人は、適度なストレスがかかった状態で、やる気が出てきます。
チャレンジ精神のようなものでしょうか。
人は、過剰なストレスがかかった状態で、カラダが弱っていきます。
すると体内で発生する「活性酸素」に影響が出てきます。
活性酸素は1 日に細胞あたり約10 億個発生します。
これに対して生体の活性酸素消去能力(抗酸化機能)が働くものの活性酸素は細胞内のDNAを損傷し、
平常の生活でもDNA 損傷の数は細胞あたり一日数万から数10 万個になります。
ですがこのDNA 損傷はすぐに修復されるのです(DNA修復)。
これがなされておれば病へと傾くこともないでしょう。
「人はだれしも毎日体内で正常な人でもがんができるけど、
健康なら、そのがんは駆逐されてなくなっちゃうんだよ!」
という内容のことを、私も聞いたことがります。
それは活性酸素によりDNAの損傷が一日数万から数10 万個ほどあっても、
すぐにDNAの修復がなされるからなんですね。
ただストレスフルな精神状態が継続することで活性酸素が発しする量が増えていきます。
それはDNAの損傷が量的に増加した状態です。
増量したDNAの損傷の修復が追い付いていかなくなると、
DNAの修復にミスが多くなり、
修復力が減少する(修復が間に合わない)事態が発生していきます。
するとDNAが損傷したままの異常な細胞が増加していく細胞分裂が起きてしまうようです。
このときに「悪性新生物」と呼ばれるものが増加傾向となっていくようです。
健康のバランスが崩れていくようです。
それらは生理的現象といってよい状態です。
現状の過度なストレスが心身へと長期にわたり影響してDNAの損傷が体内の細胞に増えれば、
単純に考えても体の内部ではDNAの損傷は増加の一途をたどります。
悪性新生物が体内にいたとしても、過剰なまでのアドレナリンが出ていると、
症状も出ているはずが、あまりそれには気づかないか、
不調でも悪性新生物の影響とは思わないことが多いのです。
「当世が、このようなご時世ですから、ちょっとやそっとの不調感があっても当たり前よね!」
それでも、アドレナリンがでているため、
日々、やり過ごせるようなことに。
ただ緊張感が解けたときが怖いのだといいます。
心拍数や代謝を強烈に促進させるアドレナリンが通常量に収まるときに、
体内の血液循環やリンパの流れが通常の状態にまで弱まると。
悪性新生物が内部的に増加しておれば、そのときに影響が表面化するのです。
これは激務で勤めていた会社員の方が定年退職したあとに、
よく起こることでもあるんですよね。
いまはそれとは違うかもしれませんが、
非常事態宣言がでた意味をかみしめれば、
国や社会レベルでの、去年では想像もつかないことが、
いま、起きています。
そしてこれから起きようとしているのですから。。。
ただある程度の悪性新生物の影響があったとしても、
その量が少なく影響がおだやかなようなときには過度に心配しすぎずに、
冷静に医療機関等にお世話になるのがよいでしょう。
またDNAの損傷がはげしくなる体の場所の状態について観察すれば。
中医学では、そこに「おけつ」と呼ばれる病気の根っこがあるとみます。
「おけつ」って?
汚れた血のようなイメージを持ってもらってもいいかもしれません。
正確に言えば、ちょっと違うものなんですが、
この「おけつ」が体内に留まり微小血管等の細胞へと栄養を送り酸素を供給し二酸化炭素を回収するような血行を阻害する要因となります。
「おけつ」といわれても、
そんなものは、体の内側にあるもので目で見えるもんじゃないよ。
レントゲンやCTやMRIにも映りませんよね。
そうなると、どうやって、「おけつ」のチェックをすればいいかわからないよ。。。
と突っ込まれそうです。
でも、大丈夫。
ごく簡単に、「おけつ」が自分のカラダのなかにあるかどうかは調べられます。
吸い玉療法、カッピングといってやってもらったことのある人なら、
自分の「おけつ」の状態を確認できているかもしれません。
カッピングの跡が、ぜんぜんでないとき、赤くなるとき、紫になるとき、黒くなるとき。
様々な跡のパターンがあるのです。
代謝する力がある人が体内に「おけつ」があるときは反応がしっかりでてくれて、
内部状態がモニターしやすいのです。
代謝力が減退した(虚証)の方は「おけつ」があっても反応があまりでてくれなくて、
内部状態がモニターしづらいため、繰り返しカッピングをすることが求められる場合もあります。
カッピングだけでは、対応難しい人も、私はかつて多数経験したことがありますが。
本来持っている排毒作用が発揮できないほどに体が弱った状態です。
実際はこの状態のほうが、問題が大なのです。
こちらのモニターが難しいというのは、カッピングの弱点なのですが、
脈を診たり舌を診たり腹を診たり問診していけば、状態が良くてカッピング跡がでていないとは考えられないこともあります。
そういったところで、判断させていただくことができます。
カッピング跡について。
特に紫色や黒くなる色などがかなり目に付くようなときには、注意が必要。
「おけつ」が内部的に悪さをしていると考えているそうです。
そうなると「おけつ」があると示すカッピング跡の場所から、
どこにどのような影響があるかを知ることができます。
この状態がわかったときには放置するよりも、手当てをしてくださいね。
早めに手を打っていただき、体内の不浄な状態は浄化をしたほうが気分もいいですよね!!
こんなコロナウイルスに感染の恐怖、
今後の世界や日本の変動の不安、
そして自身の今後の経済活動がどうなっていくのか。
そこが重く背中にのしかかってくるいまだからこそ。
自身の状態をカッピング跡をモニターして、
カラダの内部の理解をしながら日常を過ごすことが大事なのだと感じています。
私はシリコンカッピングを使っての、カッピング跡のチェック。
そこを欠かしません。
私のようにカッピングを自分にやっていく習慣をもっていくのもいいでしょう。
私はホットストーンセラピーとカッピングを組み合わせると、
その「おけつ」をよりスムースに浄化できるのではないかと研究しています。
カッピングだけではなく、
事前にホットストーンセラピーで代謝力をアップさせておいて、
それからカッピングへと連携するようにすると対処力があがるようだとみています。
ただホットストーンを使った直後にカッピングを5分以上すると、早々に水膨れになるなど、
いろいろと経験値をあげて問題を燻し出す必要がありますが。
同時に肩関節と股関節、仙腸関節、脊椎(関節)などを関節への手技を加えることで、
さらにその関節周囲の血管やリンパ管等の締め付け部分を緩めて管のなかの液を流しやすくするのです。
逆に言うと、ここの関節周りが骨化して代謝を阻害していると、
ホットストーンとカッピングだけでは、状態が悪化している方の浄化には難しさを感じまして。
施術の休業といったこともあり、
施術への落とし込みがしづらい時期ですが。
ですが少しずつ研究は深まっているように感じています。