昨日、知り合いの方のハンドマッサージを、
特別仕様のマイナスイオンワンドを利用しおこないました。
手首から先の、手の凝りが脳疲労にどれだけ関係するものか。
それは
「ペンフィールドのホムンクルス」という絵で図示されたものを観察することで理解できるでしょう。
カナダの脳外科医ペンフィールドが、「運動野」と「体性感覚野」のそれぞれが、
カラダのどの部分と密接につながるかを図示したものです。
(「ペンフィールドのホムンクルス」のフリー図柄)
「運動野」は大脳皮質の上方一部腕部を含めて1/3ものエリアになりますし、
「体性感覚野」も大脳皮質の上方一部腕部を含めて1/4ものエリアになります。
手首から先のてのひらのが運動野や体性感覚野。
けっこうエリアがでかいよね~って、見てびっくり。
つまり手首から先の凝りがあれば、ずっと脳に手先の筋緊張しているから何かがあるぞと、異常を知らされつづけて判断を迫られ続けます。
そうした脳に届く恒常的に与えられるノイズ情報は反応しないでいいというような反応を手控える機能が働くため、
異常があったとしても知覚上の不調が隠蔽されて認知できなくなります。
受けた刺激の反応はしませんが、ずっと手の凝りによる異常検知は引き続きなされたままです。
それにも多量の血液が無駄に使い続けられています。
そうしたわけで、本人が気づかれない水面下で、手が継続的な凝りができてしまうと脳疲労が溜まるのです。
ということは、手先のストレッチをすればOKじゃなの?
そんなことでもてのひらや指のストレッチをするよう勧められます。
または私が知る限り、
古来から中国での民間療法では、てのひらを砭石のかっさを利用してケアする習慣が推奨されています。
ですが昨今では、スマートフォンやパソコンなどの操作という、
かつてはなかった機器を指先で長時間操作し続けるようになり、
凝りの硬さの質が変わってきたようです。
それにより、私も手先のストレッチや砭石のかっさでのてのひらのケアをしましたが、
どうしても解けない領域がでてきたのです。
それも、私だけではなく、他のお客様や知人を調べれば、私同様、解けづらさが強い箇所が含まれていまして。
現代病のひとつとして、てのひらの凝りは数え上げることができるのでしょう。
そこでいま、最大級、研究対象としているマイナスイオンワンド。
こちらならば使い方を研究して緻密な小回りができるようになってきたため対処できます。
ただデフォルトの買ってきたままのマイナスイオンワンドでは、解けない領域がでてきたのです。。。
一難去ってまた一難です。
それでかねてから構想していた改造を実行。
マイナスイオンワンド内に他の鉱石を付加させたことで、リリース力を向上できないかと試作たものを使いました。
とあるクリスタルの粉末、そしてフラーレン構造で知られるシュンガイトの粉末を加えて相乗効果を引き出します。
配合する量が問題で、投入量が最適でなければマイナスイオン効果が減退するため、
1週間かけてとあるクリスタルとシュンガイトの粉末の粗さや投入量を試行錯誤して完成させました。
これが分かる人にはわかるという微差のようなレベルで解放力が変わるものではありますが、
オリジナルのマイナスイオンワンドより、気の通りが強まりました。
そのおかげで、そちらをハンドマッサージに利用してみたところ、
いままでは解くことが不可能だったエリアにも快調にリリースの手が加えられるようになりました。
(ただしケースバイケースでしたが肘や肩、肋骨のようなアーム部分が事前リリースを丁寧にしなければ対処の意味がない人もいます)
(そうなると手首から先の部分の部分的なリリースではすまされない大仕事です。。。)
(でも、手の凝りを実感してる人には、そこまで本格的じゃなくてもというレベルでのリリース体験を、一度してみてほしいですね)
まずは、
手のどこが凝りがあるか。
先に全体像をチェックします。
たとえば、、、。
・手根管の部分に入り込む凝り
・母指の合谷あたりの凝り
・それぞれの指の第一関節、第二関節辺りにできた腱と靭帯の癒着による凝り
・それぞれの指の付け根
・手首
特に手根部や手首にはくさび状の凝りが骨に付着して、
骨と癒着部を見分けることが難しい場合があります。
人は、足で移動し、手で物を創造するといいます。
手の凝りには、その人の今までの手を使ってきた歴史がよくあらわされます。
スマートフォンやパソコンの使いすぎのひとには、
それによって使われた手の内側の凝りが入ります。
左手で紙の束を広げて右手で数を数える人ならば、
左手の手根部の凝りが人一倍大きくなってきます。
手を使う施術者の方々はたなごころの労宮周囲に使いすぎの凝りができます。
そしててのひらに深いコリができていた方で、無色透明な鼻水がよく出る人がいました。
意外に思われるかもしれませんが、
実証的な検証で、手首から先にある肺経の肺へと大腸経、
そうした部位の凝りがあるからリリースをしますがそれだけではケアが不十分でした。
しっかり上述した心包経や三焦経にかかわる部分まで範囲を広げて凝りを探索します。
すると、、、本人が気づくことがなかった硬結が多数あらわれてきます。
それらの硬結部分をアプローチを受けると激痛点がこれほどまであるのかと言えるほどで、
しんどいことこのうえありませんでした。
ですがリリースが進むにつれて、呼吸が深まり、ほぼ痛みのレベルは変わらないはずが、
意識が飛んで寝息を立てています。
というのは手は大脳皮質の多くのエリアに渡って情報を受けるレセプトする箇所があり、
そうした部分が凝りにより常に緊急トラブルがえられた緊張状態がつづきノイズがでる。
そこの脳へのつらい負担からはエネルギーが無駄に漏れてしまっている。
思索を深めることが混乱していく結果を表します。
自動車の運転でたとえれば、普通の運転で10のガソリンを使うとすれば、
そうした無駄に漏らしたエネルギーは、ブレーキとアクセスを同時に踏んで運転しているようで、
20~30と多くのガソリンを消費させて動作疲労を募らせるものとなります。
脳はつねに停止がしづらい状態です。
停止中も、エンジンを切ることなくアイドリング状態でエンジンをふかし続ける。
話を手に戻しますと、手のある部分の凝りがあると、
脳のてのひらに関係する広域エリアがつねに緊張した状態を保っているわけです。
それが大量の血液を消費してしまう脳の緊張はエネルギーの垂れ流しでも悪質で、
本人は大量浪費状態がすでに当たり前になっているから気づかないでしょうが、
手の凝りから発せられる脳への認識し続けることも不要なノイズにより苦しめられている。
手の凝りが脳の凝りに等しいとイメージしてください。
そうした手の凝りが私の手技のリリースにより消えていくと、
激痛点があってもよほどのところでない限り、
脳波が緊張のベータ波からまどろみのα波に移行していきまして。
余裕で寝てしまわれている。
ただ数点、真面目にその人にとっててのひらの骨の骨膜に深く根っこになってしまった部位を解くときは別。
つまり骨膜は筋膜の数十倍もの強いセンサーとし働いて痛覚の捉えもいいわけで、
骨に筋肉が付着する付着点以外の部分に癒着や癒合が浸潤する状態部のリリースでは確実に目覚めます。
ただ、この根っこの深い癒合部以外は、リリースが進んで脳の緊張がほどけて脳内の手にかんする異常な情報のレシーブが消えていくにしたがい、
脳が休まるのですね。
手首から先の部分の凝りを除去することで、脈の詰まりが減少し脈状も一部改善が見られるというのは興味深い変化です。
すべての経絡を手と足に割り当てて状態を読み取ることができまして、
それに関する経脈上の不調が絡んでくる。
そんな全身に影響が与えられるのが手のひみつなんです。
最後に、注意として、
手首から先の手は小さな骨のパーツや筋肉や腱が入り組んでいる部分です。
自分でこの部分にアプローチを加えるとき、
決して無理やりな力を加えることは避けてください。
部分的に骨棘として凝りが凝ったまま剥がれ落ちて、骨棘形成し、
関節の隙間や筋肉等に刺さるような不具合がでやすい箇所だからです。
また正確に手のうちの骨の形状や関節部を把握できていなければ、
凝りか骨かが判別つきづらいでしょう。
そのような場合、ハンドマッサージのプロの方をみつけて観ていただき、
凝りの状況を正確に把握してから適切にアプローチをするよう心がけると効率的でしょう