肋骨の下端にある軟骨部分を操作してみて

肋骨の下端にある軟骨部分が変形しているとき。
内臓の働きが低下していたり、
腹直筋(腹部前側の筋肉)や外腹斜筋(わき腹の筋肉)が硬化したり、
肋軟骨部分の下にしこり化した筋肉があるときなど。

仰向けに寝て膝を曲げあげた方の肋骨下端の軟骨部分を、
上から押すやり方があります。
また肋骨下端の腹との境目あたりに指を入れることも。
ただこのやり方だけでは解けない腹部の筋肉があります。

腹直筋全体の硬化をどうにかときたい。
丹田に重心を落とすのは難しい。
・呼吸が腹式にならないので浅い。
・消化器の動きが悪い。

どうすればいいのだろうか?

上記のやり方だけでもある程度の腹直筋をリリースする成果はある。
だが肋軟骨のもろい方にはとても危険な操作になる。
そして肋骨の下に指を入れることは、
腹直筋が既に柔らかい人には痛みはない。
しかし固い人にはとても苦しい、特に右側。
みぞおち部分を解かれるときなどにいきなり行われれば大半の人が悶絶する。
そんなに強く押しているわけではないのに、です。

結局痛みが伴う操作は、
息を止めてしまうことにより思うほど深く解くことができないようです。

実験段階ですが、
他のもう少し工夫したやり方で肋軟骨部分を操作すると、
痛みもあまり感じずに腹直筋・外腹斜筋が解け出し、
操作中も下腹部でことのほか楽に呼吸ができる。
楽に呼吸ができるという表現は、
いつもの呼吸している状態よりも、
気づいたら本当に「すっ〜っ」と、
深い呼吸に自然になっている。
腰も緩みおなか全体が自分が予想していた以上に緩んでいた。

身内にはことのほか好評。

まだ安全性に難があるので、ネット上でこうやりましょうとはいえませんが、
工夫次第でずいぶんかわるものだと感じました。

余談ですが、その腹部の解放を受けたものが便秘症状が続いていたのですが、
翌日はすっとでたそうです。
出た量はまだ納得できなかったそうですが、
以前上部から肋軟骨部をプレッシャーをかけたり、
肋軟骨下端に指をいれたりしたとき以上に好感触。

シンプルな操作なのにダイナミックな腹部解放が目の前で起こるので、
「なぜこんなに緩むのだろう?」と不思議に感じています。