カラダの内側の浄化が求められます。いまは、まさにそのような時期ではないでしょうか?

半年以上かけた歯医者通院。
昨日、ようやくひと段落がついて終了しました。

 

歯医者に通い、細やかな作業の大切さを知りました。
歯磨きのときのブラシの当て方をならうときには私が気づかづに磨き遺す場所を指摘して、
「そのブラシのかけ方は、非常にもったいないよ」と教えていただきました。
筋膜リリースでのセッション中、そのときにいただいた言葉が脳裏をよぎります。

「この圧のかけ方。ちゃんと患部を観れていて、悪いところをかきだせているのだろうか?」
「もったいことをしていないだろうか?」

観方が大幅に変わったおかげで、
胸郭部のリリース精度がはるかに向上しました。
胸郭の肋軟骨部分は、特に歯医者が使う先端を当ててフィットさせて削る道具。
それがありきの作業です。
同様だと考えて道具の利用を試行錯誤した結果はでてきていると感じています。

 

昨日は、入れていただいた歯がぽろっととれて、
歯医者さんからは、
「グミとキャラメルは歯医者の天敵だよ」と。

じつに面目ないです。


そのときに、関連したアドバイスとして次の言葉をいただきました。

「朝に砂糖を使ったお菓子をたべたりジュースを飲むと、それが最悪。
 一日中、歯が酸化されっぱなしで溶けつづけて虫歯になるから、ね。」

といいます。

私の頭で
「そうか。口内が酸化したら、歯というエナメル質さえもむしばむ。」
「まてよ。体内も酸化した状態が続けば、何かが溶け出すだろうか?」


視覚的に体内の酸化度分布はカッピング跡でチェックできます。


カッピング跡1.png


カッピング跡がつかないようであれば、
体内に酸化した体液が停滞していない。
そのような健康状態にあるといえます。


ただしなかには陰性が強まると排毒させる力が弱っていて、
カッピングをしても皮膚表層へ酸化した体液を持ち上げる力がない方もいます。
深刻な状態といえるでしょう。
そういうときは事前に体調不良の自覚はでていることが多いため、
「どうも自分の現在の体調から考えれば、健康体というよりも、
 津液が過多の陰性が強いのだろうか。」
というような判断がなりたつと思います。


カッピングを丁寧に全身にしてみると、跡がつくところとつかないところがあります。
また跡がついたときにも、色や色調が「赤・赤紫・紫・黒」のような違いが現れます。
色の違いに体内に蓄積され停滞を続ける酸化した体液の寒熱の違いが読み取ることができます。

 

「赤」なら寒熱の「熱」。

血流代謝の量がまだ充実しております。
その血液のヘモグロビンの赤色が現れているのです。
跡が消えるのは、さほど時間がかからないでしょう。
(※ 一部、体質的にカッピング跡が消えづらい人がおられます)
状態として自然に改善される余地が十分ありますから、
よく休憩をとり体を休めてください。

 


墨汁色の「黒」が陰性が強く根が深い。
寒熱の「寒」。

血液・津液の代謝が阻害されています。
また血液も津液も黒色ではありません。
黒色物質は別の体液成分です。
筋膜と筋膜の間に潤滑油として使われる油が、
本来あるべき代謝が起こらずに古くなり続け、
このような黒色かしたと考えられています。
そのため体内での浄化力が劣っており、
酸化度が高まり停滞し続けています。

その後も改善させる対処をしなければ排毒できず、
酸化した体液はコールタール状で粘度が高く自力での廃液がしづらい。
さらにいつづけます。


黒色の元となる筋を動かす潤滑油が切れたままです。

あたかも油が切れたドアの蝶番を、
ギーィーキーィーと異音を響かして無理に動かす状態です。
ドアの開閉がしづらい。

使いづらさを無視して無理に動かすと「痛み」がでます。
痛いのは、不安にもなります。
嫌ですよね、痛みが出る動きをするのは。
無意識に痛まない動きをとろうとします。

痛みを避けた動きが、
さらにその部位の代謝促進を阻害して<おけつの停滞>という悪循環が起こります。


そのような際の対処に、
カッピングを用いることでよい結果が現れることもあるでしょう。

 

カッピング跡イメージ.png

 

上図のように、吸引圧が弱すぎると皮下組織にある酸化した体液が十分に皮膚方向へ吸い上げるに至らないこともあります。
ちょうどよい吸引圧を自分のカラダの状態を感じてみて微調整をするとよいでしょう。

ただし日々刻々と、体内の奥にある酸化した体液の状態は変化しています。

かつてカッピングをしたことがあるという昔話を語るのではなく、
日々、体内との情報交換を視覚化しておこなうつもりでチェックするようにしてください。


サーモグラフィでカッピング前後を撮影すると、どうなるか?
カッピング前では緑色が多いようですが、
カッピング後に10分経過すると体温上昇がみられる赤や白が現れます。

 

カッピング後サーモグラフィ.png

 

そしてカッピング跡がついたときには、
その跡が消えるまで血流が恒常的に促進されていきます。

長時間促進し続けられた血液の流れる力が浄化力となり、
カッピング跡になった酸化した体液を廃液させるのです。
体温も理想的な36.5度に近い状態に維持させられて、
寒熱の寒では働きづらかった免疫が働きやすくなります。


カラダの表面の皮膚の上をきれいにしたいこともあるでしょう。
ですが
カラダの内面の皮膚の下がきれいに浄化されていなければ、悲しくありませんか?

そこは価値観の違いだと思いますが、
私どものような施術者は内部状況が浄化されてクリーン化がされているかどうか、
そちらにしなやかでタフな健康が約束され、
そこにこそ美しさの本質があるとみています。


ただし、カッピングという手法は体内の代謝を恒常的にあげるためのやり方のひとつにすぎません。
自分に合ったやりかたを見つけていただき、
体内の酸化した体液を速やかに浄化してください。

食事でのアプローチでもいいでしょうし、
運動でもいい。
または体内のpHを弱アルカリ性に保つための機械や器具等を利用してもいい。

酸化した体液を多く持つ場合には、ウイルス感染等の被害は甚大化する傾向にあります。

細菌6分後.png

 


ひとつの細菌が、6分後に右のような数に増えるのです。

対して体液の浄化が進んでいる人は、
細菌やウイルスに対して免疫力により抵抗する力があります。

いま、これからの時期です。

カラダの内側の浄化が求められます。