真鍮てい鍼をマッサージスティックとして利用。
昨日、今日、お客様に下記のマッサージスティック、
100ミリ☓10ミリと100ミリ☓15ミリの二本を用いて、
胸骨周辺のリリースを行いました。
正確に言えば、比較的に軽い圧をかけるというよりも、
胸骨部分や肋骨と肋骨の隙間の肋間筋部分をなぞる程度でこするだけ。
強い圧などはかけてはいません!
ただ、普段はあまりいたいよ!とおっしゃらないお客様が、
びっくりするほど「痛いけど!」とおっしゃられました。
それは事前に肋骨や胸骨部分にリリース圧をかけており、
その部分の血行が促進され緩みやすくなっているからです。
やさしくこする程度ですから、
この工程をとらなければ、まったく痛みが出ない程度です。
痛いなぁ!!!となりつつも、
実際、このてい鍼で軽く患部と言えそうな場所をときます。
するとこちらをこすり圧をかけた前とかけた後では、
ずいぶん緩み方が進んだことが気づかれます。
ちなみに、、、。
2本を同時に使ってこすり圧をかけているので、
1本でこすり圧をかけたときの数倍も痛みが軽減できているのです。
「これでもか〜」とおっしゃられそうな雰囲気ですが、
本日のお客様に「そういうことで2本でこすり圧をかけているんですよ」というと、
すかさず言葉が「じゃ、絶対に1本で圧をかけるようなことはお断りよ!」という。
そのようなきっちりきっぱりとおっしゃられたところから、
どれほど胸郭の前部分に負担がかかっているものなのか!
昨日のお客様も、今日のお客様も、
傾向が似ているところがあり、
背中側の胸椎周辺の後屈を作り出しているのは胸郭前部分が詰まりがあるためです。
以前は頭を顎をその胸郭部に乗せて頭部を支える形になっていたのですが、
すでにそのような支えを必要としない、
立派な立ち方ができているお二人です。
その詰まりは施術が進んでほんとうの後の後に残っているような、現状無いほうがモアベター。
そこにある存在意義がないものなので。
この胸郭の前部分を緩めれば、背中側の胸椎周辺の後屈を廃するきっかけにもなる。
そのことが、私にも計算上ありありとわかっております。
申し訳ありませんでしたが、
痛いな!と言われつつも胸郭前部分を解いていきました。
解かれた後を、実際に味わってみて呼吸の質があがった、
その状態を体験して頂きたかったのです。
実は、私の知り合いが肺がんにかかり、
大変なつらい状況になっていると話を最近聞きました。
その方のお母様から、どれほどつらい手術後の生活があるのかをお伺いしました。
まずはガンになりづらくするためには、
日頃から胸腺部分を揺り動かし緩める。
リンパの最終点、胸骨角部分への刺激。
肋間筋の柔軟性を保たせて心臓の働きを低減させないこと。
など、他にも胸郭リリースを積極的にしていってほしいことがある。。。
知り合いが肺がんになられた後になったころに、
その問題に直接的にアクセスしたとしてもつらい。。
ですが、今できるところでは、、、というところで、
胸郭リリースを自分でできるようなやり方を伝える。
その取組を伝えること。
その課題に取り組むことが大事なんだと思いました。
私が自分自身の体に胸郭リリースを加える。
真鍮のてい鍼(ほぼマッサージスティック扱いですが)を利用し、
積極的にリリース圧をかけてみたのです。
すると、、、
非常に呼吸するのが楽になったことから、
やはりこれはいいなと実感した次第です。
「短時間でこんなに緩むんだ!」
「こんなに小回りがよいから、
日頃なら見過ごしてしまいそうな小さな米粒程度のしこり部もわかるし消せる!」
ただ・・・
私の胸郭周りは詰まりがあまりないのが幸いし、
それほどの痛みなどは感じられなかったのです。
だからお客様にはつらい思いをさせてしまい申し訳なかったなと思う次第です。
またやり方を工夫を入れて、
痛みの軽減をできるようなやり方を考案していかなければと考えています。
そして胸郭を緩めていく習慣を各自が持っていただくことがあれば、
自身の免疫性を向上させる有効性のある取り組みになりますから。
特に私の施術で胸郭部の緩みが出たお客様の場合です。
胸郭変位の状態は内省的に自身を観られる多くの方々は気づくはず。
ガンも胸腺という心臓の真上に位置するがん細胞を制する免疫系が
活躍できないような硬い胸郭を背負った方が、
やはりなりやすいという傾向はあるようです。
もちろん他のアトピーや花粉症等の免疫系の疾患がある方も。
そしてすでに症状が出ている方の場合には、
すでに胸郭のコンディションが硬化が強く動きが悪い人も多数おられるでしょう。
そのような方々の状態で真鍮のてい鍼でこすり圧をかけても、
痛みの質は上述されたお客様の痛みとは別物で解ける状態での痛みではないので、
理想として胸郭の全体の可動域制限を施術で作り出してから。
それから自身で思い思いの形でてい鍼でリリースをして欲しい。
そうなれば、
施術という他者アプローチがその後のセルフケアグッズとして、
てい鍼を使ったメンテが活きるものとなるだろう。
そんな提案が、いずれはできるようになれればと願っています。
あと話をつけくわえれば。
この真鍮のてい鍼でのリリースは、
ベン石というマッサージ用途に適した石で創られたマッサージスティックよりも、
遥かにリリース深度が好成績なんですね。
他の石でできたマッサージスティックでも試しましたが、
この真鍮のてい鍼ほどリリースできることはなかった。
真鍮100ミリ☓15ミリというサイズ感と重量がいいのだろうか。
真鍮とは黄銅とも呼ばれて、
銅と亜鉛の合金で、特に亜鉛が20%以上のものをいう。
別に銅や銀や金などの鉱物で制作されたものでもいいのだろう。
実は銅でも作ってみたいなと思っているのだが、
銅の直径15ミリの丸棒が私が探したところでは東急ハンズや他店でも置いてなくて。。。
どういったことなのだろうか?と思う次第です。
また昨日、東急ハンズ渋谷店で、真鍮の材料の追加分とあとはアルミの材料も買ってきました。
アルミは、、、実は重さが軽いので、お客様の胸郭部のリリースをするこすり圧をかけてみて、
痛みがでないような感じになるようだ。
アルミてい鍼をざっくりしたものを試作をしたのだが、
効果的なリリースができた感じがしない。 ^-^;
てい鍼ではアルミってあまり使わない素材なんですよね。
持った際の軽すぎてというところも質感的にあります。
それが問題であるのだろうか?
なぜアルミをてい鍼の素材にしないのか、
理解できたような気がします。。。。
真鍮ほど気の増幅やら浸透などの感じられずにいます。
それに中途半端に柔らかいのがアルミの素材でして、
鉄ヤスリでこするとヤスリの目がすぐに詰まって削れなくなってしまう。
そこが制作していて鬱陶しく感じてしまうのですね。
ただ、、、
ハンズでかなりの量のアルミの材料を各種買ってきてしまった。。。
2000円分は買っただろうか。
どうにか活かしたいと思います。
たとえば、昔に流行った、
10円玉と1円玉を体に貼り付けて治療するというやり方が思いつく。
10円は銅 95%を含み、
1円がアルミニウム 100%
この療法は、銅とアルミの電位差を利用するものでしたよね。
私は11円療法は、ふむふむと、おもしろいなと思いました。
ただ、実際には自分の体で人体実験をしつつもさほど成果を感じませんでした。
そこそこは影響は受けていると思いますが、
私がお客様に施す際にお勧めできるほどではないんです。
それじゃ、1円硬化だけでも、アルミの特性を使って、
いろいろと体の症状がケアできるという本も幾冊も市販されてますよね。
1円玉療法では、1円玉の素材であるアルミニウムのイオン化傾向(金属が電子を放出して、
プラスの電気を持つ原子になろうとする性質)を利用して、病気や症状を調整します。
ここで紹介する1円玉療法は、1円玉で肌を押して、こすり、はるという3つの動作を行うことで、
効果がいっそう高められています。症例別のはり方に従って、ぜひ実行してみてください。
本書で紹介しているのは以下の32症状になります。
「ひざ痛」「腰痛」「脊柱管狭窄症」「座骨神経痛」「肩こり・肩の痛み」
「寝違い・首の痛み」「股関節痛」「高血圧」「糖尿病」「ぜんそく」「物忘れ」
「耳鳴り」「難聴」「ドライアイ」「老眼」「飛蚊症」「便秘」「過敏性腸症候群」
「うつ」「めまい」不眠」「頭痛」「胃のむかつき」「冷え症」「肌のかゆみ」
「乗り物酔い」「夜間頻尿」「痔」「精力増強」「性交痛」「生理痛」「更年期障害」
とのこと、、、。
もしそのような成果がでるなら、、、奇跡?
素直に私が見つけたい成果まで出るとは信じられません。
このような気持ちでいる私ですからプラシーボ効果は期待できないため、
もうちょっと素直な私の母にでも、
「これはね、すばらしいアルミの丸棒でね」とオススメして様子をみてみようかと思います。
アルミの10センチ長の丸棒を直径別を各種を揃えて購入したため、
気づけば大量に買いすぎました。。。
無駄にはしたくないので、どうにか、、、利用法を考えなければ。
もう、てい鍼の素材として使うという用途を変更したくなります。 ^-^;