植物が葉緑素を作るときに鉄がなければ台無しなように、私も適量の鉄を必要とします。そのことを植物栽培の過程で気づかされました。。。 

ヒトの身体にも【鉄】って健康維持には必須です。
そこは今の子供たちは知らない鉄骨飲料のCMでもわかります。


1989年CM 鉄骨飲料 温泉編 鷲尾いさ子
(※ いきなり「てっこつ、いんりょー」の美声が響きますから、静かな場では再生しないでください m__m)



私は、まだ植物の栽培の経験値が浅いため、
ハイポネックスなどの液肥、バナナの皮から作る液肥、ルートンなどの発根促進剤、
腐葉土、そして苦土石灰(含むマグネシウム)などをあげて、細々とプランターで植物を育てていました。

それでゴツコラ(和名:ツボクサ)やフェンネル、ケールのベビーリーフなどを
日々、収穫して朝食に添えていただいております。
それはそれ、それなりに満足していたわけですが。。。




栽培に関して専門知識をもっと入手したい。
土の量が限られて、水やりも、光量や温度などの条件が悪い酷所だが
そんな場所でも収穫量や含有する栄養素を増やしたい。
たとえばそれは最低2倍で理想は5倍くらい。



そう考えて農業専門誌を図書館から借りて観ています。

するとやっぱり専門誌です。

隅から隅まで目を通すと、
失敗しないヒントや成功への架け橋アイデアなど、
私にも実践できそうなことも多数書かれています。



たとえば、、、。


以下の雑誌の表紙をご覧ください。
【 鉄 】を植物の栽培促進にもちいましょう!>という記事が。
それも2020年内に2回も巻頭の特集に置かれています。


現代農業 2020年 01 月号


現代農業 2020年 10 月号


雑誌の表表紙に大文字で押し出す「鉄」の文字からわかることは、
鉄を植物栽培時にあたえることがことさらに重要だということです。



しまった!

栽培中の植物たちに、「鉄」を水やりのときや追肥等のときに、
いままで一度もあげてなかった!
それだからうちの植物たちはサイズが小さいのかもしれません!?

植物の<葉緑素>は、根から吸い上げられた「窒素」と「マグネシウム」が原料です。
ただそれらの原料があっただけでは葉緑素は作れないのです。
「鉄」がそれらの間で活躍するとはじめて葉緑素が化合される仕組みなのです。

植物は葉緑素ばかりではなく「窒素」と「炭水化物」を原料にして<アミノ酸>をつくります。
そのときも「鉄」がそれらの間で作業員として大活躍してできる化合物だったのです。
アミノ酸は数種類あるのですがそれらがバランスよくそろっていない限りうまく働けない。
そうなると生命力の乏しい植物として生きるしかなくなるのです。
“ドベネックの樽の理論”という樽木を構成する一本の木が短いと、
そこが体作りに必要な限界点になってしまうというの。
生物の勉強で学んだ方もいるかもしれませんよね。



ネット検索で、植物栽培時に鉄(タンニン鉄)を施して栽培した植物とあげないで栽培したものを比較した差を観たとき。

いままでの栽培で大損をしていたのだと知って、一瞬、目の前がくらくらっとしました。
「もっと鉄をあげとおけば、あのフェンネルは枯れなかったのか?!」とか。
数えきれない失敗をして、後悔の数は多いのです。
鉄というキーになる栄養素の与えるのが必須だと気づいてやれず、
今まで植えられてきたタネに悪かったとあやまるしかありません。




植物は上記で述べたような
体内で鉄により触媒されて体を成長させるパーツを作り出すための触媒効果があります。




では人間では、鉄が適量あたえられていなかったとき、どうなるか目を向けてみましょう。

人体で鉄は60~70%は血液に、残りは肝臓や骨髄、筋肉などに存在します。
カラダを維持するための血中の鉄分量が減少したときは、骨髄等から鉄分を持ちだす仕組みです。
(積み立ててきた預金や保険を、途中で解約して使うような、持ちだして目減りする感じがしますね)
血液が体のすみずみまで酸素を運搬するのにたり、筋肉が収縮したり、コラーゲンを合成したりするのを助ける働きがあります。






---- 以下、厚生労働省の運営する e-ヘルスネット より抜粋 ---- 

人体に必要なミネラルの一種で、赤血球のヘモグロビンに多く存在する。不足すると貧血を起こす。

人体に必要なミネラルの一種で、成人の体内に約3gから5gが存在します。そのうち70%は、赤血球のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンに存在します。残りの30%は、肝臓や骨髄、筋肉などに貯蔵鉄としてストックされています。

鉄が不足すると、赤血球の中のヘモグロビンが減って赤血球の数が減るため、酸素の供給が十分にできない状態となります。これを「鉄欠乏性貧血」といいます。集中力の低下や、頭痛、食欲不振などの症状があります。また、筋肉中のミオグロビンが減ることで、筋力低下や疲労感といった症状も起こります。

必要量は健康な人の場合男女で異なり、女性は月経の有無や妊娠・授乳期にあるかどうかによって左右されます。通常の食事をおこなっていれば鉄を摂りすぎることはほとんどありません。ただ、サプリメントなどで大量に摂取すると、過剰症を起こします。

鉄には、肉や魚に含まれるヘム鉄と、野菜などに含まれる非ヘム鉄があります。ヘム鉄は非ヘム鉄よりも吸収がよく、ヘム鉄を利用することで非ヘム鉄の吸収もよくなります。また動物性たんぱく質やビタミンCを一緒に摂ると吸収しやすくなります。


( https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-022.html )

-----------------------------------  以上  ---------------------------------------------





では、年齢ごとにどれくらいの鉄をとればいいのか調べると、、、

たとえば、
1歳から2歳なら3.0mgだったのが、成長期に向かい徐々に摂取量が増していきます。
~~~
12歳から14歳の男性は鉄の摂取が年齢的に最高値なる8.5mg。
~~~
そこから加齢するごとに徐々に摂取量は減少します。
15歳から17歳で8.0mg
18歳から29歳で6.5mg
50歳から70歳以上までで6.0mg


のようになります。

ここまでは私もだいたいの数値はわかっていました。


ですが私が読んだ栄養学の本では、
「女性の場合、鉄分摂取量は、条件によって変わる」とだけ慨したことのみ書かれていまして。

女性が妊娠中はプラス2.0mgから12.5mg鉄分の摂取を増やすこと。
授乳中の場合はプラス2mg鉄分の摂取を増やすこと。
月経のある10歳~60歳までは8.5mgから10.0mgの鉄分の摂取が必要です。

という詳細かつ具体的な数値は、このたびネットで調べるまでは知らなかったのです。
女性は鉄分の摂取加減には、個人差もあるうえに、それ以外の複雑な計算も必要なときがあり、
特別な注意が必要
ですね。





そして、ここで視線を私自身に向けて観てみると。。。



いまは私も緑茶を飲むとき、南部鉄でできたお湯をわかすときにいれておくと鉄分がとれるものを使っています。
それが。。。
最近のことですがそれにより鉄分たっぷりのお湯でお茶をいただいたとき、驚きました。
二番煎じのお茶でさえ身にしみいって飲みやすくおいしい!!


想像するに、これは私が鉄分不足中で、鉄を補い吸収出来てカラダが喜んでいるサイン。

最近の食事内容では、鉄量不足は身に覚えがあります。
食事内容が備蓄した非常食的なものをいただく感じにパターン化してました。
食事を変えてから、激ウマだったお茶が通常のおいしいお茶に変わりました。 ^-^;


気づかないうちに私のカラダの中では骨髄内部の造血エリアの鉄を取り崩して放出させ、
血液代謝を補っていたのでしょう。。。
骨髄内部の振動数が上がることこそ、生命エネルギーを輝かせるパワーの源だと、
最近の様々な研究成果で実感していた手前、あってはならない事態だったのです。


「植物に鉄を補給する前に、自分に鉄補給しなさい!」と突っ込まれて言い返せない気がします。

鉄分摂取量の不測を、植物栽培のきっかけでわかりやすく悟ることができたことに感謝してます。



精神的にストレスが蓄積して運動不足気味な今です。
私のような独り者も含め、
ついつい食事を楽しむ余裕を失って
「走るために欠かせないガソリンを補給する」ようになっているとき。
(私自身、早く食べてすぐ作業にもどるの繰り返しで、
 食事献立はすぐに摂れて代り映えせず、
 同時に栄養価も十分とはいえないもの。
 このような自覚があります・・・反省)


皆様は私ほどの鉄分不足がわかる食事内容ではないと思いますが、
ですが気づけばちょっとだけ食事で摂取する鉄量が不足していることもあるかもしれません。

緊急事態宣言中ですから外出しておいしいご飯をいただく機会も少なくなりましたからね。



なので、
自身の食事内容から鉄量が過不足してないか。
数日でも食べる前に食事の写真を撮って、
栄養分析してみるといいかもしれません。

もしも「鉄、足りてないな」と感じたら、
鉄サプリをとっていただいてもいいですし、
私のようにお湯を沸かすときに鉄分が融解して鉄分を補給できるグッズを手に入れて愛用するのでもよいでしょう。

鉄不足がもとでおきた代謝不足やコラーゲン合成の減少は、
整体等の施術院の施術では対応できる範囲外なので、私どもではなかなか見つかりづらいのです。
お医者様のような、その場で血液検査をして後日、その結果から「Fe(鉄)が足らないな」などとお伝え出来ないのが現状です。

施術をする私が、血液検査以外の手段を用いて鉄不足を見抜ければいいのですが、、、。
脈診で脈の中を流れる血の量が減っていて、肝臓の気を送る力がなんらかのことで鈍ってるというのはわかっても、
「血液代謝の悪化が鉄不足だ」と明言できるほど選択肢を絞ることはできませんので。
その点を察していただき、お食事の献立チェック、してみてください。
どうぞよろしくお願いいたします。






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最後に。

植物への特別な鉄分の補給のし方を紹介しているYouTube映像を見つけました。
私と同様に、コロナで園芸に没頭ちゅうの方もおられると思いますので、
関心がおありの方がおられましたら、ご参照ください。


【永久保存版】効果あり!タンニン鉄 大量生産編
https://youtu.be/-98dl8-XDus


鉄を水道水につけて鉄分を湧出させるのに、
鉄製のくぎや南部鉄器、鋳物などを使います。
上記映像に出てくるダイソーの鋳物は、現在も販売されています(武蔵小山ダイソーで確認)。

私の所でのタンニン鉄の作るときの容器等の利用について。
コンポスト用の容器は、ちょっとコスト的に高くつきますし、大き目なタッパーウェアがあればそれでよいでしょう。
穴の開いてない新品のジップロックでも大丈夫。
お茶は、私がいつも「まいばすけっと」で買う、テトラポット型のティーバッグでOKでした。


私はまだタンニン鉄をまいたばかりで効果は見えてきませんが、
私が鉄分が湧出したお湯でいれたお茶がおいしいと感動したように植物たちもよろこんでるでしょう。
そしてさらに生命力の強いゴツコラやバコパホーリーバジル、
それにヨモギなど、メディカルハーブの薬効が増強され収穫できればなによりうれしいことです。

結果がどうなるか、楽しみです。 ^-^