フレックスバーを小脇に抱えて編、第4回、、、くらいかな。^-^)」

私のブログをお読みいただいている方には、
またまた、フレックスバーか!となるはず。


でも、思い入れが、強いものですから。^-^)




いや、調べたら4回くらいじゃなかった。^-^;;


ボディワーカーの夢とお仕事の記事を「フレックスバー」で検索した短縮URL
http://p.tl/w9oE



今後の自分に必要な取り柄をと考えて、
私の中ではいくつかビジョンがあって。


そのひとつが『フレックスバー』使用。
当初は、これをどう使えばいいのかも、
さっぱり解りませんでしたが。




D&M セラバンド フレックスバー レッド DF-2



6〜7年も前に、
白日夢のようなシーンでこちらを握っていた。
はっきりと、しっかりと、くっきりと見てる。




一昨年前くらいにだったか

始めてリンドバーグというセラバンドを売っているネット通販サイトで
こちらのフレックスバーを観たときは、目が飛び出るほど驚きましたよ。


だから、何かがあるのだろうなと思いました。


ただ、、、てっきり私は、
施術で使うものと思っていたのですが、脇に挟むのだとは。。。
そこまでは気づかなかったのです。


でも、こうやって使うので正解。



手で動く癖があれば、
胴体が怠けてしまう。


それではウエイトシフトもままならず、重みを使えず、圧がブレる。
手先の感覚も、手で動けば手先や、最悪指先に力みが入り悪くなる。
手で仕事をさせる意識が消えなければ、体の軸が見えるわけはない。


指先には意識が乗りやすい。
そちらに意識が集中すれば、
多くの優秀な誉れ高き施術をするような先生方も、
身をきつくしダメージを蓄積していくことになる。


それは武道を熟練するほどなさればわかるはずだ。



私はまだ自分の体でそれがつかめたわけではありませんが、
フレックスバーを小脇に挟んで木刀を振ってみたり、
太極拳の型を2〜3してみたり練習をしていく際に、
はっきりと脇を締め付けずに少し開けておいて動く。


その要諦が意味がわかりました。


フレックスバーに慣れてきたら、
上部肋間が硬さがとれてきます。
そこで始めて卵のような球体をそこに入れるのですね。


昔の体の捌きが自然体で出来ている人たちには、
こんなフレックスバーを挟むことは必要もなく
最初から卵のような球体を挟む感じでという指示で十分だった。


ですが今の私には、
そこへたどり着く前段階、つまりツナギが必要だったのですよ。



ちなみに、体の左右差で右足の大腿直筋が固まってしまう人。
利き足が右だったら、右足の大腿直筋が硬化して骨盤を下方にずりおろして変位させる。
そこから骨盤の異常が生じるわけです。


ただ足は地面の近くにあるものですね。
それも地面に接触しているものですよ。
つまり安定しているものなのですから。



そのような安定帯を崩壊させるものは?
そんなにも不安定な状態を強いられるには、
理知的に考察を加えていけば、
妥当な理由付けがなければおかしいのです。


単純に、
利き足の側の大腿直筋が上に持ち上げられてしまうような歩きをするとか、
立位姿勢でも利き足の太ももの前側が過剰に使われているから骨盤がずれるんだ、
といいます。


ですが、それはそうなんですが、
そうなる前にいくつかの不安定な要素があったため、
その負担を安定帯である脚部がしのいでいるのです。


つまり身体の内側にある不安定な部分が先にあって、
そこが、そこにこそ着眼をしていかなければならなかったのです。


では、そこはどこらろうか?


地面からずいぶん上にある腕や肩。
中空にあって宙ぶらりんで不安定。


基礎となる地面に近い脚部はそれなりにずれても立つには支障は少ない。
骨盤内の脚部両足の中心点から理想とする軸ラインからずれたとしても、
さほど大きく上下左右前後の六方でみればそれほどではありませんから。


基礎地盤となる地面から離れれば離れるほど、
体の正中線のライン上の六方からずれが増していく。
左右ラインでずれているように見えなくても、
そこで大きく上下ライン等のずれが生じているなら、
それはかなり厳しい状況と言えるのです。


そのズレを引っ張りだす可能性の高いものは、
どこにいるのだろうか?


それはあなたが仏師で、仏様の立像を制作するならば、
腕をどう造るか気を配るならわかるでしょう。


腕が生える地面とも言える胴体にうまく設置できなくなったら、
やむなくその胴体のねじれや異常にしてしまうしかないのでは?


そうやって、
ねじれはやがてあなたの膝頭あたりの筋で調子をとってクッションを利かせて支えだす。
それも緊急避難で使う場合は屈筋を使う。
つまりは大腿直筋や外側広筋などとなる。

それらは直接的に腸骨の前傾をさせるための筋肉の付着点となっている。


だから、骨盤の傾斜がでてきてしまうのだ。




それが、骨盤の異常のすべてとは言いません。


ただ私がみれば両肩の左右の上下差があれば、
その量に比例した形で骨盤のズレを見つける。


そして骨盤矯正が、近年流行っていたのだが、
骨盤をいったんは矯正されたとして調子がよくなったとしても、
多くのケースでは不具合は時間の問題として現れていくのです。


傾向として肩の高さがずいぶん違っている人の場合は、
その骨盤のズレが戻る速度が早いように思いますから。
だから、結局は私は骨盤部分のずれをみるのは当然で、
同時に肩関節部分のリリースをしていくようにします。


すると肩を、本当は肋骨全体を緩めないと中途半端で
いつもそこにいたるまできっちりみていっていたので
それはもう、長い施術時間となってしまいました。



ただ腕の位置決めを、なかなかうまく口伝いをして、
これこれ、、、といってみたとしても、うまくない。


思うように伝わるものではなくて、
だから太極拳をやりましょうとか、
動きの方へと関心を持っていただけるようと必死だったわけです。


背中の筋肉を中心に使えるような生活が遠のいて
腕の胴体へのハマりの悪さが目立つようになると
相当な範囲で問題が生じていることはわかります。


そこから骨盤を割って使うことも、
胴体の回転による力の取り出し方、
肘を活かすこと、
肩甲骨のムーブメント感なども、
肩関節がハマる感覚が真っ先になければ意味がわからないのです。




それは、フレックスバーを脇に挟んでおくだけで、
胸の前が詰まり気味であったとしても解消されて
肩甲骨が自然にベストポジションに運ばれている。
息苦しさをあえいでいた人も呼吸が楽になったし、
頭もまっすぐ芯を備えて立ち昇るようになってる。


フレックスバーの重みと下に落ちにくいラバーの貼り付き感がいいんですね。



そういった仕組があるから、
数名の方が実際に自腹でフレックスバーを2本購入されて、
「鈴木くんがいうなら、信じてやってやろうじゃないの」
となさっていただいて、
その成果をきかせてくれました。


やっていて飽きることもあるでしょう。
でも、ときどき思い出したように挾み、
腕と胸と肩甲骨と耳の立つ感覚とを思い出すようにしている。
なかなかの体の使い手さんの感想なのですが、
そのようなことを申される方もおられました。



それはもう、
とてもありがたいことです。




私が居合の指導していただいている先生からも、
「ちょっと興味があるんだが、鈴木くんは何色のフレックスバーを使ってるんだい?」
的なメールを頂戴しました。



こちらの先生ならば、
私がこちらをどう使って欲しいとか、
とやかく言う筋のものではありません。^-^;


ただ、
一般向けではこのフレックスバーを挟んだ状態で、
様々な質のいい動きを実際に指導させていただき
どれほど動いてもさほど疲れないよねとか、
体の今まで割って使ったことがなかった骨盤を、股関節をというようなものが、
胸肋関節を緩め伸ばして作用させることで楽に使えることなどなど。
他にもたくさん、多種多様な遊びを通し、
幾つも気づきがえられるかもしれません。


手を動かさないで手を動かす妙を体験し、
楽しさを感じて欲しいし伝えたいですね。



腕を胴体に据え付けて操作する基本。
そして肩や腕が癖なく使えるように。
それが脚部の安定へと流れを移して、
骨盤の利き足側の前傾等を手放す。



私と同業者の方々も手先や指先に感覚を集中していくことで、
武道やダンス等に熟練していないときには、
どれほどの身体内部の苦しみを蓄積していることか。
そのような苦境を感じている方も少なからずおられるのではないでしょうか。


私の友達の施術を熱心にされている先生も、
自分の身のつらさ、厳しさを感じながらも、
全身全霊で身を削りながら頑張り続けます。
そのような方々には、
正直、フレックスバーだけでは焼け石に水


相当な動きの修練をしていただけるならば、
いい方向へと進む道もあるでしょうけれど、
なかなかそのような先生方は多忙ですから。
今度の日曜日においでになられるので、
一応、勧めてはみますが。いかがでしょう。 ^-^;



これから施術を始めようという方々には、
利き手の使い癖が付く前に、
この感覚を同時に習得してほしいと願っています。
真剣に施術を生業とするよう志したが、
体を壊して辞めていかれる先生も多くおられます。
私も、何度も腰痛や円形脱毛症やら地味に吐血やら。
そうなると根性なしで様々へこたれてしまう日々を、
首の皮一枚でつながってきたものですから。


ですが今思うのは、辞めなくてよかったと。
続けていけば、技術は身につき広がるもの。
そう身を持って思います。


ただ、最初に体の質のいい操作を習えれば。
人生、変わってたんじゃないかと思います。
まじめに、そう思えるんです。。。



ちなみに私が通った整体学校は、
そういう指導は皆無でしたから。
褒められたものではありません。


他の学校のことは存じ上げませんが、
私が通ったところと同じところでは、
やっぱり私のような苦しみを感じて、
自分の身を保つのに気をとられてしまう。


それでは施術をするときの集中力が切れ、
自分が気に入ったこともできませんから。



最近になり、狭い部屋の中で木刀を振る際に、
少しずつ正確性がでてきた感じがあるのです。
やっぱりフレックスバー、いい感じですから。^-^)




腕からの不安定が下降して脚部クッションで堪え、
やがて骨盤をずらしていくという仕組については、
私は自分の身体内部を見つめ、
リアルに、感じ取っています。


それもフレックスバーを挟んでみて、
普通に質のいい動きをしてみたとき、
リアルに感じ取れた次第なんです。



こういったところを作りこんでいくことで、
私が施術でリリースした状態を維持し増進させられるのでは?


そういったところも研究したいと思います。 ^-^)