ひとりひとりの今目の前にいるお客様に
コミーというミラーをつくる会社があります。
http://www.komy.co.jp/ (こちらのhpの「コミー物語」は秀逸!)
”社員14人の世界企業コミー”と、
ビジネス誌のタイトルが大々的につけられていた優良企業です。
自社の製品を利用していただいたお客様に徹底的に意見や要望を尋ねる。
その意見を活かした製品開発をしていく。
そんなものは当たり前だといわれるだろうか?
だが徹底的に意見を聞いたり要望を察して開発を進めるとどうなるか?
納品後のお客様がどう使っているかを現場に赴きチェック。
要望はじつにこまごまとしたものまででてきてしまうはず。
それに誠実に答えようとすれば開発費が莫大にかかります。
時間と労力が極端にかかる。
企業としての成長力は遅い。
通常なら営業力に勝る競合他社があれば
経営陣は戦々恐々とすることでしょう。
そこをぐっとこらえてひたすらに進む。
新規の取引企業が増えれば聞き取りも
そして他社にはできないノウハウを蓄積して、
気くばりミラーならばコミーといわれるほど。
(「気くばりミラー」とは「防犯ミラー」なのですがそうは呼ばないで!とのこと )
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私どもボディワイズも基本的に目の前におられるクライアントに集中する。
お客様の身体状況をよりよい状態へ改善するにはなにが必要か。
具体的に理解をしていきます。
そうしていくうちに次に私が学ばなければならない課題が発見できます。
それから次回のそのお客様の状態を把握して対応するような施術をする。
そこに施術のコマ数を抑え収益を切ってでも研究に時間をつぎ込む。
かゆいところに手が届くことができるのはそんな単純な作業から生まれます。
企業としての発展し成長させる歩みを削ってでも今はすべきことがある。
他の人がする同じことをしていてはだめなのです。
人と競うのが嫌いで要領も悪い私には、
自分の考えを貫いてそれを乱したら勝機はないでしょう。
その過程で発見したノウハウは私の頭脳の中にレシピをストックさせる。
すべて基本は私の頭の記憶にあるわけです。
ノウハウは精密なもので文章で言い表せるようなものではないですから。
手や皮膚の感覚がいつでもそれを再現してくれます。
ちょっとやそっとでは人に盗まれないです。
外側をまねられても結果の差がでますから。^-^;
ただ一番初めの手探りでの研究が特に時間がかかり大変。
どうすればこの状態の腰仙関節を動かせるだろうかとか。
かなり難しいケースが多くあるのですよね。
ですが一度でも目的の状態を改善させることができれば、
二度目はその仕事は一度解いた数学の問題のようだから、
短時間で以前以上のことができるようになります。
この最初の手探り状態を通り抜けられるかどうか。
施術上での私にとっていくつか大きな課題があり、
それらが荒削りでも回答がえられたとき。
ある程度の自分がこれで
そのときに評価をいただけるものと考えています。
そのほうが私らしいやり方です。
さっき中華の鉄人の陳健一がテレビでいってました。
「完璧な料理なんてない。
プロはどんな状況でもベストを尽くすということだ」といっていました。
施術もそうなんですよね。
ただ今の施術提供のスタイルを押し通すと
この先ずっと新規のお客様を受け入れられない。
それは決して私が意図するものではありません。