人それぞれ違ったアレルギー反応が起きる裏側で

たとえばアレルギーのある食べ物を食べたら
アレルギーの症状は皆おんなじということではないのです。


ある人は、下痢をしたり、
ある人は、急に喘息のようになって呼吸ができなくなったり、
ある人は、頭痛がしてきたり。


まったく症状のパターンは人それぞれ。


不思議ですよね。


その裏に潜んでいる仕組みがわからないと、
かえってアレルギーって言うものはめちゃめちゃな出かたをするものだ、
ってそのまんま疑いもなく納得するしかないのかもしれません。


でもしつこく私どもはアレルギーがあるとおっしゃられるとき、
どんな症状の出方なのかを教えてほしいと思います。



それはたとえば・・・


■下痢をしやすい人に「大腸経」の経絡が
遮断されたような問題が起きていることがあります。


■急に喘息のような息遣いになる人に「肺経」の経絡が
遮断されたような問題が起きていることがあります。


■血管性の前頭部の偏頭痛が起きる人に「胃経」の経絡が
遮断されたような問題が起きていることがあります。


■感情的になったり気分が落ち込んだりする人に「肝臓・心臓・肺などの経絡」が
遮断されたような問題が起きていることがあります。


■関節痛が出てくる人に「腎経」の経絡が
遮断されたような問題が起きていることがあります。


■その他にいくつもの症状のパターンがあり、
それらに対応する経絡のエネルギーの遮断問題が起きていることがある。


というように読んでいきます。



つまりアレルギー症状がでて経絡のエネルギーが遮断をチェックすると、
一定の呼応するパターンが含まれているという発見です。
脈診ができる人ならば実際にアレルギー症状が出ると
確かに当該経絡のバランスが乱れることがわかります。


興味深いですね。


だったらアレルゲンに触れ関節痛というアレルギー反応がでているならば、
「腎経」の経絡のエネルギーが遮断されているのですから、
そのエネルギーの流れを改善してあげればよいわけですね。
喘息のような反応ならば「肺経」のバランスを改善します。
というような感じですね。


そうすることでアレルギー反応が収まりやすくなるのです。
そしてあわよくばアレルギー反応が出にくくなるようです。


もちろんこれは私が発見したものではありません。


病気よ、さようなら』という本があります。


アプライドキネシオロジーを応用したアレルギー遮断療法により
アレルギーの対処法を解説した本です。


一般の方がいきなり読んでも読みづらく飲み込みにくい本ですが、
経絡治療を得意とする先生方ならアレルギー反応の表出と経絡の
関連性を熟知する上で役立つものと思います。


また誰でもできる12経絡調整の仕方を提案できれば、
個人でアレルギー反応で乱れた経絡をすぐに回復させるよう努めるのもいい。


たとえば
経絡体操でもよいでしょうし、
波動調整でもいいでしょう。
やり方はいろいろとあるのかもしれません。


お客様のニーズに合わせて指導できるなら、
喜ばれると思います。


ただ経絡の線のエネルギーを遮断する際に、
深く筋膜硬化により場の制限が原因ならば
そのときにはそれを先行して解放すること。
そうしたほうがよい結果が生まれるようです。