ネットで素晴らしい先生とコンタクトが取りにくい理由のひとつ

お客様から聴いた情報です。


お体の不調のため遠方の著名な施術の先生のところまでいかれたそうです。


そのときに話し好きな先生に、興味深いことを聞かれました。


その先生はクリスチャンで人を救済する意識が高い。
人に良かれと思ったことを施していきたい。
自分にそうするための能力があればそれを、
広くシェアして行きたい。
70歳にも歳を重ねつつも、
常にそう考えて精進しておられる。


まったく頭がさがります。


そちらの先生が、ネットのとある自分が得意とする症例のコミュニティに入り書き込み。


手技療法でいえば、この先生はこちらの症例に関しては、
知識や経験は日本でも随一と思います。


おそらく書き込まれた内容などは、
先生レベル同士であれば非常に優れた眼から鱗が剥がれる真実が散りばめられた、
ただものではないなとわかるはずです。
わからなければ、その人はもう一度修業をした方がいいでしょう。
そんな強気なことを日ごろ穏やかな私がきっぱり言えるほどです。



ですがそちらの症状を実際に持たれていて困っておられるご本人やそのご家族には、
すんなりわかりやすいところまで先生の解説が降りて来なかったのかもしれません。



その先生は善意で困っておられる方の書き込みを見て心配してレスをしている。
先生の立場からすると、
助けたい一心だった。
もともとお金はたくさん持っておられる高級住宅街にお住まいの先生です。
儲けたいから書き込んじゃいましたというわけではない。


だが、単純に客引き行為で利益をあげようとしている不逞の輩だとしか思えないコミュニティのメンバー。
先生の善意を感じる以前に、
こんなところで営業するなど非常識極まりないと映っていたのでしょう。


その気持も、正直わかります。




こちらの先生が様々な同種コミュニティのログを見られておれば、
かつて相当ひつこく同じ自己PR文をコミュニティにコピペして
炎上している不愉快な様子を知っていれば。
きっとこの度のようなことはしなかったでしょう。
お客集めを目的としているだけとしか思えないし、
本当に施術の力量があるかどうかわかりませんし。


そのような誘導営業が流行った当時がありました。
コミュニティとしての話のやり取りの腰を折られ
話に集中できなくなってしまいます。
本当に困って話しあいたい気持ちでこの場を利用している。
そのような場の共有感覚を乱すのは、
罪深いことだと思えてなりません。
前振りとしてそのような経験をしたことがあれば、
また場を乱そうとするヤツがきたと思いますよね。。。


そうやって人はメタモデルをこさえてしまえば、
そのものが役立てることを申しているかどうか
取っ払って情報をリソースのまま見れなくなる。



純粋な友愛のこころでよかれと思い、
ネットボランティア的に知識を配り、
大変そうならうちに来れば誠心誠意尽くしますといっているつもりが、
相手にはその真意がまったくネジ曲がってしか伝わってこないという
大変なショックを受けられたことが伝わってきます。


この一件から、もうネットで同様なボランティアはしたくないという。


そのお気持ちは、よく、わかります。
かわいそうに思えてなりません。



貴重な知識とハートを持った先生が
ネット上での評価経済社会への出馬を辞退したことになります。
それはおおよそ多くの方々を助けられるだけの力量を持つ先生と
コンタクトを取るチャンスがなくなったことを意味します。
その先生は、施術の大変優れた私も所有している専門書は著書として記している先生ですが、
一般書は書かれておりません。
そのため一般の方がその先生を知る機会は非常に少ないのです。



どう言えばよいかはわかりませんが、
すばらしい施術者がこうしてまた一人、
影響力を隠してしまわれたのかと思うと。


その結果、
その先生とのコンタクトを取れば、
症例をもつ救えるはずの者たちがいただろうに。
その貴重な縁を逃したことに残念でなりません。


特にご高齢の腕の立つ先生方がネットをしていると、
この度のようなことが起こりやすいようですね。
他でも同様のことがあったと聞きます。
このようにして、
真に実力者がネットでちょっと露出しても、引っ込んでしまう。
そしていざ、症状で困り果てていて治していただける先生を探そうにも、
ネットでは、長きに渡る優れた経験に裏打ちされる先生とご縁を結べるチャンスが少ない。


このような実情があるのです。


それにそういう実力者の先生は、別に必死すぎるほどの努力をして営業PR文をネットに載せる必要がない。
いい仕事をしてくれたら口コミをしたくなるのが人情です。
それで今いるお客様から親兄弟や友達への口コミつながりで、
生活に困るようなお客不足にはもともと無縁なものですから。


私もネットで一切PRなどしないでも、
忙しくて忙しくてという先生を知っております。
多忙故、長期待たせなければならないお客様のなかには、私が対応に得意とする方もいます。
すると「鈴木くんのところへ回せないだろうか」といってくれる先生がいます。


感謝しつつ丁寧に辞退させていただくのです。
理由はそのような先生は魅力的でお客さまがファンになったから親戚や友人に、
「ぜひにこの先生の施術を受けなさい、そうすればこんなに素敵なことがおきるんだから!!」
と大絶賛して紹介したものです。


それが私のところにまるなげされては、
「えぇ〜。私は、別にあんたのところに期待わけじゃないんですけどねぇ〜」
とバッシングされるに決まっているじゃないですか。
いやですよ、それは。  ^-^;





余談ですが、
その先生を教えてくれたお客様いわく。
私と半同業者のような立場の方ですが、
多くの施術院を自らの体を治すために
渡り歩く結果、自宅開業をする先生に
施術依頼の目星をつけるようになった、
といいます。


それは経験的に理解したことだそうで、
納得できる理由が明確にあるのですが、
そちらは伏せておきましょう。 


ぜひに、M先生、T先生には、
堂々と自宅開業をしていただければといいたくなりました。
^ー^