体を触れて、将来像が浮かべば、人生有利かも

昨日、仲の良い方と電話で話をしていて。


その方の友達がスピリチュアル系のセミナーを受けたそうです。
そのとき長年整体をする先生が参加していて、変わった能力を身につけたといいます。


人の体を触れると、将来がどのようになるものか。
それが思い浮かぶのだといいます。


未婚の3名の女性が関心を持ち尋ねました。
すると「いつ頃に結婚するでしょう」と答えられ、
「やったー」と歓喜の声があがったそうです。


私にはそのような能力がないので、
残念なところですが。。。 ^-^;


ただ、ひとつ施術をし続けてきた経験から、
体を触れてみた瞬間にどれくらいの内部の慢性炎症があるか、察しがつくようになりました。
相応に正確にその量の察しがつくようです。



炎症は万病の元 - 生活習慣病の真実、医療の現実


アマゾンのコメントで書かれた文が、
とても端的にこの本の驚きを伝えてくれていた。


『近年、一部ではようやく論じられるようになったが、
「慢性炎症」が代表的な生活習慣病である肥満、糖尿病、心血管病、がんなどに共通する症状であるというのはやはり衝撃的であろう。
しかも、一般にまったく異質のものと信じられている、
うつ病のような心の病さえもが脳という部位における同じ慢性炎症だと教えられれば、
誰もがこのキーワードに対して無関心ではいられないはずである。


この慢性炎症とは、自然免疫系という人体の自己防衛本能の働きによってもたらされるものであり、
原理的、本質的に「薬が効かない」という。』


本当に、そうなんですよね〜。。。


ただ私がいいたいことは、
慢性炎症を多く身の内側にためている人のほとんど、
特に加齢炎症が掛け合わされていくような場合には、
真剣に危険だなと思えるほど慢性炎症があることに気づいていません。


そしてその慢性炎症の量が多く含まれている方々は、
生活習慣病を患っておられるか、その予備軍のよう。


そのようなことを感じていたことだったから、
上にあげさせていただいた『炎症は万病の元』という本に書かれておりまして。
興味深い内容です。


こちらもアマゾンのコメントが、、、私が書こうとした文よりも
大変によくできていたので。。。


『「炎症は万病の元」という 慢性炎症、慢性疾患を分子レベルで、免疫システムから解説した
日本で始めて 一般人向けに解説した書だと思います。
医学専門書や免疫学では登場する NF-kBなどが一般人向け単行本に登場した初めての書籍かと思います。


2004年にTIME誌で、” The Secret Killer ”として
『慢性炎症=C.I=Chronic Inflammation』が
万病(ガン、糖尿病、アルツハイマー病、高血圧など)の元となりうるという記事や2010年にNature誌に
『ここまでわかったガンと慢性炎症』という記事が紹介されました。


『慢性炎症』という、聞いたことがあるようで何?て聞かれたら説明できないような
『慢性炎症』がガンと深く関係していたり、
一見ガンと関係なさそうな、認知症アルツハイマー病、骨粗鬆症
心肥大、動脈硬化、糖尿病、関節リウマチなどの病気も『慢性炎症』と深く関係しているそうです。
『慢性炎症』は万病の“基盤病態”ということが分かって来たそうです。


生体防御の要である白血球の免疫システムは、分子レベルの視点から見ると、
細胞の超高度に統御された生体システムだそうです。
白血球の免疫システム系の細胞は『シグナル伝達(体内防衛軍の情報伝達システム)』によって
細胞の分化・増殖・活性化の制御を受けているそうです。』



私は経験上、体調不良を感じられている方々に、
多くの慢性炎症があるかを施術で探し当てる経験を繰り返しています。


本人が気づかないところで、
かなりの量が埋まっている。


それはお薬でも解けません。
(筋弛緩剤服用という荒業を除く・・・) ^-^;



炎症とは、どういう現象なのでしょう?
酸素が足りていない組織部分が危機的状況であることを脳に訴えかけようとして起こす生理現象です。
正常量まで酸素を含んだ血液が行き渡れば炎症は起きませんからね。
筋肉がパツパツになってしまっていて、
血流が少なくなっている部分があると、
そこから炎症物質を出して脳に気づかせるのです。
「ここに血が足らないから、血をもっと寄こせ」と要求しているメッセージが炎症。
その痛みなのです。


だから炎症があると脳が気づけば、
自然にそこの場に血液を届けます。


それでダメージを受けた組織の箇所があれば、
組織を早めに壊して新たな血液の栄養素で組織の再構築をするのです。


このような炎症が表面化しているところ。
初期段階でそうなっている場合には、
自然治癒力が発揮することになって
放置して問題なく改善に向かいます。


しかし炎症が体内に潜り潜在化しているところ。
そこは炎症がある。
だが炎症を感じられるには、
痛覚神経のような痛みを感じられる神経が働いて、
「ここ、痛いんです!」とわかるのですが、
痛覚神経を働かせることができない量まで、
酸素不足に追い込まれている組織を内在させると。
いわばその方の感じ方は、
「無痛」か、よくて「漠然となんか張りがある」。
つまり脳にここに血液をもっと届けてくださいと、
メッセージを出せていないので。
そのまま炎症部分を強固に雪だるま状にしていき、
それがやがて深層筋部分にしこりとしてたまると。
そうなると動脈を圧迫して血流を本格的に滞らせてしまっている。




ただそれに本人が気づいていないのです。



だから私には体調不良を訴えるかたには、
特に慢性的な問題を持つ方の大方が
潜在化して本人が気づかない慢性炎症が
きっちりかなりの量が埋め込まれている。


そのことを経験上、
本当にいやというほど知っていますから。
他の先生方が、
「あなたの不調は気のせいでしょう」と
そうおっしゃられたものでも、
普通に潜在化した潜り慢性炎症があるし
それを気づいておられない方がいうこと。
そのように受け取っております。


事実、リリースをして、
血流を改善させるに従い、
極度の低血圧出ない限り、
圧迫された血管をあけて慢性炎症部分に血液を送り、
痛覚神経を感じやすくしてあげる。


すると、
あまりにそこかしこに痛みがある。
その体験に驚くのです。
ただ相当痛かったという人は、その何十倍以上の慢性炎症が中に眠っているのが普通です。
痛みの本当に強いところは、十分に施術回数を重ねて緩んでからしか触りませんから。
そうせねば気絶させる痛みが、眠っているわけです。
気絶とは話の誇張ではありません。


そういったものが、内部にあるのがわかっているので。
そんな正常とは言えない部分の量が増しているならば、
問題があって当然だと、私の目には見えているのです。



血液等の代謝が滞らせられている方々は、
血管が動脈から遠位まで血液を送り届け、
静脈に帰ることが苦手になってきており、
体内の酸素が足りていない組織を増やす。


加齢性炎症というのは、長年の体使いの癖が関節部や筋肉の硬直を創りだして、
強力に血液代謝を妨げることで自律神経系の神経の働きを鈍らせてしまいます。
そこからガンや糖尿病、うつや様々の生活習慣病へとつながるという考え方は、
私にはとても腑に落ちるところでした。


それが上記の本では、食事から来ているという場合も多いとのこと。
大変興味深いですね。


それで白血球数にも異常がでてくることで免疫力を悪くしてしまう。
そうなれば体内が無防備都市宣言を出したようで荒れ放題になって、
気づいたときには生活習慣病となる。。。


ぞっとするところです。


そしてよく勉強しておられる手技療法家の先生では、
姿勢分析で、この体型はどのような疾患を患うとか、
どのような椎骨変位で定形の問題が生じやすいなど、
体系的な知識として記憶していたり、
経験から感づいていることもあって。


それと慢性炎症が加齢炎症で問題が相乗されて悪化するとどうなるか。


冷静になって客観的に目に映して視ているわけです。
お客様にネガティブな情報を与え過ぎることは避け、
改善させて過去の問題化してから伝えるようにする。


私は体の状態についてお客様に客観性を身につけてほしいので、
多くを語るようにしているのですが、
それでも確信にいたるところは伏せ、
オブラートに包む。
そのようなことが、
慢性炎症が相当量、
体内に含まれる方のときはそうなのです。


不用意な私の思い込み部分もあるのです。
誇張して緊張感を煽るように状態が伝わるようなことがあれば、
申し訳ないところもでてきますから、
余程のところでない限り務めて黙る。


でもここはどうしても知っておいたほうがいいだろうなという、
最小限を伝えているだけなのですが、
「ずいぶん長々と説明して頂いてありがとうございました!」
とお客様からおっしゃっていただけるのです。    
   ^-^

問題部分を解いて、
難題が解消するか改善のめどが付いてから伝える。


そうしてリードできれば、上々だと思っております。


あとは施術家が、
自分の現状の力量で対処できるかどうか。
そのような問題に思いが至れば優秀です。


私があたふたとするときには、
あまりに重篤な問題をみつけ、
自分の手に負えないだろうと
理由付けもあって伝えたいが、
それができないときなのです。


命に関わることがあるのです。


そのようなときは私一人が施術家ではなくて、
より優れた先生のところへというアドバイス
お客様から、施術を逃げてるといわれようが、
お客様の貴重な時間だということを知るゆえ
なりふり構わず、真剣にこちらからも訴える。
そうするしかないのです。


実際には都合よく他の先生が見つからずに、
私の対処できる範囲レベルを上げるしかなくなって。
苦しむこともあります。


そのようなお客様と厳しい経験を重ねてこられたのは、
感謝すべきことだと、
今になれば思い出されます。



というシリアスなことは、
私の目にも映りますので。


どうにか施術はしていけるのです。




最後に余談ですが。
施術をすることで体を壊す人は多くおられます。
ただあまりに施術に打ち込んできて、
現業職捨てて他業転職することが考えられない。
そのようなことは私にも私の友人にもあります。



そんなときに
冒頭であげられた将来をわかるという整体屋さん。
今すぐにでも、副業で高確率であてちゃう占い師。


プロデュースの仕方では、
施術の本業を抜くような、
多大な収益があがるかも。


うらやましいなとは思いませんが、
人の可能性って無限だなと思えて。


自分の内側で、新たな才能を見つけ伸ばす努力。



大切ですよね。   ^-^