『雲手』の思い出と、∞ラインを描く施術の工夫と

施術の成果は、ディテールを得られるようになりました。
ワークベッド分の高さを得られたためウエイトシフトやてこの力を利用して、
なにげに今まで以上の力を発揮することができるようにしてあります。


施術を再開してきて、半月が過ぎました。


最近、思うところがあって、のラインを描く手先の動きを研究中。
思うところがあってというのは、
私の場合は施術で必要に迫られてということなのですが。


この手先を作り出す全身の体動ができなければ、
厚みのあるアンゴラ入の毛糸の靴下を足の保護剤クッションとして履いていて、
その上にもう一枚滑り止めの靴下を履いている。
それに室内で履いているだけですから
破けるようなものではないのです。


ですが、
わずか2回の施術をしたら
アンゴラ入りの毛糸の靴下が擦り切れて踵に穴があきます。


昨日は、それがビリビリに中で破けていまして、
糸で補修をしていくのですが、繕えるものでは
すでに次元が変わってしまっています。。。



ちなみに3日ほどは私が歩きまわった際に履いていても問題がなかったのですが、
一日の施術でぼろぼろになってしまう。
それは実際の話、私の身に負担が入り込み蓄積するようなところで、
お客様に余分な力がかからないように緩衝材化させているのですが。
スパイク用としての負担だけでしたら容易にカバーできるのですが、
自分の体を緩衝材として使うときには身の捌きが高度になります。


私が想像していた、以前の2倍ほどの体力消耗をするが、
それ分だけ、深部へ短時間で入り込めるようアプローチ。


それは、成果が出ましたし計算通りでしたが。


私に係る負担量がやってみなければ想像が付かなかった。
一日に一人ならばどうにかこなせる。
本当言えば、現状では余裕を持って対処できる限界だろうと思います。


でも、それでは予約受付人数が少なくて、
受け付けられないことがでてきてしまう。


だから新たな試みをストックから出して、
そこに取り組まなければなりません。


昔懐かしい、ぎりぎりのところですね。



新たに試行錯誤させた手の動きや体動で、
のラインを描く手先の動きだすことで、私の体にかかる負担量を調整させる。


それを今回のために出し惜しみなく使いましょう。
その時期に来たのだと思います。
昨日から、それを試しているのですが。


それを持ってしてみても、
施術後に気を失って
5時間ほど倒れて寝てました。


いろいろと大変なところです。


ですが、感触としては、これを応用して極めていくことで、
私の施術のレベルは数倍には持ち上げられるのではと思う。



『オーソペディックマッサージ』の本でも、そのの手の操作が語られています。
ただそれを模しているわけではなくて。


着想は別のところから、数十年前から。



そのようにしている際に、
Youtubeで雲手をチェックしていた時に、
下記の映像を見つけました。



http://youtu.be/Gcwf0l-r44U
陳國鎮教授 氣功教學 雲手
中国語がわからないので、なにを言われているのかは、とんと理解できず。。。 ^-^;
漢字の字幕テロップを入れて欲しいところです。


陳國鎮教授の雲手の所作。
丁寧な指先の粘りは水中にいるかのようです。
手首の緩み具合も、末端主導で動かずに肘が生きている。
両手がよく双方隧道しており、舞を見るかのようですよね。



私が、昔に数度お会いして簡単そうに気功の動作を演舞していただいた方がいました。


先程までの雑談をしていたときの空気感と、
瞬時に様子が変わるものすごい様子に驚いて、
わけも分からず涙がでていたことがありました。


あまり感動しいのほうではありませんでしたが、
求めてやまないものはそこにありそうだなと感じました。



雑味がなく、丁寧で、見惚れる。



相手を包み込み懐にいれて慈しむような気功の末のものです。
でも一転して用法の気合を変えれば、人が吹き飛ばされると。


私には未だにどう工夫を加えても、
そのような操作ができないでいます。
粗い画質のこの雲手の解説映像から、
私がかつてお会いしたおじいさんを思い出されてきて、スイッチが入りました。


これができれば、
心身ともにハードな施術でも生き残れるのではなかろうか。
そのような象徴として、数度、繰り返して観させていただきました。


定時で、きっちりということで終われば、
深いところへまでアプローチするなら部分に絞るしかないし、
全体をみるには浅くなるアプローチになる。
一般の方が人の体を扱う体験をなされば、
どれほどのことをすればどう変わるかを、
目のあたりに見れば。
私の施術法がけっこうストイックに徹することの意義が見えてくると思います。




実際は、
お客様ごとに身体状況は大幅に違うのです。


症状的に重いならば、一定時間では、
やることは帯に短し襷に長しという。


ですが、一様に私はよくさせていただきたいのです。



ただ、まったなしに、
時間回転数をあげていかなければと思うので、
時間の制限を守らなければ運用できなくなるでしょう。


諸事情で自宅開業から、
場所を借りてということへ固定費増がでてくるように。


近い将来、そうなるだろうと考えているので、
どうにか、工夫をしていかないといけません。


私が、お客様の状況に左右される量を低減し、
当たり負けしないような備えをして、
単位時間あたりの施術密度を上げるしかない。


計算上は、そういったところでしょう。




または現状ででも、
そこそこ他と引けをとらないからいいじゃないかと、
自分を納得させることも、ひとつの作戦背はあります。
せっかくの上り調子で行く成長を止めるかでしょうか。


自分で自分にハードルを課すのは、厳しいことですね。



昨日の午後は、「施術を再開したんだ」という実感を、改めて持ちました。^-^)
そのような気持ちにさせて頂いて、本当にいい意味で感謝をしております。


どうにか∞ラインのムーブメントを体に染み込ませて、
私は負けませんといい放つようになりたいと思います。