解きまくった問題量で、合否が決まる
とあるビジネス系のYouTube映像を観ていたら講師の方が、
簿記3級は年間に30万人が受けて40%の合格率。
簿記2級は年間に17万人が受けて30%の合格率。
簿記1級は年間に 3万人が受けて10%の合格率。
と述べられていました。
その講師は合格率のいい先生の特徴があるというのですが、
興味深いことに、
「まったく生徒に教えない」。
生徒にとっては、一見めんどうみの悪い先生のようですが、
とにかく過去問を解かせる。
量を繰り返しとかせ続ける。
するとさほど優秀でもなかった生徒も、
問題を解く訓練を積んだ結果から体力がつきだし、
自力で問題が解けるようになっていくといいます。
そして簿記1級合格をして、
会計の仕事につくものもいれば、
他業にて職業を得るものもいる。
一概に、簿記を活かす環境につかなかったとしても、
問題を馬車馬のように解きまくって、
そこで得られた財産があるといいます。
それは【自信】です。
社会に出てみて、簿記1級を持っているという事実以上に、
馬車馬のように、必死に問題を解きまくった際に培った走りこみをしたときにつくような体力。
その体力が大事で、それこそが自信につながっていきます。
インプットした量とアウトプットした量でいえば、
アウトプットの訓練を繰り返し自信を得る。
問題を解いて解いて解きまくるようにしていくと、
自分なりの工夫が加わっていきます。
施術の仕事も実際に仕事をしていて、
自分を前に出してプレゼンするとき。
技術力も必要ですが自信は同程度かそれ以上に大事になってくるでしょう。
特に十二分に臨床で深く観ていく訓練をし続けて身につけようとしたとき。
施術の場合、周期的に似たタイプのダメージを持つ人が繰り返し来ている。
その事実を知ると、実は100例ほども徹底に徹底して、
お客様の状態に寄りそい真剣に自力で脳に必死に汗をかきつづけるときに、
「あっ、こちらのお客様のタイプはあのお客様に近いところが多いようだ」
と、直感的に気づけるときがあるのです。
その際に以前にさせていただいたお客様の施術をさせていただいたときに、
どれほどそこに難問を見出して解いて解いて解きまくってきたかの量と質。
それに比例し、新たにお見えいただいたお客様の体の状況が透けて見える。
それが起き始めるまで馬車馬のように深さを求めて行こうと訓練を積むと、
それが施術者が自分を信頼し始め、自信を持ち始めるのでしょう。
実際にどちらかの先生に教えていただいた施術のノウハウで治らないもの、
それが自分の試行錯誤で得た施術技術で改善できるようにもなってきます。
ただ初期段階では、
ひたすら馬車馬のように問題を解き続けて目の付け所、勘所に気づくまで、
なかなか成果がでてくれないときもあります。
ですがそれでもひたすら前進し続けていくと、
自分の考え方や物の見方のセンスも進歩して、
他の先生の知恵が理解できて自分のものにもできるようになってきますし。
ちなみに自分の内側で疑問点を持っているアイデア以外は、
どんなにいいセミナーを受けても勉強の教材を読んでみても頭からはざるのように漏れ落ちてしまう。
そのようなもののように感じます。
頭に残らずに漏れ落ちるような課題に対して学ぶのは効率が悪いものです。
あまり有効な武器アイテムを得られた感じをもつことはできないでしょう。
知識はおそわったからわかったのだが、
いざ、それに関しての試験を受けると、
受験失敗という結果が出てしまいます。
施術の学び方にはいろいろあると思う。
でも結果的に成功を収めている先生方の多くは
自身の内側から沸き起こるパンションがあって、
どうしてもその課題をクリアしたいとか、
その課題を取り組むのが楽しくてしかたないと、
結果的に馬車馬のように仕事に打ち込んでいて、
自信に輝いている人のような気がします。
いい先生がいるのは嬉しい半面、
完璧な先生がいるのは自身の考えを深められず簿記の受験を失敗させてしまう。
「おれはそんな問題は解けないが、お前ら必死になって解きまくれ!」
という先生のほうが受験合格率が高い。
生徒の心理として、、、
「あのちょっとダメな頼りない先生がいたから本気になれた!」という。
結果的に受験生の合格貢献をしているというのは。。。
皮肉なようだ。
だが、、、
課題をどんどん出してそれを解きまくれと言い続けるだけの先生こそ。
自分で自分を信じられる貴重な自信を与えてくれた先生でもあるのだ。
社会に出たとき、
簿記を学ぶ際に馬車馬のように訓練に次ぐ訓練をしたことが、
自分の今にとって価値ある使える簿記力を育ててくれた。
それが会計事務所を経営する今の自分の自信につながったとYouTubeの講師は語った。
世の中って、実は本人のやる気次第。
おもしろいものですね。