内臓を緩める手技をするとき。
大腸も緩めます。
その際に大腸を深く触診したときわかる反射点があります。
【Fielderの大腸反射点】です。
リフレクソロジーとは「足裏反射区図」をもとに、
足裏の反射点を圧し痛みを伴う場所をつきとめる。
そして対応する内臓器官の問題を疑います。
その大腸版があると考えればわかりやすい。
たとえば横行結腸のなかほど上部の反射点を押して圧痛があれば、
胃に問題があると思われる。
胃が癒着していたり痙攣し炎症がある場合に
みぞおちの下にある横行結腸を触られたとき
痛かったり苦しかったりするんですよね。
そして大腸反射点を調べていく技術があれば、
大腸をチェックすることで様々な肉体的情報が得られるのです。
大腸反射区を理解すればそれで下記の問題があるかどうかを調べられます。
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虫垂、下垂体、鼻、かぜ症状、胸腺、副鼻腔、眼、耳、喘息、
知能・精神状態、甲状腺、副甲状腺、肝臓、心臓、胃、膵臓、
副腎、性腺、頭痛、子宮・膀胱・前立腺、痔疾
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ずいぶんいろいろなものを大腸を調べるだけでわかるものです。
ただ正直に申しますが、
私の現在の技量ではだいたいはつかめるが明確な判断まではできていません。
腹部の内奥に位置してぐにゃりとしているため、
調べるには知識と経験が必要です。
ことの詳細は『軟部組織の診かたと治療』(出版:医道の日本社/著者:L.Chaitow )P154に譲りたいと思います。
専門家の方で興味があれば参照してみてください。
ただなんで大腸に体のコンディションを把握できる反射区があるのか。
興味深いですよね。
足裏が非常に多くの神経組織を有するのと同様に、
大腸も神経の発達した器官であることは確かです。
内臓に脳のように思考する器官があるといわれる。
そのような関係性が大腸にはあるのでしょうか。