昨日の5時過ぎ頃に、
洗足池散歩の途中で、
残念な光景を眼にしました。
小学生くらいの男の子4人が、水鉄砲で遊んでいた。
戦争ごっこをしているらしい。
場所が悪かった。
勝海舟墓の領域内で大声を張り上げて、墓石を弾除けにして騒ぎまくる。
勝海舟墓石に足を乗せ水浸しにして、卒塔婆も濡れていた。
備えられた花々も水鉄砲の水の圧でしおれてしまっていた。
そのとなりにある西郷隆盛の留魂碑の領域内もその始末だ。
そんな最中に、私がお参りに来たようだった。
子どもたちが水飲み場で、水鉄砲に水を補充していた。
そこで「墓に水をかけるな。」と真顔で注意を与えた。
「あっ、は、はい。。」と、ひとりの体格のよい少年。
ちいさな少年は、察しよく私の目つきから殺気を感じ、
「たたかれるかと思った」とつぶやく。
叩きはしないよ。
ただ西郷隆盛の留魂碑に、
相当な強い念がある特別な磁場がある、
だから気をつけたほうがいいと思うが。
死者が眠る場に礼を尽くす気持ちがなくなった子ども。
もちろん、全体のうちのほんの一部の子どもたちだが。
昨今の子どもたちは怒られてもとりたてた反省はせず、
私の影が見えなくなればまた騒ぎまくっていたようだ。
周囲からその子どもたちの様子は丸見えな状況で、
それを見ても止めない大人たちが通り過ぎていた。
もし自分の親が亡くなって入っている墓地を、
誰かにおもちゃのようにされていたとしたら、
どう考えるのだろう。
もし自分が入っている墓であったのならば。
おそらくそんな感覚はなくなってしまって、
ただのモノとして墓を見ているに過ぎない。
礼節を尊んだ日本の行末を、
西郷隆盛や勝海舟が観たらどう考えるのか。
それにもまして、
私のお世話頂いている合気柔術の猛者T先生のなにかいいたくなる気持ちが、
ずんっ!と感じ取れてしまったようなエピソードだった。