炎症体質になってませんか?(CRP値)に注目!

(笑うキセイチュウ)の著者、藤田紘一郎先生。
100冊以上の本を記されているんですね。
興味ありそうなタイトルを片っ端から図書館から借りて多読していてみて気づいたこと。

それは血液検査結果で表示される(CRP値)に着目すべしという言葉でした

CRPは、C・リアクティブ・プロティン=C反応性たんぱく の略で、
血液検査で測定されるこの数値は、体内で生じる炎症の度合いを表しております。


血液検査結果がある方は、ぜひ、確認してみてください。

炎症や組織細胞の破壊が生じると、CRPというタンパク質が血中に増えるのです。
つまり炎症系の疾患をわずらえば、CRPの数値が高く表示されるわけです。

たとえば、筋肉の炎症、血管の炎症、腸の炎症、その他組織の炎症など。
炎症状態にあることを示すCRPは、逆に炎症が減少することで数値が正常値に収まります。



日本人間ドック学会では、CRPの基準値は、0.30mg/dL以下。
0.31~ 0.99mg/dLは要注意。
慢性炎症があると1.00mg/dL以上になります。


ここで藤田先生の調査では、
無作為に80歳以上の高齢者1000人を選んで、CRPを調べたところ、
0.31~ 1.00mg/dLあたりが多かったそうです。
1000人中にいた100歳を超えた御長寿の方は、
ほとんどの人が0.30mg/dL以下でした。


つまり長寿の秘訣を挙げるとすると、
慢性炎症が体内中に極めて少ないという結果がわかったのです。

身体内部にある腸内血管を含め、様々な血管における炎症を持っておられたり、
がんにかかりやすかったりかかっているなどがCRP値から推測して読み取れます。
なので注意が必要だと藤田紘一郎先生は訴えておられました。

実は同様に体内で炎症を持つ組織に(筋肉)があります。
ただがんになって炎症したり血管が傷ついて炎症しても、
あまり日常生活上、私達はそうした状況にあるとは知ることもありません。

同様に慢性炎症疾患化した筋肉もCRPを押し上げる要素のひとつとなります。
CRPが正常値をはみ出ている状態が長年続いて慢性化しておれば、
体組織を炎症させた破壊された細胞により身体が理想的にささえ続けられるわけではありません。
それゆえに、施術を仕事としている先生方が自分の体の内部にCRP値を以上に高める要素として
筋肉の炎症があるとわかり腑に落ちたとき。。
その解決ができるとよろこばれます。
炎症からがん等の多病に転じる仕組みがわかっているから、
病気にならないためには避けて通れないことを熟知しているからです。


もしも、私がこの慢性化した炎症をもつ筋肉をそのままにしていたら。。。
健康のまま長寿で生きられないことがわかってしまうからです。


ただ一般の方が、自分の体の内部に無数と感じられるほど炎症を持った筋肉が見つけ出されたとき、
そのときは途方に暮れるような不安を感じるでしょう。
本人が気づいている痛みの発生源は、
ごくごく一部で気づいていない炎症箇所が嫌になるほどあったら、、、。
それは誰だって、どうしたことかととまどうでしょう。
たとえばさする以下の圧(10g程度微圧)で患部の状態を確認するだけでも、
極端な痛みを感じる場合は皮膚表層筋のつっぱりが強かったり、
直下の筋や腱に深刻な異常が含まれている場合があり慢性炎症が、
触られて痛みを感じた部位以外に潜んでいることがあります。
強烈に痛みを感じる表層筋をゆるめて痛みを軽減させることは手技により容易に対応できますが、
実際のところ隠れて潜ってしまった炎症本体がある限り、
その部位の筋組織が体内の構造的なバランスを乱したり気血の通りを阻害するような悪さをし続けるため
さっぱりと不調感が拭えた感じがしないでしょう。

私も、以前から藤田先生のおっしゃられるCRPに着眼しており、
そんなときに1000人中にいた100歳を超えた御長寿の方は、
ほとんどの人が0.30mg/dL以下といった正常値であり続ける事実に、
ちょっと感動を覚えました。

全身に分布する筋組織に慢性炎症を持ち続けることへの将来のつけについて、
深い意味を読み取ることができるでしょう。


腸や血管の慢性炎症を患わないようにするには、
食事も大事、ストレスを少なくすることも大事。
ただボディワーカーである私には、同様に筋肉を匠に負担を軽減させるような合理的な理を知って操ることも大事。
そのようなことができれば筋肉の炎症化を自身の注意力と理解を持って防ぐことができるようになりますから。