ウェーバー・フェフナーの法則。


ウェーバー・フェフナーの法則

「人間の感覚は、それを生み出す刺激と密接に連繁しており、
刺激が小さいほど、差異を見極める力、識別力は増し鋭敏になる」


体をゆっくりと動かすようなフェルデンクライス・メソッドなどで
最大限大切にするべき要諦ですね。


いま動いていてどのような感覚か、感情か、どう動こうと思考したか、
それから基づいた動きというアウトプットは?のような感じですよね。


フェルト・センスのようなものを常に感じ取って動きの質を感じ取り、
いつもとは違う動きを試みて改善された動きを気づき得ていくのです。


つまり感覚を鋭敏にして動きの質を改善するためには小さく動くほどよい。
そうしたほうが脳の感覚野へ刺激が強くインプットされるんですね。
脳の中で動きの質を吟味するためには小さな刺激をベースにする。
筋トレ方式の力をこめて動く方法とはずいぶん違う感じです。



もちろんアイソメトリック・トレーニングで筋力を育成するのは大切。


ただこのアイソメトリック・トレーニングをするときにも、
ウェーバー・フェフナーの法則を活かして動きの質を常に改善させたい。
そうしたほうが関節や筋肉に負担がかからずに成果をあげられるようになる。


個人的に、
ヨガでも太極拳でもそのほかさまざまな運動を伝えるトレーナーも、
このウェーバー・フェフナーの法則をもとに指示をあたえるといいですよね。
そう願っております。