私にぜひ直してほしいと言った希望があるわけではないようですし、
そのまま電話口でうなづいておくというのでも先方は問題ない様子でしょう。
ですが私の親戚筋に当たる方で、昨今、大病をなさられ手術も受けたもので、
体力的にもだいぶん消耗が著しくなっていることと推測することができます。
【いまの時期は正気を寒邪と燥邪で襲ってくる!?】
正気がたくましい子どもは、どの季節も同様に半ズボンに半袖でるんるんしてる姿をみますが、
いま、中医学でいうところの正気という体を滋養し防衛する気が停滞したり、
または著しい減少がみられる方々にはきびしい季節です。
寒さは寒邪となり乾燥は燥邪とかわります。
寒邪と燥邪が、九竅とよばれる皮膚の穴や口や鼻の孔から侵入しております。
血や津液などの水分量が大幅に減少し水分代謝が悪化する時期。
寒さは頻尿をうながし、体内の水分を余計に体外に捨てる状態を招きます。
乾燥は血・津液の水分量を削りサラサラな津と呼べたものの多くが、
粘りが増した液やそれ以上の粘度となった痰に変わります。
するとさらさらな水はスムースに循環できるが、
どろどろな溶液は流れが悪くなるのと同様なことが体の水分代謝に起きてしまい、
血の滞りで栄養不足と免疫低下、津液不足でうるおいが低下し体液のpHが乱れます。
血が滞れば気と呼ばれる体の自律神経を元に作動させるエネルギー不足となります。
こういった状態は、中医学上の見立てでおこなわなくても、
科学的検査でカンタンに計測可能な状態認識となりますが、
皮膚の上から人を見ていたら、
『ちょっと乾燥してるわね』と加湿器をつけるだけの対応で済ませがちだと思います。
薬膳を学べば、いまの時期をどういう心身トラブルを引き起こすか知ることで、
血と津液の不足から重篤な循環器上のトラブルが引き起こされる怖い時期という認識があります。
脳内の血管に血栓や血管の破裂が起こる発生件数が他の時期より多いのも気になります。
そういった時期には。
薬膳では、季節柄、異常に血や津液などの液体の水分量が減っている状態になっている方だと認められれば、
水分量を増量させる食薬を用いたものを賢く使うようなレシピを手渡すことになります。
お茶等でがぶがぶ水分摂取しても固摂作用の失調による頻尿の利尿により対策としては意味が浅くなりますので、体内に取り込んだ水分をとどまるよう工夫をした食薬の配伍(配合)をもって対応いたします。単品の白菜だけとかでは保湿効能もそこそこですが、他の食材とのかけ合わせにより効能を50%引き上げるなどができますから、食材のアレルギーの有無を確認してそれらを決めればいいのです。
このような体内のうるおい成分が減少する時期は、体液のねばねばの度合いが跳ね上がり、
痰湿体質に象徴される痰や湿という病理的なねばねばした体液が体内により多く生成されてしまうのです。
実は膝下のしびれや肘先のしびれについて臨床で数例みさせていただきました結果、
肘関節や膝関節といった腱および靭帯が密集している箇所に痰湿といった粘着質の液が取り付き、
痰湿が肘や膝の血管部を圧迫してそこからの血流を大幅に阻害させるケースが含まれていることがわかりました。
悪性腫瘍のご病気をなされたことがある方には、すでにその状態となっている可能性はそうでない方より高くなっていると推測されます。
悪性腫瘍と瘀血との因果関係、そして痰湿との因果関係は、
中医学を学ぶことですっきり頭にはいってまいります。
その他の知人の持病を知っておりますため
おおよそ痰湿が肘や膝の関節で血管を圧迫して血流減少を起こしていると考えられます。
で、この痰湿は病院ではとらえられづらい病理物質です。
東洋医学系の整体治療をなさる先生でも血瘀といわれる血の病理物質化したものは対処できても、痰湿はその限りではない場合が多いように見受けられます。
筋膜の癒着といったトリガーポイントでも、血瘀箇所と痰湿箇所に分かれますが、
血瘀箇所は癒着した組織を緩めてしまえば改善された状態は長く保持されますが、
痰湿箇所は筋膜の癒着を剥がしても、ヤマト糊とかボンドのような役目をする痰は患部から一時避難しているだけで、早々に元の位置にそれらは戻ります。
つまり筋膜の癒着を解く筋膜リリースでは、
血瘀と痰湿といった粘着質の構成物資の差異により、
施術後の戻りがないか遅いか早いかが異なってくる。
そういった見立てができうるようになってきました。
これは私が中医学上の痰湿を真剣に研究しだしたことでの気づきです。
私以外の先生方でも東洋医学系の見識が深い方であれば、知ることと思われます。
こうしてみていくと判りますように
膝関節や肘関節に血瘀が溜まった状態であれば、オステオパシーの手技等を駆使して即時対応はできますし戻りもないか遅くなるでしょう。
膝関節や肘関節に痰湿が溜まった状態であれば、通常の圧法や関節部の靭帯や腱の癒着を解くだけでは戻りが早々に起こります。
痰湿が貯まりやすい場所が、現状の不快さを感じているその場所ですから、
即座に戻るときは溜まった痰湿をその場から押しのけたモノが元の位置に戻る現象が起きたことであり、
もしそうした痰湿をしっかり散らして元あるところから除去させて排泄ルートに載せられたとしてもそこは一時しのぎに過ぎません。
その意味は、痰湿を生みやすい体質になったからできた痰湿ですから、
弱った脾が痰湿を新たに生成し続けるため、時期に患部だった膝や肘に再度痰湿が貯まりだします。
そうなればしびれが戻ります。
そういったしくみがわかってきた時点で、痰湿が膝や肘に溜まることによるしびれの場合、
解き方にも相応の工夫が必要であると、容易に想像がつくはずです。
せめて、硬化しすぎた痰が肘や膝の骨の骨膜や靭帯や腱に同一化した場合には、
ベン石の温熱を使い120秒前後加温させてから、ぼつぼつと突起がある特殊な電熱製のベン石器を使い、患部から5~10cmほど離れたところへ痰湿を移動させるような圧法を加えます。
このときに使用するベン石温熱器は、つるつるしたベン石ヘッド部分のものを使った場合、ほぼへばりついてこびりついた痰湿は剥がれませんから効率として悪く、改善があまりみられませんでした。
そこで普段遣いしていなかったぼつぼつと出っ張りがありエッジに角があるベン石温熱器を使用したときのみ改善割合が他よりも高いことが観察できました。
あとはハンドマッサージでどうにか膝の痰を緩められないかと試しましたが、施術者ならおわかりいただけると思いますが、緩められるまでの圧を指先の接触で作れば圧痛がひどくなりNGですし、たなごころ部分では関節周囲のミリ単位以下の凹凸内に入り固定した痰はびくともしません。
(筋膜リリースガンは、絶対に使ってはいけない場所ですから、それはなさらないようお願いします。)
なので52例ほどの試行錯誤をした結果、
唯一、効果を体感できたという方が観察できたのが、ぼつぼつとした変形ヘッドを持ったベン石温熱器です。
ただ厄介なのはデフォルトでぼつぼつした変形ヘッドベン石温熱器を擦るだけでは、、、
効果は、さほどでません。。。
これをもちいるときに手の内を利かして、足や腰の重心移動を元にした動作を伝えて動かすという、剣術使いのなさる身体操作ができたときのみ、大きな効果を認めることができました。
そういったこともあって、そちらの知人のところへ伺う予定を立ててからは、
日々、短刀を使った素振りを300~500ほどするようにしております。
こうして打ち込みの質を極度に高められれば、その感覚での手技ができます。
頻繁にお伺いすることはできないのですが、
一回の手技で5~6割ほど患部の病理物質を拭っていく作業ができればと考えています。
そうされて改善を知人本人が実感していただければ、
近所でよさそうな対応をしていただける整体院や整骨院などがあればと期待値が上がり、
探索なさるきっかけとなれば幸いです。
昨今は勉強やこれからの仕事の仕込みには体力増強は直接関係がないとして、
そこの時間を削ってまで集中して勉強してきましたが、
そうしたことによる不具合も感じてきてのおりでした。
ここにいたっての以前なしていたトレーニングは、たのしいものだと実感中です。
このような下支えする痰湿トラブルへの対処という点を推していけば、
その部分上にある不具合が必ずあるものですから、そこは確実に拭え楽になるはずです。
手技の方は、体力低下が起きているためどこまで突っ込むか、そしてどこが引き際か。
どの手順でどこまでどこを対処すべきかのイメージは、
長年の経験から最適なものは映像としてシナリオはできています。
施術は準備が結果を生み出すものです。
施術のときはその場の直感でという方もいますが、
準備不足を直感で補うにも特殊能力者でない限り100%できていません。
大学受験でも十分に理解できた内容しか筆記試験では正解を出せないのと変わりないのです。
徹底したバックボーンが仕込まれたうえでしか直感は冴えないものと信じています。
ですが困ったことがあって。
私が自分のために薬膳レシピを調理するとき、
つねづね包丁をあまり使わずにクッキングばさみのみで捌いてます。
東南アジア等の屋台では、クッキングばさみで手早く調理してますが、
そんな感じでしょうか。
それで慣れてしまうと、その道のプロに近づけるという感じです。
ただ包丁の基本的な使い方等は映像でみたけど体験に落とし込めてなくて。
そこは今年の6月中旬頃までに、できるようになろうと願っているところです。
木剣を振るうときの手の内や体捌きが応用できるのではと期待はしてますが、、、。
誰もがひとつやふたつ、やったことがなくて苦手なものがあるもので。
お恥ずかしい限りです。😅