「頭を下げると血圧上昇」

スパスパ人間学続き・・・

「頭を下げると血圧上昇」

頭を下げるとき血圧が急上昇します。
心臓より下に頭がくると物理的に起こる現象です。
下を向くとき無意識に息を止めて横隔膜を緊張させています。
すると心臓の動きを弱めるような圧迫力を与えます。
そして腰が曲げられながら前傾する動作をすれば、
大腿直筋が硬化して鼠蹊部にある鼠蹊靱帯、その周辺の筋群が硬直します。
それにより脚部に流れる血流が瞬間的に悪化します。

それを股関節をゆるめて腰を伸ばしたまま上半身を制御したら、
横隔膜の緊張を感じさせず、心臓へかかる負荷が減ったようです。
血圧の上昇値が少なくなりました。

これは自分の体で、先ほど血圧計を使って実験してみました。
足先は通常の左二の腕で計るより血圧値が高くなります。
そこまでは知っていたのですが、動きの質を改善することで、
血流が変わることが血圧値で解るんだなぁと感心しました。

気と血の流れを滞らせないこと
姿勢や動作でずいぶん変わるものだと数値でみて再確認しました。
このことが大事ですよね。
筋肉のしこりができるのがなぜいけないか?
それは巡り巡って体内の血流を悪くするから。
血流がスムースであることは、とてもすこやかな肉体を養うかけがえのない要素です。

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最後にゴルフ中、カップに入ったボールをとるために頭を下げた瞬間、
一番血圧が上がって危険だそうです。
ランニングの次の割合で大事につながるそうです。
ゴルファーの方、ボールは座って半身になってから取ると心がけるとよいようです。