発病の前兆をとらえる勇気

以前読んだことがあるバッチフラワーの本に
以下の内容の言葉が書かれていた。


すべての病気にいえることだと思うのですが、
病気が発病する前には、
ちょっと体調が悪いような感じがするとか
具合の悪さを感じるときがあります。


そのときこそが自分の体を治すための、最良の機会であり、
それ以上に悪化させないようにすべきときなのです。
そうやって健康を取り戻すのです。」


多くの場合、
大病となる前にちょっといつもと違う感じの頭痛がでたり、
心臓が強く打ち耳にまで聞こえてきたり、
さまざまな前兆があるといいます。
中年を過ぎれば老化現象といわれそうですが、
安易にそう決め付けるのも問題がありますね。


そのような前兆に気づくも、
忙しく仕事をこなし自分の体を酷使しているときは、
体からのメッセージに耳を傾けずに無視をすることがある。
聞こえているのに聞こえないふりをしてしまうこともある。


ちょっとのことは我慢してやり過ごさないとという気持ちになります。
そのようなときに病気の前兆という健康を取り戻すための機会を失う。


弱音を吐けないときってありますよね。
仕事が立て込んで連夜の残業をしたり、
期限が迫って追いつめられたり。
生活がかかっているとしたら、
辞めたくてもそうはできない。


少なからず今の私の身の回りの方々の過半数が、
このような多忙を極めている様子なんです。


本当は体調不良が感じられていても、
そんなことをいって仕事の穴をあけられない。


前兆段階では
自前の免疫力がずいぶん残っている状態。


そこで悪化の一途をたどらず引き返せば、
そう危険な目にあうこともないでしょう。


日頃から自分の精神と肉体のバランスを観察し、
発病の前兆を感じ取れるよう修練されていて、
そのうえ対処する能力があれば、
大事にならずに健康がキープできるでしょう。



本当はそうしたいが、
余裕がないとそうもできない現状があり、
弱音を吐くも仕方ないという信念が育つ。



前兆を見過ごせば、
健康を損なうペースは加速します。
危険度も上がってしまうわけです。


それが想像できないわけではない。
だがそこから目を逸らそうとする。


これはとても悲しいことだと思う。


ただ私自身にもいえていて自戒すべきです。
前兆を前向きにとらえる勇気を持つことですよね。