首の筋肉が慢性化した痛みをしめしているとき。
初動で、その対処は気を付けなければなりません。
基本はいきなり私どものような施術院にいくのではなく、
頚椎やその他の器質的な深いダメージがないかを診断していただくため整形外科などに通うべきです。
医療機関での診断を受けずに、いきなり整体院にいった。
そうしたら施術者がお客様の頭をもって横に瞬間急速的に振り向くようなスラスト操作をされて、
頚椎のヘルニアが悪化するというような事態もよく聞くからです。
私はこのような頚椎の高速スラストは、頚椎の状態の奥のレントゲンやCT等で観察して、
スラストするべき方向がわかったわけでもないのに、首をぐきっとすることは反対です。
アメリカのカイロプラクターは、基本、しっかり学術的に患部を医院では、
レントゲン撮影からスラスト操作をすべきかどうか判断して、
つぎにどのような方向で刺激を加えるかを根拠をもって判断をしてくれます。
そうすることで不測の医療事故を防ぐだけではなく、適切な匙加減を探ることで、
精密な私たちの首に負担を減らしつつ施術成果を高める措置をとっております。
それゆえに、当然のように治療費は高額になります。。。
施術により人為的な力が加わってダメージを受けた患部は、
決まって、おこす反応があります。
「また同じような甚大な負担を強いられるのではないか?」という恐れが無意識下で持続され、
患部が同様な刺激を拒もうとして、
かえって自らが自らの患部を守ろうとして患部周辺を筋緊張を恒常化させて状態を悪化させるようなこともあります。
特に頚椎は首、首は危険部分としてネックがあるとかいわれるような言い回しがされるほど、
脳から全身に向けて神経を送る際の要所となり、死守していかなければならないところの代表です。
なのでかつてむち打ちになるよう怪我を負った場合、
むち打ち症として状態が継続してしまうこともでてきます。
またいつこの首が、けがを負った瞬間のような死の危険を感じる恐怖にさらされるかが怖いのです。
そうなったときのために、患部や患部周辺の筋肉を鉄でできた鎧をかぶせるようなガードのように緊張させて守ります。
無意識のうちに、不必要な安全なときでさえも継続して首を守り続けるのです。
すると首の筋緊張が引き起こす筋肉の収縮や骨化や骨をずらすなどの影響を、
いつしかその周囲の組織に強いてしまうことがおこります。
たとえば、それが首筋の広頸筋を緊張させて鎖骨の動きを奪ったり、
首の筋肉の胸鎖乳突筋や斜角筋の上部肋骨部分の付着点を上方に持ち上げて骨の位置ずれを固定させたり。
または頭部の側頭筋や咬筋やその他の筋群を緊張させ続けて頭蓋骨の縫合部分のスペースを奪って骨の動きを制限させたり。
すると上部肋骨が正常位置からずれて異常をきたすと、
大胸筋や小胸筋、鎖骨下筋という前胸部の筋のテンションが異常となり肋骨や胸骨・肋軟骨の骨膜へと多くが癒着し始めます。
また首筋の肩甲骨部分に向かう肩甲挙筋や斜角筋伝いでの三角筋等々の腕への筋肉にも問題を引き起こします。
そしてこれらがたとえば転倒や打撃によるむち打ちという一瞬にて強烈なダメージをあたえられたときは、
そのようになっていく原因はわかりやすいと思います。
その打撃等を頚椎に受けたときの問題をおこされた3日~ダメージがさほどでなければ1週間以内に、
オステオパシーの手技のひとつ、ストレイン&カウンターストレインをおこなうことで、
自らの第二波が襲ってくる恐怖からくる緊張を和らげてその後をよくするような対処もできるのです。
ただ転倒して頭を打つようなわかりやすい頚椎負担のかけかたならば、
だれでもそこを多大な問題となる負のエネルギーがたまったことを認識できるでしょう。
しかし過度の手にもって操作をするスマートホンの利用や、
悪姿勢による座り作業の長期化では、
首に対してじわじわと転倒したとき以上の負のエネルギーを蓄積しだしていることもあるのです。
持続継続した頚部への負担は、
目に見えない速度で自分の首を守るためのガード役の首の筋肉の筋緊張を長期にわたって強いるならば、
頚部の筋硬直は、上記にあげたような側頭骨や下顎骨のような頭部や、
上部肋骨や鎖骨、肩甲骨、腕の関節をずらしたりていくようです。
私のお客様に後者のような持続継続した頚部負担の蓄積により、大胸筋部分等、胸部の筋骨格のこわばりがひどくなって、
それが常態化してしまうという方もおられます。
その場合、数年前は手などの手技に近いものでリリースを図っていました。
ですがそのようなやり方では強烈な痛みが出るような炎症を、
このような方々の胸郭および腕や肩、そして首にそこかしこと持っています。
だからほんとうに施術でその部位をリリースされれば楽になりそうな気はするが、
そのときに加えられる不快な激痛はこころを折ります。
そういえるような状態まで進行するケースがあります。
(※男女のどちらがなりやすいかといえば、
関節等が全身的に柔らかさのある女性のほうがなりやすいといわれています。
ただ最近では骨格筋が十分育てられていない男性もなりだしております)
私自身の施術対応では、去年からホットストーンを使ってきました。
そちらによるリリースに置き換えてから、首の緊張から強いられた周囲の筋膜の緩みを与えやすくなりました。
痛みが無痛になったわけではありません。
ただリリースできるときの量が、
私の感覚では3~5倍大幅に増えて、
痛み自体は手で解こうとしたときよりも軽減しています。
それにより、数年前からなかなか一進一退となってきたお客様の数名は、
首の骨の動き上部肋骨の位置ずれの是正、頭部のこめかみ当たりの凝りのひどさから来た蝶形骨のずれ、
そして顎関節のずれからくる下顎骨がずれるという状態が改善する傾向が強まっていきました。
ただしそれでもなかなか根が深いというお客様もおられます。
確かにリリースの進みはあるのですが、
あまりにも肋骨やその他の関節がずれが固定されていて、
それらの骨部分の骨膜に接触する筋膜部が癒着が進み骨化している。
予断ですが、骨化というのは、本当の妥当な硬さを示す表現ではないのです。
骨は、以外にグラスファイバーのようにしなりますし、柔らかいんです。
ですが骨化したという部分の硬度は、硬度計で測れば骨よりも硬い数値が出てきます。
そうなってしまうと、私が従来扱っていた30種類ほど集めて使い方を研究したホットストーンでも対応が難しい。
その意味は骨以上の硬すぎる状態と化した組織は、水分を失った筋膜が強化プラスチックほどの塊になったもので、
それをいい加減に強圧しすぎればパキパキとその強化プラスチックは打撃で折れるのですが、
それは筋膜が裂けたことをしめしています。
ある程度の筋膜が裂けたとしてもその周囲のものがカバーしてくれるような代替えはしてくれるのがカラダの機能としてもっているものの、
実際はそのような強化プラスチックになってしまうには長年かけたダメージの蓄積があって作れるもので、
カラダの器質的な問題を作り出すようなカラダの使い方の機能的な課題が奥に潜んでいる場合がほとんどです。
そのようなカラダの使い方の課題にスポットライトを当てていき、
少しずつでも是正を図らなければ、かえってそのお客様が必要を感じて作り出した筋膜のしこりを解くことはやめたほうがいいでしょう。
それはしこりがそこにあってくれたほうが生活しやすい身体操作上の行動様式があったからできたもので、
そこに凝りを作り出す様式を改善させず凝りを緩めれば、
柔軟かできた筋はしこり化していた時以上の収縮をして体をゆがめ始める結果が目に見えているからです。
慢性化した状態だという人かどうかをお客様の口から聞き分けて、
そのうえで、少しでも有益なアドバイスができて、お客様がそちらの指示に従っていただけそうなときは、
そのようなしこり部分を解き進めるようにします。
そこのところがお客様が前向きに取り組む姿勢がなさそうだと私が察知すれば、
外的な操作によるしこりの解きすぎはお客様への急激な変化を強いて体調的な悪化を呼ぶと判断します。
そのときは適量の支え材として機能してくれるようなしこりを残しておいたほうが、
そのお客様の日常生活は楽なんです。快適なんです。
(実際に姿勢や行動の変化は人それぞれの受け取るスピードがあります。
それもあるので急に悟れたような成果がでなくても前向きに取り組んでいただける行動をとってくれればOKで、解き進めます。
意図的に自分で前向きな行為行動をして自己観察力が増していくことがあれば、それで十分効いてきています。)
ただ今まで、どうしてもリリースができなかった大胸筋や腋下部分の上部肋骨に当たる肋骨と肋骨の間にある肋間筋。
ほぼほぼそれらの骨の隙間が消えた状態で、そこを押し広げていく必要が生まれていますが、
その部分のリリースに対して最適なアプローチができる手技や道具が見つけられないでいました。
それがようやく、見つかりました。 ^-^
昨日、紹介させていただいた「かっさ式ベン石温熱器」です。
昨日の施術では上部肋間筋、肩甲骨と肋骨の隙間、鎖骨と肋骨の間、胸鎖関節という、
非常に狭いエリアで骨が位置ずれをことごとく起こして、
それにより血管を閉じて指先等の血行不良によりしびれを感じたり、
それらのずれに関与した深層の部位の筋肉のトリガーポイント痛を苦慮しておられたお客様。
私の所にお見えなられる前にも、様々な治療に通ってこられたとお話をお伺いしました。
私も、毎回、遠方からわざわざご夫婦でお見えいただいておりますので、
できるだけ早く結果を出そうと今まで、がんばってきました。
ですが上記にあげるような、リリースすべき精度が緻密かつ大胆な解き方ができてませんでした。
しかし昨日は、私的にはちょっと違った手ごたえを感じ取ることができました。
上記の絵のかっさ式ベン石温熱器を使って、今までは不可能であった精密かつ緻密なリリースが、
手がだいぶ出せるようになっていたからです。
ただしまだまだ私自身もかっさ式ベン石温熱器を使っておこなう施術は研究段階で、
私が納得できるだけのパフォーマンスには至ってません。
ですが。
私の勝手な感じ方で物を言うのは恐縮ですが、
かつてのリリースしていた筋膜の層の3層ほど下まで解くことができたし、
肋骨の間が冷えて接着された丈夫な固形化した部分において、
気になってきたが手足が出せなかった部分にもアプローチして改善が進みました。
まさにこの部位のリリースは1ミリの1/10を探って解くもので、
私は目を上にあげて患部を観ずに指先で感じて違和感ある部分を発見しつつ、
目に見えないお客様の患部周辺の3次元の立体像を脳内に描き出し続けていきます。
私も、ミリの半分ほどの感知はしていたものの、それ以下は解く技術がないため情報を丸めてきたが、
そこをも拾い出して状態を改善できるかっさ式ベン石温熱器を持つと。
いつもの5倍以上の集中力を維持継続し続ける施術になります。
一昨日前にお見えになられた合気柔術を修練なさっておられるお客様から
「鈴木さん、相当、疲れてるね。声、でてないな・・・」
と的確な指摘を受けました。
さすが、合気。
よく相手の気の消耗を見抜いています。
疲労の度合いが、頭と体をフルに回転させ続けるため、本当にひどいものになります。
ここ最近、夜寝るのが、晩ご飯も食べず気を失うよう横たわって、気づくと朝、目覚ましで起こされます。
お客様お一人に対しての体力の消耗量がどれだけ高いものか。
それを感じています。
だから疲れているという指摘は、その通りです。
いままで解けなかった部分も、かっさ式ベン石温熱器をもちいれば対応できるところができてきたので、
そちらとの整合性チェックをしながら、可能性を探っています。
おかげでこのかっさ式ベン石温熱器を使いだして、施術研究が加速的に深まりました。
ここを乗り越えてものにできるようになれば、
私自身がかつて見れなかった凄い結果が残るようになるでしょう。
現時点ではお客様の人数が少ないため、どうにかやりくりできています。
もしお客様の人数が、今の倍であればここまでの精度をもって一人一人のお客様の施術に接することは、
私が体力的に削られ過ぎて、
施術中に集中力が切れるようになるため定点的な絞ったアプローチポイントを見定めるやり方に移行することになります。
柄の長いかっさ式ベン石温熱器を使いこなそうとするとこのような負担がどーんとくることもあるので、
ある程度の身体操作ができる人ほど正確にその力を引き出そうとすればするほど、
大変な代物になると思います。
悪運を引き寄せる馬になるか、幸運を呼ぶ馬にのるか。
それは扱うもの次第で変わってきます。
そう考えても、非常に興味深い画期的な施術を垣間見せてくれるツールです。
最後に余談ですが。
首の筋肉が硬化、骨化が進まないように。
どうぞ、皆様、気を付けて生活をしてくださいね。
正直な話、
昨今、強烈な電磁波が飛び交いが数倍から場所によって数十倍強まりました。
そのような電磁波により水分量が多い神経系の脳は、水分子の振動が上がり加熱され異常をきたすことが予想されるという報告もあります。
それだけではなく単純に認知症などのリスクは、その患者様を多く見てきた先生からの言葉で、
決まって頚部のとある場所が骨化して頸動脈の圧迫がみられ、脳への血行不良が現れているといいます。
またそのような頚部の硬さがあって、急激な心的ストレスがくわえられ血行が高いならば、
脳内の血流異常により引き起こされる疾患が懸念されるそうです。
首を固める姿勢を継続することが、将来的な後悔を呼び込みます。
ある程度の首の緩さがある状態で、柔らかさを取り戻せればいいのですが。
深部にまで首の筋肉が硬化してしまうと、
リリースは危険な場所なため容易にできるものではないのです。
そうなった方々は、それを一生保持し、そしてしこり量を増しながら生活を送ります。
できることならば、自身の首の状態を調べてください。
自分で観るだけでは心もとなければ、病院にて調べていただくことも必要でしょうし、
そこまでハードルが高くない私どものような場で、アドバイスを受けとることもいいでしょう。
そうすることで主観的にはほとんど気づけていなかった問題個所が見当たります。
そしてそれは上記に申しましたように、首は、胸郭部、頭部を異常に固めて経絡のゆがみを作り自律神経に問題をあらわします。
首だけをチェックするだけでは、不十分なことがありますため、
お医者様のセカンドオピニオン的なところとして、
信頼できる民間医療関係の治療院にいってみることをお勧めいたします。
そして早めに首の筋肉の硬化の芯を育てなくていい体を手に入れてください。
それは、施術で、その部位のリリースを、首や頭部、前後胸部、腕などを、
実直に状態の改善を勤めてきてその難易度の高さを知っているものとしていいたいと思います。