書籍紹介:『エビデンスに基づく疾患別クリニカルマッサージ 評価と治療』


東京駅前の八重洲ブックセンター東洋医学系の本を探しに行った。
すると医学書はあるのですが、東洋医学系の専門的な本が棚を狭くし、
一般家庭の医学的な本がB1から移動して幅を利かせていた。


したがって参照したかった本(『最新 ニューロマスキュラー・テクニック 』『ディープティシュー・マッサージ療法 第2版』)は見つからなかった。
『最新 ニューロマスキュラー・テクニック 』は、
現在出たばかりの本だからかどちらの書店も在庫がないかわずかなのですが、
『ディープティシュー・マッサージ療法 第2版』は、
あるだろうなと思っていたが甘かった。


まいったな〜。 0.0;


そう残念がっていると、
次の本が目に留まりました。


エビデンスに基づくと銘打つだけあって、
臨床家には即、役立つようなイラストだ。
内容に目を奪われる前に、絵が飛び込んできた。



エビデンスに基づく疾患別クリニカルマッサージ 評価と治療



「米国のマッサージ業界はここ数十年の間に急速に発展し、次第にクリニカルな内容へと、広がりをみせている。
本書はそのようなマッサージスクールの教科書として、
また卒後教育においてセラピストの教育レベルをあげるため、に作られたものです。
わが国でも、症状別クリニカルなマッサージの文献が多く出されてきましたが、
その多くはツボの効能を利用するもので、症状との因果関係が曖昧でした。
エビデンスに基づくトリガーポイント治療のアイデアが非常に多く取り入れられ、
「痛みの緩和」を広く扱うことができるようになった近年、
本書のような疾患別の学術書は稀少かつ貴重であり、
米国のみならず、日本における教育現場でのマッサージのテキストあるいは卒後の参考図書として使うのにも適しています。」


Part I .基本的な基礎原則
 1.疾患別治療のための基本ツール
 2.筋膜
 3.筋筋膜トリガーポイント


Part II .部位別症状
 4.過後弯
 5.緊張性頭痛
 6.胸郭出口症候群
 7.手根管症候群
 8.過前弯
 9.梨状筋症候群
 10.膝蓋大腿症候群
 11.足底腱膜炎


Part III .全身に及ぼす症状
 12.筋挫傷
 13.捻挫
 14.腱障害


索引


です。


「クリニカルマッサージ」の書名に、
ピンとくる人がいたかもしれません。
すでに出版されている

改訂版 クリニカルマッサージ―ひと目でわかる筋解剖学と触診・治療の基本テクニック (DVD付)
のクリニカルマッサージのシリーズですね。
わかりやすいイラストを部分的に共有させ、
専門的な詳細を伝えるカラーイラストも多く用意されている。


このセットで据え置きたくなる一冊でした。



ただ、個人的にこのたびは衝動買いは避けました。


休業中、断捨離決行中です。
日々、持ち物を感謝しつつ廃棄しています。


本を泣く泣く処分しているのに、逆行する。
どー家の本棚スペースをすっきりさせつつ、
収納できるか?


いずれ、
ドラえもんの四次元ポケットが必要。


ただ本棚の数センチ幅を用意できれば欲しくなる逸品。


イラストがやはり、いい。