心臓が精神活動の中枢!?

太極拳について学ぶと、
それに平行して中国医学にも関心が及ぶ。
ワーク屋さんの条件反射のようなものです。


そして興味深かったこと。


中国医学では、
心臓は脳よりも精神活動を制御するものと見なされているそうです。
精神活動とは、
広範囲にわたる試行プロセス、認識、精神的健康を含みます。
脳は情報を受け取って蓄積するシステムに過ぎず、
思考プロセスには実際に関与していないと見なされている』
とのこと。


なんか不思議な感じです。


脳が精神的健康を維持するようなかなめだとおもっていた。
だがそうではなくて心臓にその役割があるという。


なんとなく...
そういえば臓器移植を経験したものの報告で、
心臓移植経験者は他の臓器以上にドナーの性格を受け継ぐと、
どこぞの本で読んだことがある。
そのときは何の気なしに聞き流していた。
でもいまさらながらに、
何か関係があるのかなと。


そのために精神障害は心臓に何らかの損傷が発生したからと考えられている。
そのため中国医学では心臓機能を整える治療をするそうです。


そういえば...
『だんちゅう(胸部の中心線と左右の乳首を結んだ線が交わるところ)』
を含む胸骨部分も何か関係があるような。。。


ここの部分に過去の感情を溜めやすいと聞きます。
ソマトエモーショナルリリース(体性感情解放)が、
この部分を適切に対応すると起こりやすい。


つらく感じた記憶などがこの部分をリリースされて思い出されることもある。
そして思い出したと同時に「そういうこともあったな〜」と、
感じていたストレスが潜在意識の領域から消えていく。
そのようなことが起こったという報告も。。。


胸骨から伸びる鎖骨と肋骨の関節部分。
ここがずれを生じると目打ちバリでつっつかれた痛みがでるので、
かなり加減してアプローチする部分です。


でもこの胸骨を通して裏にある心臓が、
ずいぶんとストレスが減少するならば、
もう少しアプローチ方法を洗練させて対応すべきだと感じました。


靱帯性関節ストレインにある胸骨部の解き方は効果的ですが、
痛みがあるので不評なので。
いろいろ資料を調べてみます。


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読み進めるととても面白い。
いろんな発見がありました。


西洋式ワーク屋さんが中医学に関心を持つと、
強烈に魅了される人がいると聞きます。


また太極拳の型の一つ一つに、
この型は腎臓や大腸の経絡を通して刺激するとか効能があります。
だから自身が弱い経絡がわかれば、
該当する経絡を強める太極拳の型を学ぶ。
その型を丹念に練る。
そのような処方の仕方もあるようです。
奥の深いものですよね。