【 両耳を同時に温めながらマッサージすると背筋がのびます! 】

{本日、2つ目の記事となります。 m__m}

 

胸椎を緩めて伸ばすホットストーンのやり方に付加して、
次のようなアプローチもあるでしょう。


耳へのアプローチで、背筋を伸ばします。
その背筋の詰まっている部分が効率的に上方に伸びようとする、
賢くも気持ちいいやり方です。

 

耳は、音を聞くばかりではなく、言葉を聞く感覚器官です。
その言葉には、聞きたいもの、聞きたくはないもの、悲しいもの、うれしくなるもの、つらいもの。
様々な言葉や印象が耳から入ってきます。
目は、見たくないものであれば、閉じればいい。
ですが耳には、両手で耳をふさぐくらいしか耳をふさいで聞こえなくする方法はありません。

そう考えると、目はディスプレイを見続けて文書を読み続けて疲れてきた感覚をもちますが、
耳はまさに起きているときも、寝ているときも、周囲360度の全体の情報を聴覚で集め続けていますから、
疲れていないわけはないんです。

耳が疲れるとどうなるでしょう?

不思議と思えるかもしれませんが、
姿勢が歪んでくるんですね。

理由ははっきりしませんが、
中国では、腎臓と耳が形が似ていて、
左右に同様にある器官でもあるため、
何らかの関連性が類推されるためか
腎臓の状態を耳でみることがあります。

耳が疲れていると腎臓の位置がずれたり、
働きが弱ってきたりするようで、
腎臓が位置がずれると腰椎が歪むことなり、
結果的に脊椎全体が歪みだすという仕組み。

だったら「耳の疲れをとろうじゃないか!」


どうやるの?


両手で耳を引っ張って、グルグル回してもいいかもしれませんが、
他にもやり方があります。

 

鋭い人はお察しいただいていると思いますが、
ホットストーンを使います。
私がおこなっている方法は、
両耳にひとつずつ下にある写真のベン石温熱器を温めてつけます。

ベン石温熱器s.jpg

そして耳はデリケートな器官ですから、
歯を磨くときの歯科衛生士の指導のように、
シャカシャカと小刻みに力を入れすぎずに動かします。

力を入れすぎて力むと、しっかり耳に圧力が一定してかかり続けることができません。
軽微な力で押しあてただけでいいので、高速微振動マッサージというスピードで
マッサージの時のエネルギーを最大化するよう頑張ってください。


シャカシャカ!シャカシャカ!と左耳をくまなく耳の上方から耳たぶまで少しずつ位置をずらしながらゆすります。
私は50回ほどシャカシャカ!します。
右耳は耳穴をふさぐようにベン石温熱器を当てて温めています。

一時的に両耳ともふさがれたままとなり、音ではなく、マッサージされているときの揺れを感じます。


左耳が終わったら、次に交代。
右耳を上記の同様なやり方でマッサージをおこないます。


終わって自分に耳たぶや耳の上のほうの固くコリコリしているところを触ってみてください。
厚みが出て暖かさもある。

そればかりではなく全身が緩む感覚を味わう人もいるのでは?


そしてシャカ!シャカ!しているときから、
自然に首筋が伸び、やがては背筋も伸ばし始めているかもしれません。

 

そしてベン石温熱器を持っている人は少ないと思いますが、
その際は代用として、

すこしふくらみがある握りこぶし大のホットストーンを2つ用意します。
そちらを湯煎して40度ほどに温めて、
上記のようなシャカ!シャカ!と軽めの高速微振動マッサージをしてみてください。

もちろん、左耳をマッサージするときには右耳を同様のホットストーンで耳をふさぐように押さえて。

 

そしてもし時間的余裕があれば、
同様にこめかみ部分をマッサージしてみてください。
蝶形骨部分のずれが軽減されて、
目の軸ずれが軽減してくれるでしょう。


そして、、、
顎関節の回転円盤部分にて同様のことをすれば、
顎関節のずれが固着した方は、その部分が緩みます。


上記のような、耳や、こめかみや、顎関節部分の軽微な力による高速微振動マッサージを手でやってもいいでしょう。
ただホットストーンでおこなうと、その成果が私には段違いにアップしているように感じられます。


ぜひ、お試しを!!

 


ちなみに、両耳を同時にではなく、
片耳だけをシャカ!シャカ!と圧をかけるようなことをすると、首筋が凝り始めて、
耳も緩まずに体が緊張して全身が短くなりますから。
必ず両耳を同時に同程度の軽量な圧をかけて押さえながらというのは必須ポイント。

お忘れなく。