偽内臓痛が起こる筋肉たち『外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋・腹直筋と錐体筋』
内臓部分に達するような腹痛を感じた。
そこでなかなか改善がなされないので、
医師に診ていただく。
内臓自体には問題がないと診断していただいた。
そこでひとつ、ホット一息をつけるようですね。
ですが、痛みはまだ続いています。。。
すると、困るところです。
そのようなときに視野を広げていきます。
筋肉の不調からそのような内臓痛は起きないのだろうか?
実は内臓に問題がさほどないにもかかわらず、
内臓部分に痛みが感じられるようにされる筋肉群があるのです。
それが『外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋・腹直筋と錐体筋』です。
上記の筋肉がダメージを受けて生じるトリガーポイントの発生部分を考慮してリリースする。
そうすることでもし問題になっている内臓痛が軽減するならば、
上記の筋肉群が問題の疾患部分の引き金になっているのですが、
問題の軽減がなければ、
たとえば、
当初の状態の痛みが100だとして、理想の状態が0だとする。
すると上記筋肉を改善させて3割程度リリースできれば関連は
多少は見受けられるのでしょう。
それがときには関連の深さが高ければ、
それで内臓痛と感じられていた部分が、
すっかり痛みが引くこともありました。
問題部分の発生は、複数の要因がからみ合って表面に上るものですから、
問題部分の特定と、その割合等を考慮しつつ、
複雑になってこんがらがった紐を解く。
こうなるとリラクゼーション的な対処ではなくなってきますね。
詳細は下記の書籍をご覧いただき、
それぞれの筋肉を調べてください。
ニューロマスキュラー・セラピー―トリガーポイントリリースを主としたマッサージの実践
一般の方々や施術家であっても医師免許を持たぬものは、
勝手に内臓痛を筋肉のせいだからと誤認してはいけないので、
医師の診断を受けずにすましていいというわけではないこと。
その点は、十分に念を押して置きたいところです。