デスクワークだって丹田部分に重心をキープしておこう!

長時間にわたるデスクワーク。


はじめは
ミスしてはいけない緊張感を維持していても、
3時間〜6時間もすれば、集中力も切れます。
姿勢も猫背になってしまうし、
ときには片肘をつくようにも。


理想的な姿勢で座ってくださいねとお願いしたとしても、
ものには限度がありますから。
心身ともにかなりつらいです。


長時間デスクワークによる姿勢変化S.jpg


たとえば、パソコンを使う作業では、
マウスを握りキーボードを操作する。


そのときに手先に意識が集中します。
正確に言えば指先という末端部です。


指先に意識が集まると、どうなるか?
次第に手先の末端が重くなっていく。
すると胴体全体が、手先の方に傾斜。


数時間後、
気づけば猫背になるわけです。



ここでの注意すべき点は?


姿勢維持でポイントになることは、
臍下丹田という臍下三寸に重心を置くこと。


座ったときの、座りの瞬間が大事です!
座った瞬間に、
丹田に意識を持っていくのです。


丹田の位置.jpg


お腹の中にある丹田の位置。


女性はわかりやすく、子宮のある位置が丹田だと思うようにしてくださいね。
そうすると、マークがしやすくなるでしょう。



中国の気功や武術を学ぶものには、
意守丹田(いしゅたんでん)という言葉を耳にしたことがあるでしょう。


意はイメージで、守るは保持するキープ力のような意味合いでしょう。
つまり丹田に意識をずっとキープして置くイメージを絶やさないでね、
ということです。


デスクワーク中に、マウスを握る手をどうやって制御して動かすか。
それも意守丹田(いしゅたんでん)をし続けるために、ひと工夫へ。



意守丹田イラスト.jpg


からくり人形に自分を置き換えたように意識してください。
丹田部分から指先まで力の伝わってゆくロープをイメージ。
そのロープを動かすには丹田をちょこちょこっと動かして、
遠隔操作で指先を動かせるのですよという条件付けをする。


そうすることで、指先を意識するのではなく、
丹田を意識し続けることができるようになり、
丹田を操作して手や足や頭や胴を動かすよう、
自分の体を工夫してコントロールするのです。


その技がちょこっとだけ使えるようになれば、
デスクワークの疲労も、半分ぐらいには低減。


それは姿勢の崩れを防ぎ、質のよい呼吸が維持できて、
仕事上のミスが大幅に改善できるため。
精神的にもそれは余裕を生む結果に。


丹田からの四肢末端までの遠隔操作の術が板につけば、
丹田という気のストック場所がいつも精気で満たされ、
疲労回復や美容やアンチエイジング
それに武術だって強くなります。 ^-^



また施術者をする方々でも、丹田に重心がキープできていないと、
自身の骨格構造の歪みを生み、気を漏らして体を壊してしまいます。
だから気をつけましょうね。


自分の重心が丹田部分にあるかどうかは、
施術中の姿勢を思い出していただきます。
とりあえずはいつも以上にしっかりと
自分が骨格を整えたつもりの姿勢になり、
肩や背中を軽く押してもらうといいでしょう。
できれば前後左右斜めなど六方向から押して、
どちらからの押しからの力が弱いのかなどを
しっかりチェックして、対策を取るといいでしょう。


私も丹田に重心をキープするように心がけてから、
施術の成果が上がりました。
疲労丹田にしっかり重心を保持していく意識を絶やさないようにした分だけ、
軽減しています。



手足や頭や胴体だって、いつも丹田からの遠隔操作の賜物で動かすのです。
それが私にとって、理想ですね。




なかなかずっと意守丹田のキープはできずに、
気を抜けば、でろっとした姿勢になるのですが、
自分の心身を守るためにしていきたいことには、
きっちりと対応していきたいと考えております。