将来おきうる危険の芽も摘んでいければ・・・

先だってワークをしているとき。


「だいぶ体が改善してきたようでよかった」と喜んでいただけました。


お客様はここ数年いくつかの施術院に通われたそうですが
施術を受けて多少調子のよい状態が数日だけしかもたない。


「ずっとこのままでありつづけるのか?」


そう考えると落胆してしまう。
お気持ち、よくわかります。



年齢が進むにつれて不良姿勢や不良動作からくる
体内に蓄積するダメージは加速して増加する傾向があります。


特別な体の使い方を意識するようなメソッドなどを修練して
体の使い方を修正し改善していかなければ
楽に体を動かす習慣を徐々に手放していく。


それは体が生まれつき弱かったり、
大病を患いそれをカバーしながら生活していったり、
激しい運動で酷使し耐える動き方や身のこなしを繰り返し体験したり。


苦しい状況でも耐えながらがんばって生活をしていかなければなりません。
そのようなときには緊張して筋肉を拮抗筋も固めながらも動き出すのです。
日常生活を送るだけでもこの状況に至りましたらかなり負担がかかります。


いずれも関節のスムースな動きができる方向を無視して、
筋肉が硬化短縮したまま耐えつつ動くという習慣が身につくためです。
それにともない常に力みが抜けなくなります。


そうなると脊椎の椎間板が縮む傾向が強まり腰痛や肩こりも。


そして『体内静電気を抜けば病気は怖くない!』という
興味深い本があるのですが、
筋肉が硬直して柔らかさが失われると体内に静電気が生じやすくなる。



外部発生由来の電磁波により影響を受けるエレクトリック・スモッグ。
携帯電話などの電磁波を人体にダメージを与える電気製品利用をせずとも
硬く縮んだ筋肉は体内静電気を発生させて
自らの神経にダメージを与えるそうです。


それは自律神経系に強烈なダメージを与えているので、
それぞれの骨格筋の力の入れようバランスを崩します。
それに内臓機能もバランスを乱してしまうのです。


肉体的状況悪化の進行は体感できるもので、
これほど将来の不安を煽るものはない。


施術を受けて体が柔らかくなるというのは、
将来おきうる危険の芽も摘むことに繋がる。



そうなってほしいと心より願っています。