを大切にした勢いを持つ人がいる治療院には、
訪れてもいごこちがいい。
だからリピートしたくなります。
不思議とそうやって運営しているときのお客様に、
後々に傾く時があるようなときに助けられたという経験を持ちます。
きっと互いに人は助け合えるもので、
一生懸命に貢献させていただこうとすると、
そのような気持ちの数値が増えていきます。
それがいざというときに銀行口座の預金のように利用できる特別な貯蓄のようなものなのでしょうか。
これは私どもも他の方に良くしていただければ、
いざというときに力になりたいと思う気持ちに。
それと同じ事ですよね。
「商い」とは日々飽きずにやっていくものですから、
行なう者の気持ち次第で、することがマンネリ化して刺激も減ってしまうこともあります。
得てしてそういう時に、迷いや邁進が成長の邪魔をしてきます。
そんなときに、こころのなかでの思いだけででも、
このお客様にこんなことをさせていただければいいなとイメージしてみる。
実際に容易にクリアできることではないとしても、
そんな気持ちを胸のうちに秘めているだけでもいいのです。
そうやって気にかけておくことで、書店に行けば資料が目に飛び込んできます。
具体的な成果の有り様は
シビアに結果に出てきますからすべてが報われるということはないです。
だから真面目になればなるほど、自力のジリ貧さを痛感してしまいます。
ですが、それを私がやらせてくださるチャンスを頂けるんですか!という喜びを感じ取り組めば、
やっていて飽きないし楽しい。
充実感を感じられるのが、この仕事です。