浅層筋と深層筋のゆがみ方の表現の違いをみて。

立位での姿勢をチェックするとき。
浅層筋のアウターマッスルがゆがむと体は弯曲しますが、
深層筋のインナーマッスルがゆがむと側方に平行移動をします。


必ずそうだとまでは断言はできませんが目安にはなるんですよ。
ちょっとした知識ですが知っているかどうかで大違いですよね。


ワークをするときに
『ではちょっと立ってみていただけますか』と
お願いして立ち方をみせてもらいます。


そのとき、
力みがない骨を活かした立ち方の自然体姿勢であるかどうかを見ると同時に
どこらへんのアウターマッスルが緊張しているかまたは弛緩しすぎているか、
どこらへんのインナーマッスルが緊張しているかまたは弛緩しすぎているか
などに目を凝らしている。



首が『弯曲』しているか『平行移動』しているか、
で浅層筋からの変位影響か深層筋からのものかがわかる。
そして「これは浅層筋だな」となれば解くのは容易ですし、
「これは深層筋だな」となれば解くのは手間がかかります。
また弯曲の仕方でどこの浅層筋のせいかとか
平行移動の仕方でどこの深層筋のせいかとかの見当がつきます。



短時間でこの様子を把握。
おそらくこんなことを見られていると気づいている人は少ないはず。^-^@


ワーク前に立ってもらうときはどこをどう調整しようか情報を得ます。
アウターマッスルとインナーマッスルのゆがみ具合を探ります。
ワーク後に立ってもらうときはどうワーク成果が出たかを見ています。


頭の中でアウターマッスル部分のゆがみとインナーマッスル部分のゆがみが
色分してビジュアライズされています。
半透明かつ立体的な像として。


とあるオステオパスは治療をするときに
検査に75%で治療に25%の時間配分でと申されたそうです。
検査が精確で適切な治療ができるからです。


ただ私の場合はワークでプライマリーな部分のみ治療を集中させる仕方を
とっていないためそのような時間配分でワークを進めることはできません。
一回のワークで膨大な箇所の調整をおこなっていますから。
だから高速に体の様子を読み取り、
それに対しての対策を打ち出せるのはありがたいことです。



他にもいくつものお決まりな教科書にはないチェック方法があります。


そのような知識を持っていて使いこなすことで、
貴重なワーク時間を密度の高いものにできます。