動きの質を評価するツールのひとつ『十二経筋』。

動きの質を精査する時に私は経筋を活かして動いているかどうか、
チェックします。


この『十二経筋』が活きているかどうかを、
その方のムーブメント(歩く姿や立ち方)で読み取ります。
『十二経筋』を勉強したことがある人はわかるのですが、
性格や身体状況やスキのある部位などを読み取れるのです。


身体の動かし方に絞っていうと。。。
その特徴が『十二経筋』を活かして使えていることが健康的。
『十二経筋』の特定の経筋が活きなければ、
それに関連する筋力の弱化が余儀なく起こる。
それは小手先の動きというものに支配されたムーブメントを意味する。


これは簡易ボディチェックにも役立ちます。
お客様の顔を観て挨拶を交わすとき、
お客様の立ち方や歩く姿から『十二経筋』をモニターしています。
ダボダボッとした着物ですと解りづらい部分があるのですけど、
ピチッとした着物ならばかなりの精度よく把握できます。
その情報を元に頭で今日のワークの要点を絞り始める。
これがワークチェックのすべてではありませんが、
こなれた分析眼を発揮してくれる有効ツールです。


ちなみに、
『十二経筋』を動きの質の評価として直接結びつけるには、
『十二経筋』のなかの詳細知識が必要です。
たとえば腎臓と膀胱の関連深さなどを知らなければ、
応用が深まりません。
そして動き方から『十二経筋』を活用できていない部分を知れば、
どの臓器にネックがあるか将来的に不具合が起こるかも解ります。
『その動き方をし続けると身体によくない』と考えやすくなった。
実際にかなりの確率でその事実が符合する。
そのことを知ったとき驚きました。
ちょっと恐かった。。。



恐るべし中国人。


そして中国医学



AKの主要筋の状態をみる方法でも同様な結果を生むと思うのですけど、
自分には『十二経筋』の方がさっと読み取れるんです。


鉄布衫功
』というボディワーク屋さんが
身体づくりに身につけるといいと密かに人気の書籍があります。
この本に『十二経筋』がちらっとコンパクトに語られている。
だから鍼灸や指圧の先生方以外の方々にも
『十二経筋』の重要性に触れるチャンスはあるのですよね。