花粉症の対策に胸郭や他関連する部位の筋膜リリースを

『花粉症』の季節になりました。


私もここ最近、目頭がちょこっとだけ、かゆい。
こういうのを放置しておくと、やがて「びぇ〜っ、目が痒くて痒くて!」となっていくのでしょう。


スマーティ(遠赤外線ドーム型サウナ)に2〜3時間ほど入り、
先日購入したフォームローラーでエクササイズしつつ、
おとなしくしてます。


私の場合は、それで乗り切れそうです。




でも、その程度では乗りきれない人もいるでしょう。
花粉症を患っておられる友達から話を聞きますと、
「ほんとうに、かなりつらくなった。どうにかしてくれ〜」とのこと。


お気持ち、察します。。。
もうちょっと、近場にお住いならばどうにかしたんですが。。。



花粉症に苦しんでいる人は、
結論として胸郭の動きが悪くなっています。
本来のその方の胸郭の動きができていない。


正常な胸郭は、
呼吸に合わせて前後に胸骨の下方が動く手押しポンプのような作動をし、
肋骨の動きはバケツの取っ手のような上下運動をしてくれる。
それらが抑制される状態になっている。


そして首や肩の筋肉が硬かったら、
上部肋骨が上方へ移行してそのままの位置に留まり動きが抑制される。


これで花粉症を起こさないようにする免疫力をもつ胸腺が働きが鈍る。


最近、ずり圧のかけ方を重さのあるブロックを2つ立てかけて圧をかけるようなやり方をしている。
すると安全対策から肋骨には絶対的にかけたくない垂直圧がかからないように工夫したこととなる。


このずり圧をかなりしつこいほど肋骨全体に応用していく。
胸郭上のトリガーポイントとなる部分を探しだして解放し、
効率よくリリース。
特に胸骨自体がその上に位置する関連靭帯が骨ほどに硬化し肥大している。
このようなところは、安全で比較的快適にリリースするのは相当な技術が必要です。
かなり研究しましたから。
いい感じの感触になりました。 ^-^


あとは腎臓裏部分。
肋骨下部の前後の部分で横隔膜の付着部位にも当たりますね。
ここが硬くても脾臓や副腎やの免疫系が落ちてしまいますし、
ここもリリースは絶対に必須ですね。
ここがきつくなると肝経のブレーカーダウンして目が痒くて。 ^-^;(これが私の現状ですね)


そして腕や首の硬さ。
そこが硬ければ肺経がブレーカーダウンしてくしゃみが出るし。。。
特に腕は、腱鞘部分や三角筋などから上腕二頭筋やら橈骨と尺骨の間の骨間膜も緩めるように。
首の硬さは、広頚筋もきっちりゆるめ、鎖骨の動きも確保しよう!


上記ものは花粉症対策のリリースには代表格の一部ですが、
最低限それら諸々すべてをゆるめてしまいましょう。
すると胸郭の動きはかなり改善されます。


そこまでしていただきますと、
結構な割合で花粉症は、
私の施術経験では軽減するか苦しまないですみますから。


「そんな、うまくいくのかなぁ」という人に、
ぜひ、試してみてほしいなと思っております。


昨日、施術をお受けいただきましたお客様は、
私が胸郭をリリースの重要性を着眼していき
その技を磨きをかけた一昨年前から、
「相当につらかった花粉症が、だいぶ収まっているんですよ。」とのこと。 ^-^


そして他のお客様も、完璧!とまではいかないまでも、
しのぎやすくなった!という人は胸郭リリースが平安を呼ぶことは確かですね。





ただし上記のような胸郭が硬化しない状態にならないような姿勢や動きを身につけること。


そこが一番大事なんです。


施術なんて言うものは、成果は永続するものではありません。



たとえば胸郭が硬化してしまいやすいひとが上半身へ重心が移行すれば、
花粉症がぶり返してしまいますから。


重心のコントロールには、
骨盤部分を仙腸関節を緩め、腰仙関節を開き、骨盤の前傾を防ぐことができているかどうか。
そこはシビアなんですよね。。。姿勢が大事、歩き方が大事。そして適度な運動習慣も。 ^-^



施術後に身体が機能的な操作を学んでいたり、
すでに身体操作のスキルが身についていたとき。
施術により身体の快適さが向上しつづけられるきっかけになるでしょう。


私は施術はそんなところに留まるものだと思います。


リリースされて可動域がついたときに新たな動き方を覚える。
そうするためのきっかけづくりが施術の真骨頂だと思います。


施術後の優良な運動習慣を。
セルフメンテナンスを。


オススメです。