定年退職後の健康不安を低減させたい

会社勤めをしている方が定年を迎える。


自営業の方で商売をしていたが、
息子や後継者へと代を譲りとなる。


そのようなときに健康不安が訪れることが多い。



今までは会社勤めや自営業で忙しく緊張しながらストレスを受けていた。
それはうまく日々解消できなければ体内に蓄積していく。


特に重責を背負った職を退いたりするとき。


どっと気が抜けて張り詰めた緊張の糸が切れる。
そのときに今まで蓄積してきた肉体的ストレスが解消されることもある。
ただあまりに肉体的負担を気にしないよう隠しつついたならば、
肉体的ストレスが病として表層に現れてしまうことがある。


それは癌や強いアレルギー疾患や自律神経失調症のような、
さまざまな形となって現れる。


私の直接の身内のものも重責を背負う職業を退いたときに、
つらい疾患の症状がいきなり出てきた。
数名の友人の親の話でも同様なことがおこる。


まだ私の同世代が退職を迎える時期には少し時間があるが、
今後は公的年金を受け取れる年齢が退職してすぐにはなく
受給を受けられるまでの間をどうするかという切実な問題もある。


そのような状況なのに、
定年後に仕込まれたような健康を害すケースが多いという不安を
問題の上乗せにしていくのはかなりシビアなことだろうと思える。


病気になれば優秀な医師が高度な医療を施す体制は整えられている。
その点の安心感はある。


だが医者が保険点数という縛りがあり、
たとえは悪いのですが1時間の話の聞き取りをして薬を出しても
10分の話の聞き取りをして薬を出したとしても、
同じだけの診療報酬のみを受け取る。
それにもまして昨今は医療現場では、
患者が多くて長い時間をかけたくともできないという場合がある。




本当ならば、
日頃からの体の整備をできるような体制であればよいのだろう。
だけれどもそうするにもかなりの時間を要するし、
それをしてどれほどの保険点数をつけてもらえるか。



整体などの民間療法は、
医者がおこなえるような治療はおこなうことはできません。
人間の体を大規模な修理するようなことはできないのです。


ただ整体などの民間療法は
人間の体を整備するという整備工の役割は担えるところがあります。
どうなると病気を引き起こすかというところに注目して、
そこを改善していくのです。


それは自動車を運転するにも、
整備をしながら注意深く運転するようにしたら20年もつが
整備を怠ってだましだまし運転すれば5年も持たない。
それと同じことが人体にもおきるわけなので。


つまり整体を会社員時代からちょくちょく来ていた方を観ると、
退職後に経済的なことでの心労はありますが
肉体的なことでの発病などがとても少ないように感じます。


たまたまなのかもしれませんが、
上場企業の社長さんなどをなさってる方も、
引退後はかえって体力を自分の趣味の時間等に振り向けられて、
ぜんぜん精神的にも肉体的にも問題ないっていう感じでして。


ただなかなか整体などに定期的に通うにも土日しか休みが取れなくて
という人ではなかなか土日休みの整体等に通うことができませんよね。


上述の社長さんは運転手付の社用車で通ってこられていましたので、
そんなうらやましいことができるのもあまりないです。


そんなときにもしご夫婦でありましたら、
どちらかが簡易な施術の仕方を習いそれを日々施すようにする。
そうすればおそらく定年に至るまでに臨界点にまで疲労などを
蓄積しなくてすむように感じます。


私としてはそのようなためにも、
少しずつ簡易な施術の仕方を伝えるという仕事をしていきたい。


そのようなことを考えている今日この頃です。