シーカヤックをみなとみらいで体験できるところがあるそうです 

本日、施術をしておりましたら、
お客様がシーカヤック体験教室(入門講座)を受けてきたと言います。
場所は、日本丸メモリアルパークというみなとみらい。


日本丸シーカヤックパーク シーカヤック体験教室
http://www.nippon-maru.or.jp/memorial-park/seakayak-park.html


私は、みなとみらいでシーカヤック体験をすることができるとは思っても見なかった。
確かに小笠原諸島と比べれば水が綺麗ではないのですが、
近場でこのような体験をすることができるならばと思う。


海面の高さ目線で、
海を見たり、日本丸をみたり、陸地をみたり。


いつもと視線が違うことで新鮮な気持ちになりますよね。


初回体験だったので必死にカヤックを漕いだというので、
周りを冷静に見る余裕はなかったそうですが、
2回めを体験すればきっとじ〜っと見えるはずでしょう。
いつもとの視線が違う。
そこから眺められる価値は大きいですよね。


お話を聞きつつ、とてもうらやましかった。^ー^




アメリカで1000人の90歳以上の男女に、
聞き取り質問をしたら、その90%の回答に、
「もっとチャレンジをすべきだった」とのこと。


人生も後半以降になり、
そのことに気づくとは、
切ない話です。


ただこのお客様は充実した人生を送られていて、
「もっとチャレンジをすべきだった」と本人がいっても、
周りから十分チャレンジしてましたよね〜と、
つっこまれそうですね。



またシーカヤックの漕ぎ方を教えていただいたのですが、
肩を回すようにしてこぐと楽なそうです。
シーカヤックのオールは真っ直ぐな棒で、
水中に入水している部分をこぐときには、
空中に出ている部分をおろせばいいので。


腕で握っている箇所を作動させるつもりでは、
オールの回転力が利き手側とそうではない側でばらつきが大きくなる。
そうなるとまっすぐ漕げなくなるのでしょう。


蝶が飛ぶときに、
羽が生えているのは背中からで、
その部分にある作動部分を動かすことで、
羽全体が動くような仕組みになっています。


それと似たような蝶の羽のようにオールを肩から伸びたものとして、
肩を回してという意識で動かせばいいのだな。
そうすれば左右の動きのばらつきもないです。
肩周りの太い筋肉を生かしやすくなりまして
強い力も取り出しやすくなる。
ことのほか体幹から安定した動きが叶えられ、
持久力もいいし。


効率がかなりいい動きなんですね。


これを施術をするときの動作に組み込めないものか。
片一方の肩だけの動きでは不十分な意識です。
両肩の左右の高低を中心部の正中線に中を保持して
(または正中の胸鎖関節位置からより引き下げる意識のような応用も可)
低く下げる方に意識をすれば反対側が勝手に挙上し。
それが精密機械のようにそつなくこなせるように。
そんな課題をいただきました。


それができればひとつの肩の下ろす意識があれば、
反対側の肩がオートマチックに力みなく動き出す。
かなり質のいい賢い動きになりますよね。




そういえば、
シーカヤックのオールの漕ぎ方のような肩のムーブメントは、
あまりイメージしたことがなかったなと気付かされました。


意拳という中国武術の練習もどきをしているときには、
肋骨から肩甲骨を浮かして距離を取りつつ発力するのですが、
このときにシーカヤックのオール漕ぎのイメージに近いのか。


腕を使うときの基本として、
肋骨から肩甲骨を浮かして距離を取りつつ発力というものは、
これが意識できていなければ肋骨と肩甲骨がベッタリついて
摩擦され続けた不自由な胸部の回転しか生まれない事となる。


背中にたすきがけをしてばってんを作ることで
肩甲骨が内側に寄りを創られて少し肋骨から浮くようにすると動きやすいですよね。


これはバレエでもおそらくいえていることのようです。


ちゃんとこの肩甲骨と肋骨との距離感や位置関係を計算して腕を使う人は、
肩甲骨と肋骨の間の肩甲下筋が粘りありの柔軟なものに仕上げられていき、
そして肩甲骨上の棘上筋や棘下筋などが明らかにボリューム感がでてくる。


腕を達人級に使われる合気道中国武術の先生などでは、
一見すると、肩甲骨部分がこんもりと盛り上がることで
猫背のように背骨が曲がっているように見えてしまうこともある。
だがレントゲンで撮影すると胸椎は理想形に生理的湾曲に収まり、
むしろ一般人よりも立木のように伸長していることがほとんどだ。


ときどき観た感じが猫背のように見えてそれを真似てしまう人が。^-^;
でもぜんぜん力が先生のような強力なものはでてきてはくれない。
おかしいなと思っていたら、
先生と自分の内部操作がまったく異なっていたということがある。


・・・私も、これ、陥ったことあります。しんどかった。
だからこそ、正しく使えると画期的だなとわかるのです。^-^;