「運動能力を向上させるにはどうすればいいのでしょうか?」

「運動能力を向上させるにはどうすればいいのでしょうか?」
というアドバイスを求める問い合わせを頂きました。
そのお返事した一部分の抜粋。


確実に運動能力を向上させたいならば、
運動能力を向上させるトレーナー能力の高い先生に
教えていただくのがなにより。
時間も労力もショートカットできる方法です。


      • ここから抜粋部分---


ただ動きを伝えるのは直伝でなければと申しましたのは
ちょっとしたその人に足りていないことを私どもが見抜いてそ
れを指摘していくことで、それで目から鱗が落ちることが多くあります。
そのような目から鱗が落ちることを、
何度も繰り返して積み重ねることで
人は見違えるようになる。
それは、たとえ運動神経が良いとか悪いとかという問題ではなく、
体の使い方には”技術”があるのだということをわかるかどうかなので。


たとえばピアノをひかれるときに
バイオメカニクス的にこうするとよいという
技術があるんです。
体の使い方のフォームです。
それは別に腕の使い方という局所的なことを
考えていただくのでは不十分です。
足や背中のポジションや重心やその他、
いくつもの腕以外の本人にはあまり見えていない部分を
改善するように指摘を受けて、それらを改善すると
気づいたら腕の力みが抜けている、
というような質のものです。
手を気にしていては、それでは進歩していきません。
そのようなことは後々に分かってみると、
しごく当然なことのように感じられることですから。
プロのピアニストの体を全身を射ぬいて見る目が
そこでできてくると、
そこに真似てしまいたくなる部分がずいぶん書いてあるが
それに気づかないか気づくかの問題だったんだな、
ということになる。


このような合理的に体を使う勉強を
直伝していただける師について学び取れれば
年齢が進んで高齢化しても体が自在に動かせる。
太極拳の老師のようなものですね。
そういうのも老化と戦うというより、
動きを磨いて進化し続けるほうが痛快ですよね。


そうなる可能性はどなたにも秘められているのです。



そのような技術を公開している書籍は、
世の中にありそうでいてあまりないのが現状です。
それでは多くの書籍を読み込んで深く理解して
自分のなかで必要箇所を吟味する取捨選択をする労が必要です。
私はそのようなことをあえてしてまいりました。


ですがそれは
時間的にも費用的にも労力的にも大変なものです。
よい直伝をしていただける師とご縁をえるように
お探し頂きましたほうがよいでしょう。
そして学び取るようにしたほうが無理がないでしょうし、
自分ひとりでおこなえば時として不測の事故などの
つらいことも起こりますがそれも回避できるでしょう。

      • ここまで---

ただ師匠と呼びたくなるような方をみつけるのはご縁もありましょうし、
日頃の自分の謙虚な姿勢もあるでしょう。
意外に参考になる本を探すのも大変ですが、
それ以上に自分にあう師匠をみつけるのも。


「すばらしい師匠は3年かけてさがすものだ」と、
そんな言葉をなにかで読んだような気がします。