猫にボウエンテクニック、効いたらいいですね。

私の施術をお受けいただいているお客様の中にも、猫、犬などを飼われている方も多くおられます。

私は人に対してのみの施術しかできないのか?

いえ、いえ。
そうでもないと思います。


ボウエンテクニック。

オーストラリアのGeelongで、Tom Bowen(1916-1982)が開発し1959年から1982年にわたってクリニックで施術に使用してきたテクニックです。
ボウエン・テクニックの無理な力を加えない優しい手技は、
身体を副交感神経が優位な状態に導き、
筋や腱の中にある固有受容器を刺激することにより身体全体の反応を促すことが現在ではわかっています。
身体の流動性は促進され、リラックスした状態で本来の機能を取り戻していきます。

www.japanbowen.com

 


私もこちらの施術法を数年前に学び、
ラクティショナーとなっています。


私が念入りにこちらのテクニックをまっさきに練習させてもらったのは、
大井鹿島神社でのことでした。

当時、この神社には誰にでも人懐っこくすり寄ってくる大きなキジトラ猫がいます。

私自身、猫にかまれたり引っ掛かれた体験があって、
見ず知らずの猫に近づいてなでるのは、ほぼめずらしいことです。
そのような私にも人懐っこく近寄ってくる猫。
警戒心がないというよりも、笑顔が奇跡的なまでステキな猫。
そのような印象でした。

野良猫でノミがだいぶ盛んなもので、少しでも頭をなでればかゆみで大変なことになります。
ですがそれも、なんのその。
即効でかゆくなるノミに耐えつつ、
こちらの猫に習いたてのボウエンテクニックを一時間以上もしていた記憶があります。

ボウエンテクニックは、全身へのアプローチをおこないますので、
さまざまなところを触るものの、気持ちよさそうな目をしていて、
不快というよりくつろいでくれているのがつたわってきます。


このねこは多くの人に愛されていたことがわかります。
いまは、もうなんどこの神社にいってもいなくなってしまったので、
惜しむことですが他界したのかと思って手を合わさせていただいたことがあります。
いまも、会えばいつもボウエンテクニックを練習させてもらってたと思い出がよみがえってきます。

正直に言えば、
かわいい猫で、うちに連れて帰りたいと何度も思ったのですが。 ^-^;

多くの方々がエサをもって、この猫にあいにくる姿をみたら、
そのような勝手なことは許されません。

 


それが、私が人間以外にボウエンテクニックを念をいってさせていただいた貴重な体験でした。

 


先日、武蔵小山にあるとある保護猫カフェに行ってきました。
私のアメリカ在住のこころの施術の師匠も保護猫を飼っていたことがあり、
保護猫に関心があって近所の保護猫カフェをずいぶんはしごしたようです。
もしかして、ここにも来て遊んでたのかなと。。


ただ私のかつて引っ掛かれてこっぴどい目にあった子供のころのトラウマからか、
私から積極的に遊んであげようとアクションを起こさないため、
猫カフェの壁を温める感じになっていました。

そんななか比較的おとなしい今年5月に生まれた小さなチャトラ猫がいまして。
そちらの頭をなでつつ、楽しい時間を過ごしました。

 


そのとき「そういえば、大井鹿島神社のキジトラ猫にボウエンテクニックをさせてもらえてたな」と。

そのとき私には、いま、頭や首をなでている猫の体調はわからなかったのです。
あとでわかったのは、「てんかん」を症状として持つということでした。

 

 

私は中医学での診断法を勉強したものの、
猫の体調まではわかりません。

私の知り合いからは、獣医がYouTube映像で動物のてんかん症状について語るものがあり、
その映像を見せていただいたら、様々な先天的要件から後天的な怪我や衝撃等のダメージ、それだけでなく、
昨今では5G規格というスマートフォン用の電話の通信に使われる高い人工的な電磁波の影響が懸念されるとのことも。
その映像の解説はわかりやすい。

首と骨盤等の脳脊髄液の流れを改善させるためのセッションなどで、
もしかしたら人間のてんかんが改善する例があります。
保護猫カフェのチャトラ猫にボウエンテクニックをフルにさせていただくのは隔たりがあるものの、
そのチャトラ猫の健康な毎日を過ごしてもらえるような手伝いができるのかなと。


私と同期のプラクティショナーさんに、
ボウエンテクニックをプロで犬など動物に施している方がおられます。
それに私がボウエンテクニックを習った先生は、馬に施術しています。
動物へのセッションという分野もあって、7000円~からそれ以上のセッション費用をいただくものです。

ボウエンテクニックのセッションは、やさしく動物を癒すことができ、
同時に成果も高くあらわれることが知られています。
セッションを受ける動物も、本能的に自分に危害を加えられるものではないとわかり、
自然におとなしくなることが多いようですね。

 

ならば動物へのセッションは多く経験していない私でも、
チャトラ猫にボウエンテクニックで、もうちょっと深めにチャレンジさせてもらえれば。
なにか、いいかなと。

そのような思いを持ち帰った数日前でした。

またその保護猫カフェにいく機会があれば。