顔のひまし油マッサージの補足:こめかみと鼻の脇マッサージを念入り

以前書きましたが、
顔の表情筋を緩めるために、
ひまし油という粘度の高いオイルを利用して、
顔をマッサージしてます。

日々、オイルマッサージをしているので、
恒常的にオイルが満たされ保湿されるようになりました。
そのため少しずつオイルマッサージをするときの、
使用するオイル量が少なくしても大丈夫になりましたね。



ひまし油というものは人体にやさしい。
エドガー・ケイシーの温熱ひまし油湿布でも有名ですよね。
女性の利用している基礎化粧品にも配合されます。
保湿性の高い、酸化しづらく扱いやすいオイルです。
寒い日などは、少しこのオイルを顔や手などの外気に露出するところへ塗っておくと、
多少ぽかぽかして、肌の乾燥を抑えてくれ、肌あれ防止にもいい。


優しくソフトにという概念はすっ飛んでいて、
豪快にゴシゴシしてます。





そして最近気づいたこと2点。


こめかみのところを掌(たなごころ)の所で、
強めに左右から同時にグリグリ回すようにマッサージします。
これを100回以上。
すると目がはっきりしてきます。

ここ数カ月前から、
疲労が重なり目にもクマが多くなりました。

連日の夜中までの作業で、
さすがに年をとったものできつい。
目の機能低下がおこりそうですが、
それが目がすっきりぱっちり開けることができて驚きました。


思考力も、こめかみ部分(側頭筋)を側頭骨が感じられるほどに掘り進める。
けっこう痛いです。
でも、ふわっと硬かったこめかみが柔らかくなるとすっと思考力が回復。
脳に血流が増えた実感があり。
肩のコリも、半減しましたね。




またもう一点。

鼻の横部分を軽く奥に押し込み外側に引っ張るようにします。
これを繰り返していくと鼻の通りが画期的によくなる。
個人的な感想ですが、これだけ副鼻腔が開けることが出来れば、
花粉症などの影響も低減させることができるかもしれないし、
ブリーフノーズのような鼻の穴を開ける器具を使わなくても
鼻呼吸がしやすくなってしまうことでしょう。

鼻は、体の中心を通る感覚器官。
正中線を捉えて体を左右に分けて動きをつけるためには、
とても重要です。

鼻がとんがって先っぽが出ているのは、
新幹線の鼻先のようなもので、
ここが風よけにもなり前に向かうための方向指示器にもなっていると考えられる。

もし鼻が曲がっていれば、
私はそれでその方の脊椎の側湾の傾向を評価しますので。
体の側湾の表現が鼻の歪曲に現れている。
体の体幹が曲がってしまっているということと同じ意味。

ボディチェックでは対面する人の鼻先をよく観察します。

顔の左右の傾きや肩の上がり具合、
そして口角の間借りや目の大きさや釣り上がり具合で左右差の大きさを観る。
鼻で側湾の湾曲する位置を確かめてます。


やはりシンメトリーな左右差のない状態。
体の器官が体の体幹の確からしさを証明。
だから男女ともに子孫を残すには、
丈夫な子をと思うのでシンメトリーな顔。
そうするとモテ顔かどうかが大切になる。
意外に”鼻”の表情は注目されずに、
目とか口元とかを注視されがちです。

目や口元などは、表情を飾れますが、
笑顔にするとか、いろいろできます。
動作しやすい場所なんですよね。

ですが鼻は表情を作れない。
嘘がつけない部分なのです。
だからこそここを調べれば、
ごまかしが効かない体幹
見えてくる。



仮説ですが、
鼻が曲がっている人が、
鼻筋をまっすぐにするようなマッサージを、
定期的に自分にしていけば、
背すじの左右のブレが減少、
鼻呼吸がしやすくなったことで、
背すじの上下も背中側がすっと上に伸び上がる。
そのようになるのではないかと考えます。





おそらくちゃんとこのフェイスマッサージをしていけば、
表情筋のコリから引き起こされる感情面の表現力の低下、
ミスコミュニケーションの量なども低減されるはずです。

特に私のようなものにはこれはうってつけでしょう。
顔のマッサージをするだけで、
声の出方もよくなりますから。


人は、プレゼンを聞くときに、
プレゼンターの発表する内容よりも、
プレゼンターの発声する声の良し悪しで、
信頼出来るかどうかの第一印象がほぼ決まるといいます。
表情筋が硬ければ、滑舌も悪くなります。
声は共鳴が大切で、
(口腔)、鼻の中(鼻腔)、声帯のあるのどまわり(咽頭)で共鳴させる仕組みです。
鼻の脇をマッサージをしていくだけで、
これらの共鳴するための3つの箇所に
感覚が行き渡りやすくなったような気がする。



ちなみにこめかみをオイルでマッサージすれば、
必然的にもみあげはオイルだらけになりますが、

毛の生えている部分は、
その部分を体毛という外圧の衝撃等から守りたい何かが、
その下にあるという部分なのです。
頭の髪の毛は、頭蓋骨部分の外部からの衝撃を和らげるためのヘルメット役ですね。
頭蓋骨は、打ち所が悪ければ即死になる部分だった。
だから頭髪を生やして守りたかった。

そういう場所に、大切なマッサージポイントがある。
非情に爽快な生まれ変わった感がある場所ですよね。


だけど頭から油をかぶってというのはちょっと・・・。
と思いますよね。


でもインドのとあるアーユルベーダ系本格マッサージ屋では、
ビニールシートをハンモック状にしてその真ん中に油をため、
そしてお客さんを全裸近い状態にして横たえさせる。
そして大男?が足裏でそのお客さんをごりごり、ごしごし、パンパン、
いろいろとこねくり回し続けます。

最初は、お客さんの悲鳴。
それを聞き流し大男は、
こねくり回し続けます。

やがてお客さんの悲鳴は消え失せて、
体がガチガチだったのが、ほとんど軟体動物だと言って良いほど、
関節があらぬ方向まで、曲がってしまう。
インド人の体質は、あの熱帯で鍛えられているので、
硬くなったといっても日本人の硬さの比ではなく柔らかい。

それがかなり体が硬い日本人でさえもそうなるようですよ。



こねこねマッサージ、オイル仕立て。
そうすることで、お客さんの体の中の関節部分の油切れがなめらか作動、
筋膜の隙間のなめらかに筋肉を動かすには必須の滑液層に油が満たされ、
全身が蘇る!

そんな体験をすることができるショップがあるそうです。

スポーツ選手にも故障のしづらさや疲労回復などのメリットもあるでしょうし、
ビジネスマンのストレス解消法としても素晴らしい効果があるはずです。
応用範囲は、私は以外に広いんじゃなかろうかと考えています。

いったん体全身にまでオイルを満たすようにした経験があれば、
その爽快感を知ってしまったわけで、
自分でもこまめにオイルマッサージをしようとし始めますよね。

個人的には、
これはもしどこぞに施術院を構えられるようになったら、
やってみるスペースを作って実験的にやってみたいです。
面白そうですから。



油切れがあると、ロボットも正常作動しないのは当たり前です。
ぎこちなく動くか、エンジンが動いても動けなくなるし、
左右のバランスを調整するようなこともできなくなる。

ロボットのメンテではオイルの補充も大切ですよね。

それと人間の体も大差ないのです。