『十二原穴』で、内臓疾患のチェック!

 

十二原穴とは?

あまり聞きなれない言葉をだせて申し訳ありません。

中医学の教えの一つです。


以下の図示した原穴を刺激をしたときに反応が起こるとき。
その原穴に関係する臓器に問題があるといいます。


内臓疾患の診断、そして治療の第一歩として、
内臓に疾患があるかどうかを原穴をもって反応を確認し、
反応が出たら原穴に対して治療をしよう!

原穴は右側12穴と左側12穴と左右が対になり計24穴があります。
手足部分のみでチェックできる、治療できるという便利さがあります。

原穴の位置だけ、下図に記しておきました。

十二原穴内臓チェック.jpg

次に原穴とそれに対応する経絡を記します。

<手の甲側>
● 合谷:大腸経
● 陽池:三焦
● 腕骨:小腸経

<手のひら内側>
● 神門:心経
● 大陵:心包経
● 太淵:肺経

<足の甲側>
● 太衡:肝経
● 衡陽:胃経
● 丘墟:胆経
● 京骨:膀胱経

<足の裏側>
● 太台:脾経
● 太谿(たいけい):腎経

 

追伸 : 

皆様は上記の原穴の位置を日頃から押してみるようにしてくださいね。      

診断点でもあると同時に治療点でもあるのですから。      

『十二原穴』では、手首・足首より先の経穴へのアプローチです。      

それを拡張して経絡全体へのよりパワフルなアプローチが、

肘から手先まで、膝から足先までの刺激でおこなうことができます。      

後日、そちらをおつたえいたします。


以下の本に、
私にも原穴の位置が見つけられるようなわかりやすさでくわしく十二原穴の位置が描かれています。

 

図説東洋医学<基礎編>


別ページには十二原穴が体のどの部位の病変に関係するかが図示されていてわかりやすい。

たとえば、
合谷に反応が出たら大腸経に問題が生じているのではと考えられ、
すると「頭面、目、鼻、口、歯、咽喉」のエリア(部位)に痛み等の不快感が現れることがある。

そして他の原穴も、それぞれ対応するエリアに不調が出るわけです。

その原穴から経絡の問題をみて、
その経絡に疾患がおこると体のどのエリアに不調をきたすかという図示がされているのです。
これは痒い所に手が届くような図でこういうのが欲しかった!というありがたさを感じます。


この本は唯一、中医学の本の中で眺めるだけでもたのしく勉強ができるもので、
本当に買ってよかったとにんまりします。 ^-^

『保熱力がいい!』厚み4cmのホットストーン用の石を入手、機材収集完了間近!

独自の施術方法をしてきた私は、
「今までの施術法」と「ホットストーン」との『融合』を考えています。

それゆえホットストーンのセラピーを教科書通りにそのままおこなおう!
というものではありません。

今までの施術法も活かしながら新たなツールや技術も取り入れようと「融合」を考えると、
多くの微調整が必要なところがでてきますね。

いまだに手探りしているところも多くありまして。

 

私のもともとの施術のこだわりは、
筋膜を深々と緩めて奥にある癒着部を緩めて、
その人の本来の肉体へと改善するお手伝いをさせていただくこと。

体の構造を変えて肉体の内側にあるすこやかさを取り戻していく。
それには気・血・津液の流れを滞りなく、体の奥まで循環させる。
(※ 今までは血の循環を押してましたが、
   これからは気と「津液」も含めます!)

ホットストーン用の石を用いたとしても、
やることは今後も「筋膜リリース」です。


代り映えしないといわれそうですが、
ホットストーンの石を用いることで、
大きくステップアップする機会です。


地道な疑問点つぶしをする作業ですが、
その先に何か大事なものが見つかるような気がしています。

エステサロンを開業しようというわけではありません。
ですが、エステサロンも凄腕のエステティシャンなら、
ものすごく、いい仕事をなさっておられることに気づきました。

勉強することって、
関心を持つことの量に比例して増えるものです。

 

 

そのなかで悩みのひとつが、
人肌より少しだけ高めに加熱したホットストーンで、
施術を進めていくのですが。


温めた石は、外気にさらしたままにしておくと、
自然に「冷める」のです。

そうなることは当初からわかっていたことです。

ですが、温度が一定でないということが、
多数のホットストーンを施術で用いると、
非常にやっかいなのです。

 

施術をするときには、
私の頭の中はお客様の体のなかで違和感があるところを探し出し、
そのようにした原因となる関連部位を見つけ出すように観察する。
それにより、どれほどの量をその部位を解くべきかがきまります。
左右や前後の傾斜度を読みバランスを考え、
上下のつまりから起きたよじれ・ねじれも見ていきます。

そして今回は中医学での診断法を学んだため、
観察する点が、一気に増した感じで、
得た情報からどうそれを施術として落とし込むか。


現状の固さがある部位は神経からか筋肉の組織上の変化からくるものからか?
ならば、どれほど深さまで量を解くのか?
(※ 一部分のみを過剰に解きすぎれば、姿勢のゆがみは悪化方向へ進みます)

どの方向に向かって圧をかけるか?
筋肉に対して、筋の流れに沿ったほうが解けるか、直交させたほうがいいのか?
持続圧がいいか、瞬間圧がいいか?

そのほか、その場その場の状況から、複雑に多層構造化したしこり部分の層を、
順序良く様々な手を使って緩めて、一層ずつ注意深くはがしていくのです。


そこに頭をつかいますから、
そのうえホットストーンの石の温度管理が入ると、
思考が途中で中断されて、集中が途切れてしまう。

ホットストーンという素材を使って圧をかける施術に転用するやり方に、
手順についても不慣れでちぐはぐしているから余計に集中が途切れるのかもしれません。

目の前に用意した石は形状を各種取り揃えて、
7~8個を用意して施術の手技に合わせて用いるのですが、
その石が「あっ、もう冷めてるじゃないか!」となると、
ホットストーンの加熱器に走るか、
他の石でとりあえず代用して間に合わせるか。

加熱器の温められるホットストーンの石の量も足りてないことが、
先日の施術体験会で痛感しまして。

それでホットストーンの石を加熱するヒーター用のホットアンポを追加購入したり、
ホットストーン ウォーマー(下写真)を購入しました。

 

これで石の加熱する課題がクリアできたかというと、そうでもなくて。


それよりも冷めづらい石があったほうがいいことに気づきました。 ^-^;


電気で熱をキープしてくれるベン石の温熱器があるじゃないかといわれそうです。
ですが、ガシガシ使うと、この機器は容易に壊れてしまい、
この機器を活かすべき必要な繊細な操作時に使えなくなる。
それに充電式なので、早々に充電は切れますし。

このままでは困るのです。

 

石が冷めるということで、
こんなに悩むとは。 ^-^;

実践的に体験会で取り組んで
路頭に迷って痛感しました。

 


それもあって、
ホットストーンの石が厚みがあったほうが保熱性に優れているだろうと考えて、
ひたすらネットで検索をしていました。

そして必死に探して、ようやく見つけ出したのが以下の石でした。 ^-^

 

 

玄武岩 ホットストーン 6個セット [ ホットストーン ホット ストーン ストーンヒーター ホットストーンセラピー セラピー 玄武岩 天然石 スパ ロミロミ ハワイ ハワイアン マッサージ ] セブンエステ

 

材質は玄武岩で、サイズは長さ11cm×幅7cm×厚み4cmです。

「厚みが4cmあるホットストーン」は、
私が探したところ、
この商品ぐらいでした。

すでにホットストーン用の石を仕事で活用している方と
コンタクトをとって教えていただければ入手可能なルートもあるかもしれませんが。
いろいろ自身で調べていく過程で学べることも多いと思いまして。


このようなミドルサイズの石では、
多くは厚みは2cm以上~3cm以下。

厚さ4cmは、3cmと比べれば、
わずか1cmの違いです。

実際に手にしてみると、
ずっしりとした質量や安定感は、
施術で圧をかける時に安定します。
これぞ私が当初から施術でほしかった石のサイズでした!


重い分、持ち上げるのも大変だし、
足元に落としてぼこっと当たったら悲惨極まりないです。
注意しないと痛い目にあいそうですが、、、。

 

熱を保つ力も優れていました。

同じ縦横サイズの寸法のホットストーン用の石と石が冷める時間を比較したら、
1.3倍ほどの長時間、熱を保持してくれてます。
(※ 計測条件により保熱する時間は変わると思います)

 

このホットストーン用の石のおかげで、
安定した石の温度を管理しやすくなりそう。

 


あとは中国から電気で温まる温熱器の充電機能のない機器を、
試用として取り寄せています。
(これが納期が遅れに遅れて、、、困っている本体です)

これなら充電機能がないもののほうが電気系統の回路もシンプルで壊れづらいはずです。

コードレスにできない不便さはありますが、
温度設定をキープして施術用にガシガシ使えそう。
なんといっても、玄武岩ではなくベン石ですから。
この温熱器のヘッドについている石は!!

肉体の奥へと影響が及ぶ力が、
他のホットストーンの石の玄武岩やヒスイよりも強いです。


この温熱器が有用度が高ければ、
3台、購入して予備にする予定。


成果があがる道具があるのを知っていて、
それを使わずに施術で費用をいただくのは申し訳ないですから。。。
そこが気持ち的に引っ掛かって、
施術再開が伸びていたのですが。

10月末までに来なければ、
すいませんが、
こちらの機材を見限って施術再開させていただきたいと願っております。 m__m,


私の頭の中の施術上の設計では、
これだけの石があれば、
どの手技も対応できます。

 


ここまで下準備が整えられたら、
私としては「私はホットストーン用の石を使って施術しています!」
とにっこりしながら言えそうです。

 


あとは、これらを使って「裏に入った邪気」を、どう、対処できるものか?

これは長い時間をかけて見つけ出せるレベルのものです。

施術再開をさせていただくことで、
中医学基礎を意識して研鑽しつつ、
日々、お客様の新たに課題に向き合い進む過程が、
課題を解法へと向かわせることになるのでしょう。


私は天才ではありませんから、
地道に努力を積み重ねようと思います。


「やさしくはじめる病気にならないセルフケア・デザイン」を提案できるようになりたいと願っています。

 

そこまでの道のりは平たんではないように感じますが、
どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

癒しの音をかなえられるスピーカーづくりの研究成果(施術中にBGMとしてムビラの曲をかけられるようになるまで、がんばってます)

■ ムビラの曲を、施術中のBGMとして使うために

 

 

私どものお客様が、
シンボッティ氏のムビラは、鈴木さんが施術再開のときサポートしてくれるだろう」と言ってくれました。

直観力にすぐれた方で、
シンボッティ氏のライブを体験して
「まさに、きっと、そうなるだろう」と私も感じました。

ムビラのライブ会場では畳の上で座布団に座るものでした。
ある人は縦に体をゆすり、横に体をゆすり、上半身をくるくると回しつづける人も。
また仰向けに寝ていびきをかいている人も。
心地よく曲に身を任せて、音でマッサージを受けているかのようです。


ひとつ課題として、
曲調から万人受けするかどうかという疑問がありました。
先だって新たな施術の体験会では試させていただく絶好のチャンスでした。 ^-^

初日のお客様は音楽的感性豊かな方です。
アンケートさせていただくには適役と思い、
シンボッティ氏ムビラ演奏を試しにかけさせていただきました。

率直な感想をいただきましたところ、
「僕は、ぜんぜん気にならなかったし好きだが、新たなお客様がお見えになられたとき、どのように感じられるのか?」
「無音よりも、音があったほうが私はいいと思うから、私は途中で眠くなりましたし、、、」
というご指摘です。


私もこちらのお客様と同様に感じておりましたから、
「さすがだ!」と感心しました。
まだ、他のお客様の施術のBGMとしてひと工夫が必要だろうと考えて、
その翌日からはムビラ演奏を展開の少ない単調なリフレインがほとんどのハワイアン音楽に差し替えました。

 

ムビラの曲のかけ方が、そのまんまスピーカーを通して音を出せばいいというものではない。
全ムビラの曲は、豊富な音数が揺らぎながらの旋律を通して展開されていきます。
体の気が全身的に整えられる高周波から低周波まで、間断なく含んでいます。
高音部が多いだけではなく、低い周波数もふんだんに入っている。


高音質な再現性をかなえるスピーカーを持っていれば、
それでも済む話かもしれません。
ただ、単純にそうとも言えない。

倍音をふんだんに含ませる工夫」が求められているような気がしました。


それをポイントに据えて、
できる範囲での実験をしていました。


試行錯誤の上、紆余曲折があったものの、
「シンギングボウル」の倍音を奏でる素材と、
「ベン石」の超音波域の高音を響かせる素材。

その二つの組み合わせで試してみました。

 

シンギングボウル」は、倍音を奏でる仏具としてチベットやネパールで用いられています。
最近では癒しのサウンドとして知られるようになり、
ネパールなどの土産物店で売られている1000円程度の安価なものも出回り、
個人でもお求め安くなっているものです。
ヨガインストラクターが、ヨガレッスンのはじめとおわりに叩く人もいますね。

ベン石」は、叩けば超音波並みの高周波をふんだんに出すという特性があります。
木琴のように音階を持ったベン石を並べて楽器として用いられています。
木琴というよりも、音色はクリアな鉄琴に近いかもしれません。
ベン石を使った楽器の曲をYouTubeで聞いて、
高音部の抜けの良さを感じました。
そしてベン石で作られた木琴様の楽器は、
聞くものを深く癒してくれることでも知られています。


「シンギングボウルとベン石を組み合わせ」により倍音を取り出せれば、
面白いことになりそうです!


そう考えて成果を出せるよう試行錯誤していたのです。

そしてまだ完成はしていませんが、
アウトラインは見えてきましたのでご報告いたします。

 

この度の「シンギングボウルとベン石を組み合わせ」による倍音を響かせるスピーカーづくりには、
いくつか工夫した点があります。


羊皮の上に置かれた直径10cmのシンギングボウル。
「ベン石は5cm幅のきのこ型」をもちいて頭の広い面を下向きにして、
シンギングボウル内側に置くだけです。


用いたシンギングボウルは、
銅、鉄、錫、鉛、亜鉛、銀、金を含む7つの異なる金属で作られたものです。
柄もない手作りのシンプルですが、意外に高額だった記憶があります。
楽器店から倍音が出るという保証付きで購入しました。


シンギングボウルはスピーカーから振動を受けられる距離に置かれ、
曲を流せばシンギングボウルが振動します。
スピーカーは、真鍮製スティックを日本並べたものを台にして、
その上に置くようにしてあります。
それによりスピーカーが空間に持ち上げられた状態になります。
スピーカーが接する床面に振動を逃がさずに空間に放ち、
シンギングボウルを効率的に揺らすための配慮です。


シンギングボウルやベン石のキノコのサイズは変更可能ですが、
これらの設定は倍音を取り出すために必要です。
厳密さを要します。

 


そうしたスピーカーの振動をベン石のキノコが受けると、
ベン石のキノコはシンギングボウルを内部から叩く。

音量は近所のご迷惑をかけないように低めですから、
ベン石のきのこ型の揺れは、ほんのわずかでしょう。
視認して揺れを確認することはできません。

 

ここまですると実験の際に利用している比較的安価なスピーカーが出す音からでも、
デスクワークに紺を詰めすぎて肩が凝っている私の肩が、
すっきりする不思議な空間が作り出せるようになります。

微細な揺らぎを発生させる作用が生まれているのでしょうね。

全身がすっと素直に伸び整えられ、
しゃっきりする感じです。

ムビラの曲を構成する一音、一音の粒がキメが細かくなって、
音として意識に入ってきやすくなるような気がしました。
一音ずつが耳に届きやすくなるだけなら、
高価な臨場感再現性あるスピーカーを使っていれば、
今している独自の研究もさほど必要がなくなるかもしれません。

それ以上の何かがあったらいいな!
と希望がありますが、どうでしょうか。。。

 

蛇足的な実験ですが、
ムビラの曲を流すスピーカーの前にシンギングボウルだけを置いた場合には、
シンギングボウルの内部空間で音が共鳴する分だけ音に深みを増します。
ですが私の肩は、肩こりのままです。

 

もうすこし工夫をすれば、
施術を受けていただけるときの気を鎮める効果に一役を担うこととなるはず。

 

少しでも周波数的に整えられるようにして、
施術場を副交感神経優位へ導いていくことで、
「裏に入った邪気」を皮膚への振動という全体外側から揺さぶりをかけたい。
それには小さな可能性の積み上げが必要だと、
私には感じられます。


※ 以上は、私個人の体験上の感想です。
  他の方が、同様の音をどう感じるかは、まだ、わかりません。

  ですが私がムビラの曲をBGMに用いたいと考えていた目的をかなえるイメージに近づきました。

 

もし上記のようなことを試してみようと思った方がいたら、
ぜひやってみて、感じられた成果があれば教えてください!

よろしくお願いいたします。

癒しの音をかなえられるスピーカーづくりの研究成果(施術中にBGMとしてムビラの曲をかけられるようになるまで、がんばってます)

■ ムビラの曲を、施術中のBGMとして使うために

 

 

私どものお客様が、
シンボッティ氏のムビラは、鈴木さんが施術再開のときサポートしてくれるだろう」と言ってくれました。

直観力にすぐれた方で、
シンボッティ氏のライブを体験して
「まさに、きっと、そうなるだろう」と私も感じました。

ムビラのライブ会場では畳の上で座布団に座るものでした。
ある人は縦に体をゆすり、横に体をゆすり、上半身をくるくると回しつづける人も。
また仰向けに寝ていびきをかいている人も。
心地よく曲に身を任せて、音でマッサージを受けているかのようです。


ひとつ課題として、
曲調から万人受けするかどうかという疑問がありました。
先だって新たな施術の体験会では試させていただく絶好のチャンスでした。 ^-^

初日のお客様は音楽的感性豊かな方です。
アンケートさせていただくには適役と思い、
シンボッティ氏ムビラ演奏を試しにかけさせていただきました。

率直な感想をいただきましたところ、
「僕は、ぜんぜん気にならなかったし好きだが、新たなお客様がお見えになられたとき、どのように感じられるのか?」
「無音よりも、音があったほうが私はいいと思うから、私は途中で眠くなりましたし、、、」
というご指摘です。


私もこちらのお客様と同様に感じておりましたから、
「さすがだ!」と感心しました。
まだ、他のお客様の施術のBGMとしてひと工夫が必要だろうと考えて、
その翌日からはムビラ演奏を展開の少ない単調なリフレインがほとんどのハワイアン音楽に差し替えました。

 

ムビラの曲のかけ方が、そのまんまスピーカーを通して音を出せばいいというものではない。
全ムビラの曲は、豊富な音数が揺らぎながらの旋律を通して展開されていきます。
体の気が全身的に整えられる高周波から低周波まで、間断なく含んでいます。
高音部が多いだけではなく、低い周波数もふんだんに入っている。


高音質な再現性をかなえるスピーカーを持っていれば、
それでも済む話かもしれません。
ただ、単純にそうとも言えない。

倍音をふんだんに含ませる工夫」が求められているような気がしました。


それをポイントに据えて、
できる範囲での実験をしていました。


試行錯誤の上、紆余曲折があったものの、
「シンギングボウル」の倍音を奏でる素材と、
「ベン石」の超音波域の高音を響かせる素材。

その二つの組み合わせで試してみました。

 

シンギングボウル」は、倍音を奏でる仏具としてチベットやネパールで用いられています。
最近では癒しのサウンドとして知られるようになり、
ネパールなどの土産物店で売られている1000円程度の安価なものも出回り、
個人でもお求め安くなっているものです。
ヨガインストラクターが、ヨガレッスンのはじめとおわりに叩く人もいますね。

ベン石」は、叩けば超音波並みの高周波をふんだんに出すという特性があります。
木琴のように音階を持ったベン石を並べて楽器として用いられています。
木琴というよりも、音色はクリアな鉄琴に近いかもしれません。
ベン石を使った楽器の曲をYouTubeで聞いて、
高音部の抜けの良さを感じました。
そしてベン石で作られた木琴様の楽器は、
聞くものを深く癒してくれることでも知られています。


「シンギングボウルとベン石を組み合わせ」により倍音を取り出せれば、
面白いことになりそうです!


そう考えて成果を出せるよう試行錯誤していたのです。

そしてまだ完成はしていませんが、
アウトラインは見えてきましたのでご報告いたします。

 

この度の「シンギングボウルとベン石を組み合わせ」による倍音を響かせるスピーカーづくりには、
いくつか工夫した点があります。


羊皮の上に置かれた直径10cmのシンギングボウル。
「ベン石は5cm幅のきのこ型」をもちいて頭の広い面を下向きにして、
シンギングボウル内側に置くだけです。


用いたシンギングボウルは、
銅、鉄、錫、鉛、亜鉛、銀、金を含む7つの異なる金属で作られたものです。
柄もない手作りのシンプルですが、意外に高額だった記憶があります。
楽器店から倍音が出るという保証付きで購入しました。


シンギングボウルはスピーカーから振動を受けられる距離に置かれ、
曲を流せばシンギングボウルが振動します。
スピーカーは、真鍮製スティックを日本並べたものを台にして、
その上に置くようにしてあります。
それによりスピーカーが空間に持ち上げられた状態になります。
スピーカーが接する床面に振動を逃がさずに空間に放ち、
シンギングボウルを効率的に揺らすための配慮です。


シンギングボウルやベン石のキノコのサイズは変更可能ですが、
これらの設定は倍音を取り出すために必要です。
厳密さを要します。

 


そうしたスピーカーの振動をベン石のキノコが受けると、
ベン石のキノコはシンギングボウルを内部から叩く。

音量は近所のご迷惑をかけないように低めですから、
ベン石のきのこ型の揺れは、ほんのわずかでしょう。
視認して揺れを確認することはできません。

 

ここまですると実験の際に利用している比較的安価なスピーカーが出す音からでも、
デスクワークに紺を詰めすぎて肩が凝っている私の肩が、
すっきりする不思議な空間が作り出せるようになります。

微細な揺らぎを発生させる作用が生まれているのでしょうね。

全身がすっと素直に伸び整えられ、
しゃっきりする感じです。

ムビラの曲を構成する一音、一音の粒がキメが細かくなって、
音として意識に入ってきやすくなるような気がしました。
一音ずつが耳に届きやすくなるだけなら、
高価な臨場感再現性あるスピーカーを使っていれば、
今している独自の研究もさほど必要がなくなるかもしれません。

それ以上の何かがあったらいいな!
と希望がありますが、どうでしょうか。。。

 

蛇足的な実験ですが、
ムビラの曲を流すスピーカーの前にシンギングボウルだけを置いた場合には、
シンギングボウルの内部空間で音が共鳴する分だけ音に深みを増します。
ですが私の肩は、肩こりのままです。

 

もうすこし工夫をすれば、
施術を受けていただけるときの気を鎮める効果に一役を担うこととなるはず。

 

少しでも周波数的に整えられるようにして、
施術場を副交感神経優位へ導いていくことで、
「裏に入った邪気」を皮膚への振動という全体外側から揺さぶりをかけたい。
それには小さな可能性の積み上げが必要だと、
私には感じられます。


※ 以上は、私個人の体験上の感想です。
  他の方が、同様の音をどう感じるかは、まだ、わかりません。

  ですが私がムビラの曲をBGMに用いたいと考えていた目的をかなえるイメージに近づきました。

 

もし上記のようなことを試してみようと思った方がいたら、
ぜひやってみて、感じられた成果があれば教えてください!

よろしくお願いいたします。

頬骨の下のやっかいな側頭筋と咬筋の癒着を、ベン石温熱器でなんとかしたい!

仙骨という骨は、つねにその場の状況に合わせ可変的な周期で振動をしています。
その仙骨の振動は仙腸関節を通じ、脊柱を支える脚部の土台の変化に即応して、
二足で脊椎という椎骨と椎間板に分かれた分節が複数ある柔軟な構造体を立てる機能を持ちます。

これはたとえれば、皿回しの曲芸をするものが、棒を握って皿を回転させるようなものでしょう。
皿の回転が遅くなれば速く棒を回してお皿の回転に勢いをつけて安定させます。
私たちが立つという姿勢は無意識のうちに、
仙骨の振動数を可変させて頭部を脊椎全体の皿回しでいえば棒で力を伝え支えているのです。

一度、棒もまっすぐ立てられて、お皿も勢いよく回り続ける状態で皿回しの皿が回ると、
その状態を維持するのはとても楽なんですね。


ですが仙骨仙腸関節のずれで動ける可動性を制限されると、
皿回しの棒の持ち手がうまく握れておらずくねりながら棒を回し制御するもので、
その結果、脊椎全体や部分が前弯したり側弯したりねじれるなどの変位が生じるのでしょう。


皿回しの条件でいえば、
皿回しのための棒は、ある程度しなるほうがいい。
しならずに硬い棒では、皿は回りません。


そしてお皿は正円のほうがまわりやすいでしょう。

お皿の形状が楕円だったりいびつだったりすれば、
回転させたときにスムースに回りません。
ときには傾きふらつくでしょう。
傾いたまま回転速度を速めれば、
その皿は吹き飛んで落下してしまうでしょう。


ざっくりした見方で申し訳ありませんが、
顎関節部分のかみ合わせが「皿回しの皿の形状を正円かいびつかに分ける決定因子」と考えてください。

顎関節に関連する筋肉の硬化(しこり化)や回転盤の軟骨組織の破損等がおこれば、
それは皿回しの皿でいえば、いびつな形状のお皿のような具合になるわけです。

正確に言えば「こめかみとこめかみの間にある蝶形骨」をお皿とみなします。
そのこめかみの上にある筋肉が、側頭筋です。

顎関節のずれがある場合には側頭筋に異常な緊張や可動制限が加えられます。
その側頭筋が異常をきたすと蝶形骨がずれるようにできていて、
皿回しの皿が理想的な回り方ができない状態になってしまう。

楕円かいびつな落ちやすい皿を回すならば、
皿を回すにも難易度が上がりますね。

ぎこちない棒の操作をすることになります。

そして最悪は、皿回しをあきらめて皿と棒を固定するという、
荒業をつかうことにもなりかねません。

この荒業を使うときに、顎関節や仙腸関節は、
他の関節を巻き込んでいく。
他の関節の可動域を制限させてしまうのです。
それは体の右側の関節を全体的にとか、
または体の左側の関節を全体的になど。

片側が特に影響を受けるときも「初期段階」ではありますが、
徐々に仙腸関節や顎関節がずれる量が増してくると、
まさに体の左右の関節が全体的に本来可動できたはずの量を、
ことごとく下回り始めるのです。

私がお客様の立ち方をチェックさせていただくとき、
この様子をつぶさに観察しています。


顎関節と仙腸関節.jpg

 

少し前から「仙腸関節を緩めよう。そうすれば全身が整う」という施術院の広告を、
よく見るようになりました。


そういう性質が仙骨仙腸関節にはあるんですよね。
納得です。


私も施術では、この仙骨仙腸関節の調整をすることで整ってくれるシーンをよく見ます。


ただ、上記で仙骨の振動をもって皿回しの棒を回すエンジンとなっていますといい、
お皿の形状は正円で回りやすいものになるには、
顎関節のコンディションがよいかどうかにかかっていると申し上げました。

 

ここで考えてみなければなりません。


意外に仙骨のほうが、それを取り巻く筋肉群は多種多様にあって、
ひとつずつそれらの状態を見て取って、状態の調整を務めるのも、
外旋六筋・大腰筋・腸骨筋・恥骨上縁に付着した腹直筋等など、
立体的な調整が必要ですから手間暇時間がかかるのですが。

バランスのとり方を熟知していけば比較的スムースに作業を進められます。
(一般の方が適当に調整していいような場所ではないので、要注意です)

 


ただ問題は皿回しの皿のほう。

顎関節のずれのほうです。
いやらしいほど解きづらい構造になっているんです。。。


まずは、下顎を上に持ち上げる、つまり噛むための筋肉を見てください。
下図を参照願います。

頭蓋骨横解説.jpg

側頭部の側頭筋、頬骨に隠れて見えづらい外側翼突筋、下顎には咬筋があります。

これらの筋肉群が緊張し始めて、頭蓋骨骨膜部分に癒着が始まると、
顎関節のずれが生じます。

顎を開け閉めするときの、カクゥとかい音が鳴るなどはその前衛です。

「外側翼突筋」は、口の中に指を入れて内側からアプローチすることはできるのですが
日本では法律で患者様に器具または指等を用いて内側から治療していいというのは
医師のみに許されています。
本来は大切な機能を持っている筋肉ですから、
私どももアプローチしたいところではありますが、
それをするとお縄になるというルールになっていて。

そこは残念ですが私には対処が難しいところです。
ただ関心がある方は、
その部位のリリース法は書かれた洋書を和訳したものがあるので、
見せてほしいとおっしゃってください。
自分で自分に施すのは、自己責任のルールにもとづきますが、
認められているので。


次に、側頭筋。

こめかみの上にある少し厚めの筋肉で噛むときの強い力はここから多くを得ています。
そして下方には咬筋があり、咬筋は前後2つの筋肉からなっています。
その側頭筋の上方の部分の少し筋肉の赤色より薄い色の部分が側頭骨への付着部となります。
ここは圧をかけてしこりをとろうとすると、
ほぼほぼ拷問のような痛みを感じるのです。
重く鋭かったり鈍重な痛みだったり、
側頭骨骨膜への側頭筋の癒着状況で感じ方は変わります。

そして咬筋の下方の下顎への付着部位。
そこも押されてみるといや~な痛みが感じられる人もいますが、
意外に上顎部を圧されるよりも下顎部の付着部の圧のほうが
まだ痛みはマシです。
ただ結局は癒着していれば、
それ自体、血行が悪化した延焼した組織になっているので、
圧を少しでも強めにかけられれば痛くないわけがありません。


とこの側頭筋上部やまたは中部など、そして咬筋の見えるところも、
通常の解き方ではなかなかリリースもままならないのですが、
解けなくもないところです。


ただそれが、側頭筋下部や咬筋上部は頬骨の穴の内側に位置して、
アプローチをすること自体が物理的に困難な場所になるのです。

それは下図をご覧いただけば、頬骨の下に穴があいていることがわかるでしょう。
側頭筋や咬筋はその頬骨の下に付着部を持っているのです。

 

 

頭蓋骨頬骨の下は穴.jpg 頭蓋骨くぼみでっぱり.jpg

 

頬骨があるがゆえに、その下にある顎関節的にも大きな影響が出る側頭筋や咬筋の付着部には解きづらいところがあるのです。


私も、常日頃から、頬骨の下の癒着が姿勢全体にかかわるカギになっていると気づいてはいたので、
そこを十分掘って緩めていきたいものだと狙っていました。


いろいろ試行錯誤をしていたのですが、
激痛が走り、涙が出るようなトラウマポイントなので、
そのような嫌な痛みが走らずに解けるという技はないものかと。。。

 

 

 

まだ十二分な成功を収めたわけではありませんが、
ひとつ、頬骨の下の筋の癒着部位のリリースに影響がありそうなやり方を見つけました。


【間違ったやり方で、一般の方が真似られると、左右の顎関節の微調整設定ができないいい加減なリリースをなさられそうなので、
ここでは文章だけの解説にとどめさせていただきます】

電気で加熱して、温度調整が利くベン石温熱器を2台用意します。
これがまた、この機器だから力の入り具合も絶妙で、リリースしやすいという感じです。


※通常の石を湯煎等で温めるやり方でできるかを試しましたが、
 私の手持ちのホットストーンでは、
 ベン石温熱器と成果を比較すれば数段劣る気がしました。
 温度の微妙な差を、顔という感受性豊かな場所は違和感として感じるという点と、
 通常のホットストーンでは持ち手がないため高速微振動をするのが困難なのです。


仮に右側の頬骨の下のアプローチの場合。

右側咬筋の頬骨直下にひとつの加熱したベン石温熱器を設置します。
右側側頭筋の頬骨直下にひとつの加熱したベン石温熱器を設置します。

そのままじっとしていてリリースが起きればいいのですが、
それは、私が自分自身で試してみて、ほとんど期待できない程度です。

まずは咬筋の中部あたりにベン石温熱器を押し当てて上方の頬骨直下まで押し上げます。
そうして頬骨の下の咬筋の上部がゆるゆるとした状態をつくります。

次に頬骨すぐ上の側頭筋部位を加熱したベン石温熱器で高速微振動マッサージをします。
どれくらいの量をこなせばいいかわからなかったので、
とりあえず300回ほどの高速微振動かつ軽微な力でというマッサージを加えました。
ポイントのひとつは、熱エネルギーを頬骨の下へ届ける意識を明確に描きながらおこないます。
その熱エネルギーを一定方向へ向けて送る意識をもたなければ、
あまり頬骨の下のリリース成果は上がらないようでした。

顎関節の問題が、私自身、最近のストレスででていたのですが、
痛みはゼロで無痛状態で、当たって動かされているところが、より暖かく感じて気持ちいい。
負担感は、特にありません。

それが終わり、次に。

側頭筋のなかほど辺りにベン石温熱器を置き、そして下方の頬骨のところまで側頭筋を手繰り下部側頭筋を緩めた状態にします。
そして頬骨の下にある咬筋を
とりあえず200回ほどの高速微振動かつ軽微な力でというマッサージを加えました。
痛みはゼロで無痛状態で、当たって動かされているところが、より暖かく感じて気持ちいい。
負担感は、特にありません。

 

顎関節の課題がある方には、仙腸関節を緩めるという調整とセットで、
この操作ができるならば、体全身を整える効果に拍車がかかるのでは。

そのように感じている次第です。

ここはあまり他の先生方はなさらないようなやり方のアプローチで、
相応な成果が出せてという実績が積めれば、
顎関節にトラブルを持つお客様の福音になるでしょう。


そればかりではなく、頭部のなかで大きな動きをして癒着が進みやすい側頭筋が解けずに、
目の軸がずれて老眼症状に似た状態に陥っている方、
または純粋な疲れ目のすごい状態の方などにもいい。
(私が数日、頚椎裏の過伸展で咀嚼筋にまで影響が出ていて、この状態に陥ってましたが、
 ことのほかスムースに改善なされました  ^-^;)

 

ここも、ベン石温熱器を使う施術上の、手として、
最重要事項として研究しているところです。

 

 


ただ、ひとつだけ、内情的な問題がありまして。

ベン石温熱器が、、、やさしく使ってもどうも電源系統のトラブルがでやすく故障の状態にすぐにでも陥った、
過去の苦い経験がありまして。。。
さすがに2台同時にトラブルというのは、本当に慎重に使う予定でないと期待しますが。
一台がすぐに駄目になりそうというのが、充電しているときに微妙にすでに感じ取れています。

--;


そのリスクをカバーできないかを調べて、
ようやく日本で注文できるものをみつけました。
そのベン石温熱器のカタログを見れば、
充電式ではない代わりにシンプルで故障しづらい電気系統になっています。

そのようなものを中国から、いま、取り寄せて待っているところなのです。

 

この機材が届いて、状況をみて安定的な利用が可能と判断できたとき。
いまだ、まだ課題はいろいろある申し訳ない状況ですが、
施術を再開させてしただく予定でおります。

 

【 両耳を同時に温めながらマッサージすると背筋がのびます! 】

{本日、2つ目の記事となります。 m__m}

 

胸椎を緩めて伸ばすホットストーンのやり方に付加して、
次のようなアプローチもあるでしょう。


耳へのアプローチで、背筋を伸ばします。
その背筋の詰まっている部分が効率的に上方に伸びようとする、
賢くも気持ちいいやり方です。

 

耳は、音を聞くばかりではなく、言葉を聞く感覚器官です。
その言葉には、聞きたいもの、聞きたくはないもの、悲しいもの、うれしくなるもの、つらいもの。
様々な言葉や印象が耳から入ってきます。
目は、見たくないものであれば、閉じればいい。
ですが耳には、両手で耳をふさぐくらいしか耳をふさいで聞こえなくする方法はありません。

そう考えると、目はディスプレイを見続けて文書を読み続けて疲れてきた感覚をもちますが、
耳はまさに起きているときも、寝ているときも、周囲360度の全体の情報を聴覚で集め続けていますから、
疲れていないわけはないんです。

耳が疲れるとどうなるでしょう?

不思議と思えるかもしれませんが、
姿勢が歪んでくるんですね。

理由ははっきりしませんが、
中国では、腎臓と耳が形が似ていて、
左右に同様にある器官でもあるため、
何らかの関連性が類推されるためか
腎臓の状態を耳でみることがあります。

耳が疲れていると腎臓の位置がずれたり、
働きが弱ってきたりするようで、
腎臓が位置がずれると腰椎が歪むことなり、
結果的に脊椎全体が歪みだすという仕組み。

だったら「耳の疲れをとろうじゃないか!」


どうやるの?


両手で耳を引っ張って、グルグル回してもいいかもしれませんが、
他にもやり方があります。

 

鋭い人はお察しいただいていると思いますが、
ホットストーンを使います。
私がおこなっている方法は、
両耳にひとつずつ下にある写真のベン石温熱器を温めてつけます。

ベン石温熱器s.jpg

そして耳はデリケートな器官ですから、
歯を磨くときの歯科衛生士の指導のように、
シャカシャカと小刻みに力を入れすぎずに動かします。

力を入れすぎて力むと、しっかり耳に圧力が一定してかかり続けることができません。
軽微な力で押しあてただけでいいので、高速微振動マッサージというスピードで
マッサージの時のエネルギーを最大化するよう頑張ってください。


シャカシャカ!シャカシャカ!と左耳をくまなく耳の上方から耳たぶまで少しずつ位置をずらしながらゆすります。
私は50回ほどシャカシャカ!します。
右耳は耳穴をふさぐようにベン石温熱器を当てて温めています。

一時的に両耳ともふさがれたままとなり、音ではなく、マッサージされているときの揺れを感じます。


左耳が終わったら、次に交代。
右耳を上記の同様なやり方でマッサージをおこないます。


終わって自分に耳たぶや耳の上のほうの固くコリコリしているところを触ってみてください。
厚みが出て暖かさもある。

そればかりではなく全身が緩む感覚を味わう人もいるのでは?


そしてシャカ!シャカ!しているときから、
自然に首筋が伸び、やがては背筋も伸ばし始めているかもしれません。

 

そしてベン石温熱器を持っている人は少ないと思いますが、
その際は代用として、

すこしふくらみがある握りこぶし大のホットストーンを2つ用意します。
そちらを湯煎して40度ほどに温めて、
上記のようなシャカ!シャカ!と軽めの高速微振動マッサージをしてみてください。

もちろん、左耳をマッサージするときには右耳を同様のホットストーンで耳をふさぐように押さえて。

 

そしてもし時間的余裕があれば、
同様にこめかみ部分をマッサージしてみてください。
蝶形骨部分のずれが軽減されて、
目の軸ずれが軽減してくれるでしょう。


そして、、、
顎関節の回転円盤部分にて同様のことをすれば、
顎関節のずれが固着した方は、その部分が緩みます。


上記のような、耳や、こめかみや、顎関節部分の軽微な力による高速微振動マッサージを手でやってもいいでしょう。
ただホットストーンでおこなうと、その成果が私には段違いにアップしているように感じられます。


ぜひ、お試しを!!

 


ちなみに、両耳を同時にではなく、
片耳だけをシャカ!シャカ!と圧をかけるようなことをすると、首筋が凝り始めて、
耳も緩まずに体が緊張して全身が短くなりますから。
必ず両耳を同時に同程度の軽量な圧をかけて押さえながらというのは必須ポイント。

お忘れなく。

ホットストーンで寝てるときに胸椎をほどくと、呼吸と血の巡りが安定する?! その実感を得ました ^-^


現在、施術再開が伸びているのは、、、
利用する予定の中国製の中国発送の器具が届かずに、
依然として困っているところです。


個人的なことで申し訳ありません。

4日ほど前に、
自身で、やらかしてしまいました。

下の絵を見てください。

 

パソコンを新しくして「Poser11」という人体模型ソフトが使えるようになりました! おかげで3次元CGが容易に作って表現がしやすくなりました。 m__m 胸椎後面の過伸展.jpg

 

 

上図のようなボールを2つ頭の下に敷き、頭を持ち上げた姿勢で、頚椎後面を進展させます。
すると頚部の前面深部筋がこの姿勢で緩むため、
この状態にて胸鎖乳突筋や斜角筋を緩めようと考えてのこと。
ちょっとした傾きをつけるだけでリリース幅が大きな違いが出るのです。

そしてこれらの筋肉部位を緩めるためにかかる時間は、最低でも10分はかかります。

この状態で保持しても、お客様には問題がないだろうかという下調べをしていました。。。

 

10分ほど長めにキープしようという計画が、
途中でおそらく頚部の血行が一時的に過剰に悪化したためか意識を失いました。
ただ眠り落ちただけかもしれませんが、
時間を正確にしたくタイマーをセットしていたが、
まったくそのアラームが聞こえて来ませんでした。


体感として、意識が落ちたという感じもあります。
頚椎の後面に第一頸椎部分をより進展をかけるトラクションをかけたため、
過伸展しすぎた設定にしすぎたのでしょう。
そこは修正をするのは容易ですが、
やってみてわかった反省点でした。
いい勉強になりました。

 

目覚めて時計をみると、すでに4時間ほど時間が経過しています。

その間、上図のような後頭骨を頭方向へ引き上げつづければ、
頚椎第一が調整されるどころか、過剰な後頭骨と環椎との間が開きすぎてしまう。
それにより自律神経系に問題を生じさせます。

そこの部位は職業柄、改善させる方法は熟知していて速やかに抑えられました。

ですが枕にしたボール2つが大きすぎて、頚椎がずれただけでは収まりませんでした。


自分に出た自覚症状からすると、
胸椎3番、胸椎4番の周囲の靭帯がいつも以上に過剰に伸ばされてしまって、
心臓の動きが不規則になり動悸がしてきます。

また上部胸椎部分も伸びすぎたまま固定されたのでしょう。
重心が下に落とせない不安定感がでて呼吸が浅くなり、
どうも眠くて、頭がぼーっとしてしまう状況がありました。
なので、呼吸が浅くなった分を取り返すためか、
本能による自動調整でしょっちゅうあくびをして酸素量を補おうとしています。


そしてとにかくその日からリアルな映像の「夢を見る」んです。
私は普段、短時間睡眠であまり夢を見てそれを覚えていた記憶はないのですが、
眠り自体が浅くなって睡眠時の脳波が深まれずにいたのでしょう。
そういったときは、感じのいい夢は見ないものです。


日常生活のなかでも問題は出てきます。
上部から中部にかけての胸椎に問題が生じるならば、
集中力が低下しやすくなり、
散漫な感じで先ほど自分が何をしていたのか、
今朝、ご飯を何を食べただろうか、
という記憶の薄弱化が起きてしまいます。

このときにはケアレス・ミスが多産され、
頭の回転が鈍ってしまう。
いつもは描けていた起承転結を持ったシナリオが描けなくなります。


それは呼吸器系が圧迫されるためであり、
感情の面でも、なんともいえない切迫感(焦りも)が付きまとわれて
落ち着きは望めなくなります。


これはその人の本来的な性格ではなく、
肉体的な問題がなせる異常事態なのですが。。。

 

「胸椎部位のサブラクゼーションが起こす不安定さは、こんなことを引き起こすんだ」と、
胸椎部分が硬化したお客様の様子を共有できる体験をさせていただきました。。。
これもまた、お客様の身体状況を理解共有できる、私には貴重な財産となります。

 


ただそう悠長なことを言えないのが、胸椎部分のずれなのです!!

 


胸椎部分の調整は頚椎や腰椎とは違い、
他者調整も固定化が強い場所で難しく、
自己調整でカウンターストレイン様のやり方を流用しても、
もっとも自己モニターが難しく加減が利かない箇所なためうまくいかないのです。

ここをケアしたいなら、
一度の施術で微量のリリース幅を稼ぐにとどまるため、
施術回数を短期間で増やして通わないとならないかも。
そうなれば、かなり経済的にも労力的にも負担になる。

そういったやっかいさがある部位が胸椎のずれです。

 

このままでは、まずいなと感じて、
対策を練ったのです。

 

ただ少し冷静になって考えればわかりますが、
私のこの度の胸椎部分の過伸展は、
急性で人為的に作り出した不都合な状態ですから、
それを元の通りにする恒常性は残っています。
一週間もたてば伸びた部分が委縮し始めて、
元通りの縮みに戻り安定はするはずです。

だから焦りすぎなくてもいいのですが、
私の委縮癖があり固定された胸椎部位が、
強制的に進展されて伸びているのだから。。。

せっかくならば、
「胸椎全体の可動域を正常化できないだろうか?」


という前向きな考えにもっていこうと考えました。


最近のマイブームであるホットストーンの利用で、
どこまで胸椎部分の加熱調整ができるものだろうか?
昨日一晩、仰向けに寝た状態でホットストーンを以下のような背骨の下に敷いた状態に設置して過ごしました。
設置の際には特に胸椎部位にあたるホットストーンの熱を高めなものを用いました。


(追加:ホットストーンで胸椎を緩めるという課題に対して、
    腕と胸の付け根あたりに握りこぶし大のホットストーンを置くと、
    より胸椎と床上のホットストーンとの密着度が増して効きがよくなります)

 

 

そして睡眠時にあまり体をあちこちへと移動できないように、
寝袋にて体を固定しておきました。
これが正解かどうかはわかりませんが、
とりあえず試してみたかったので。

 

背骨にホットストーン.jpg


結果。

リアルな夢は見ました。
若かりし日の明石家さんまさんと大竹しのぶさんがでてきて破天荒な恋愛ドラマを繰り広げる夢を見ていたので、
睡眠時の呼吸はまだ浅い状態だったのでしょう。


睡眠時はあおむけでじっと静止しているわけではないので、
継続的に患部の加熱が続けられているわけではありません。
おそらく寝付くまでの意識があるときが、勝負でしょう。


ただ胸椎3か4が左にずれている部分が、
左菱形筋や起立筋、そしてそれら胸椎の棘突起に関する靭帯が深いレベルで緩んだためか、
胸椎3・4がずれた際におこる心臓が急に止まって不規則な動きを示すような動悸が消えた。


まだあくびが出そうになる時はありますが、
頭の回転も改善しています。
感情面も落ち着きを取り戻しています。

起きているときの呼吸の量は、
昨日と比べれば確保できているのでしょう。
40%ほど回復したような実感があります。

 

そしてもう一つ、気づいたことがあります。


上部胸椎のずれはあるため肩の張りは感じられるものの、
胸椎を含め脊椎全体が、伸び縮みや回旋が非常に楽です。


いままで引っ掛かりが感じられる方向へ体をねじっても、
さほどの問題がなく動きが感じられます。

「動診」という動作で体の筋腱などの状態を見る方法で自己判断するならば、
私は胸椎部位の詰まりが強いタイプで呼吸器系にネックを抱えていたものの、
その器質的とも言える根強い悪癖が軽減できる可能性を感じます。

 

そして今回のことでわかったことは、
あおむけで胸椎を温めるようホットストーンで加熱をすることで、
呼吸器と、ときには私の今回のケースのような胸椎3・4のずれた人の場合は循環器にも、
非常に優れた改善影響が得られるようです。