仙尾関節のポキリッという快音


新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



仙腸関節も大事ですが、
仙尾関節も大事なんです!


去年、仙尾関節のリリースが進展できたようなので、
お話をしていければと思います。


仙尾関節(せんびかんせつ)
仙尾関節.jpg
仙尾連結の部にある靱帯は萎縮し、あるものは骨化して仙骨の一部となっている。
主な靱帯は?浅後仙尾靱帯、?深後仙尾靱帯、?前仙尾靱帯、?外側仙尾靱帯である。
仙骨尖と第1尾椎とは椎間円板を介する軟骨性の結合をなすが、しばしば骨化して骨結合になる。
椎間円板はときに髄核にあたる部に腔を含み、特に女性では内面に滑膜様の組織を見ることがある。


尾骨矯正が必要だといえるほど、
尾骨が肛門側に曲がってきている方はおられます。


その状況でリリースを試みる。
そのときに通常は施術者は指先で圧をかける。
仙尾関節が炎症を持っていたらさわれません。
仙尾関節の関節部が骨化してしまい強く圧をかければ、
実質的に骨折化したかのような炎症を生みだし、
尾骨が肛門側へともぐる力をもろに受けてしまう。


尾骨が肛門側に曲がっていくには、
そちら方向へと長い年月をかけて
少しずつ持っていかれたのですが。
仙尾関節が骨化して身動きが取れなくなっているから、
それ以上は曲がらないで食い止められていた状態です。


私が以前聞いたことがありますが、
尾骨が大きな変位があって曲がっているから圧をかけ、
施術後のビジョンが不鮮明であったため収集がつかず
肛門側への曲がりがひどくなってしまったといいます。


骨盤全体の前傾が収まりがつかないとか、
片側の腸骨が変位がキツかったり、
仙骨の変位がキツかったり。
そしてちょっと遠く感じるかもしれないが、
後頭部に重さを感じる位置で頭を支えます。
脚の使い方がミスユース状態でもいけない。
それら下ごしらえのないまま、
尾骨へのアプローチは、
私個人の考えでは怖くて手が出せないのです。


失敗したら取り返しがつかないことも、ある。


そんなところの筆頭のひとつです。



ときどき、、、あります。
施術をさせていただいた初診時に、
尻もちでつくはずのない曲がり様。
「このお客様は、どちらかで外圧をかけられたのかな?」
ということが。。。


自力でがんばって尾骨の曲がりを真っ直ぐにしようという方がいるそうです。
自己責任の原則で行われることですから、
私がなにかいうことは控えたいのですが、
ここはあまりにも危険なことですから。


尾骨部分が、
交感神経の終着点ですし、
呼吸の終点ポイントです。
身体バランスの調整器官。




だから尾骨が歪み出せば、
微妙なズレで、全身歪み出すし、
眠りが浅くなり、
呼吸が浅くなります。
性の中枢でもあるといってもいいため、
それからおきる性的なネガティブな問題も甚大です。
それにこうなると感情のコントロールが難しくなるんです。。。



仙尾関節の骨化していた状態のお客様の施術。


施術も長期に渡りました。
骨盤も前傾から脱却して、
立ち方がそつがないようになってきました。


真剣に体の使い方のエクササイズをなさり、
一般的に整体とは遠いような小周天という
気功までトライしていただいたお客様です。


気功で練功することと呼吸のタイミングは、
やりこんでいくと同期していきますからね。


・骨盤(腸骨と仙骨の可動域の良好化)
・骨盤底筋の柔軟性アップ
・頚椎の伸び
・顎のシャープさ


尾骨をリリースしてもいいような下準備が、
さまざま揃ってきました。


仙尾関節の曲がりが相当なきつい状態であったのですが、
うつ伏せになって頂いて仙骨を軽めに下に圧したときに、
「パキーンッ」と小気味いいクラック音が、
左側仙尾関節から聞こえました。


これをきっかけに、
その後の進展が望めそうですね。


仙尾関節が問題が大きければ、
整体を受けても戻りが早くて。
体質が高止まりはしづらくて。


いったん相当な仙尾関節の問題があれば、
状態の改善は困難といってもよいでしょう。。。
それが通常です。



ほんとうに尾骨を矯正するために肛門部分に指を入れて、
それでリリースするしか手立てがないほどの状況でした。
ただ私は医師ではなくてそのような施術は許されません。


ゼロプロマッサーという振動を行き渡らせるものを利用、
仙骨や尾骨につながる靭帯を緩めるような操作をすると、
都合、この仙尾関節を緩めることになっていったのです。
それも、相当に強力な効力があるでしょう。
数十年、骨盤や仙骨のリリースに関わってきて
これほど自分が思い通りなリリースを叶えるものはない。


お客様には最初、仙尾関節の「パキーンッ」という音が、
何気なく何かなったのかなという感じでしたでしょうが、
私には、まさに待ちに待った希望のファンファーレです。 ^-^)


今の日本人。
座業が多くて腰に負荷をかけ過ぎて尾骨のねじれや屈曲など歪みがひどくなってきています。
実際の話し、
尾骨の曲がりは加齢が進めば尾骨の曲がり通りに背骨が曲がり始めることを予見している。
それは特に女性は閉経後に、胸椎部分が縮み曲がり胸郭を潰していってしまう。
心臓や肺に係る部分の支えを失いやすいものです。


一流の健康管理をすることが、
これからの日本で生きていく必須事項だと思うし、
だからそのようになるのが日の目を見るよりも明らかなことは、
ちゃんと回避しておくべきでしょう。


ですが実は本人がことさらに気にしていなければ、
尾骨の変位があまりに強すぎという場合以外は、
ことさらに伝えないようにしています。


意外に曲がっていると気づかなければ、
それほど問題は感じないのですが、
曲がっていてそれからダメージが
結構強いものだと知ると、
居ても立ってもいられない気持ちになります。
気になって仕方ないんですよね。
軽いノイローゼ状態に陥る人も、
実際に出てきてしまいます。


尾骨の曲がりがキツければ、
そうも言ってられないので、
お伝えせざるを得ませんが。。。
つらいです。。。




今までの重いブロックを利用しておこなうリリースも、
それまでのやり方では得られたことがなかった成果が。


でも、仙尾関節の骨化を緩めるのには、
ゼロプロマッサーは、本当に使えます。
仙棘靭帯などを適切に安全に緩める繊細な対応ができ、
振動という遠位に届けられる性質と、
素早い運動という強力なエネルギーを伝える性質にて、
さく岩機のように突っ込んで行きたい部分を強力にアプローチできる。
その対応力には、今回の仙尾関節のパキーンッという成果からも実感。


去年はゼロプロマッサーという文明の利器を取り入れたものですが、
今年は、もうちょっと仙腸関節のリリースに粘ってみようかなとも。




AKAのテキストをちょっとずつ読み返してみようとも思ってます。
両者をうまく乗り入れて、相乗させるのも難しそうで厳しいですが。
それができていけば完成度が上がりそう。



去年、手に入れようかと考えていた、下記の本を買ってみようかな。 ^-^;



仙腸関節機能障害―AKA‐博田法による診断と治療


ゼロプロマッサーに頼りつつも、これがなければなんにもできない!
となっては退化が始まりますから。
手の作業の繊細さを磨かなければ。
そんな契機にするため、
仙腸関節機能障害―AKA‐博田法による診断と治療』の本を手に入れようかなと。



仙腸関節炎】手術推奨レベルの腰痛が、骨盤マッサージで治る例