体に流れる体液の滞りをイメージすると・・・(1)

血液やリンパ液、滑液などがスムースに流れている状態が、
栄養素が正常供給され、排泄物が運び去られて清潔状態を保つ理想です。

ですがその血液やリンパ液、滑液が滞るときがあります。
滞ったとき、健やかな体内環境は崩れます。

【『汚れた噴水と清らかな噴水の違い』を体内の体液にあてはめてみよう!】

その説明によいたとえがないかと、
ふと思いついたのが『公園の噴水の水の循環システム』。

公園にある噴水を観察する。
噴水から水が吹き出します。
その水はまた噴水池に着水。
水は池底のポンプにくみ取られ、
再度噴水の水として利用されます。
水資源を無駄にしない循環型システムです。
そして噴水の水は、始めは清らかでも、
大気の塵に触れ落ち葉や泥がまじり汚れだします。
その水の汚れを浄化するため濾過が必要です。
浄化装置により汚水を処理し清水にします。
そして衛生面が保たれます。

その浄水機能もトラブルを起こし浄化力が減少することもあります。
その状態を気づかずに運転しつづけました。
すると水質が悪化。衛生的ではなくなります。
水質が汚濁し小枝や葉っぱなどのゴミが池全体にたまりだします。
それにより池底の吸水口は詰まります。水の流れが悪くなります。

体内の循環機能の低下は上記と同じ結果を生みます。
体内の血液などの循環がスムースであればよいのですが、
流れが悪くなると壊れた噴水のように体液全体を汚していきます。
(特に停滞の激しいところは厳しい状態になるでしょう)
血液は排泄物質の乳酸や尿酸を排泄させにくくなる。
リンパ液ではリンパ節に古いリンパ液を流し込み捨てることがしにくくなる。
その排泄できなかったものはいったいどこに流れ着くのだろう。
体内の軟部組織のひだなどにもぐり込まれていてはかなわない。
その排泄するべき物質が体内に数日、数カ月、数年いると仮定。
すると粘性が強くなり酸化した状態が強まることは予想できる。

管理が行き届かなくなった噴水を見たときと同質のショックを受けるだろう。