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脈を診ることで、五臓六腑の状態を知ることができるの?
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私が脈診講座を受講する前日に、以下の関係図を頭にいれようと努めました。
右手の「寸・関・尺」はそれぞれ、【 肺・脾・腎 】をあらわします。
左手の「寸・関・尺」はそれぞれ、【 心・肝・腎 】をあらわします。
たとえば、
脈を診て、右手の「寸」に病脈が診られれば、【 肺 】に問題があるのではないか?
という見立てをするわけです。
ちなみに、沈脈であれば、五臓六腑の六腑の部分に問題が移るようにいわれることも。
たとえば、
脈を診て、右手の「寸」に病脈が診られて沈脈なら、【 大腸 】に問題があるのではないか?
という見立てます。
東洋医学では五臓六腑の表裏として
以下のような臓腑の対応があります。
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(裏)- (表)
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心 - 小腸
脾 - 胃
肺 - 大腸
腎 - 膀胱
肝 - 胆
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覚えると役立ちます!
五臓が裏で、六腑が表です。
「なぜ、そのようなことがいえるの?」
そう、思われるのは当然でしょう。
私も、不思議。
以下の図のように、
カラダを上中下に分け、それを脈を診る指の位置に配当させたといいます。
科学的に証明されているわけではないが、
以下のような身体全体と脈診で押さえる部位との関係を持たせて説明されます。
脈診以前は、腕全体で診ていた「腕診」がおこなわれていました。
ですが腕全体を診るのは面倒だから簡素化したいということで、
手首の橈骨動脈を診ると、同様なことがわかるぞ!
と発見した人がいたのですね。
それが脈診へ至る変遷です。
脈を診ることで、五臓六腑の状態を知ることができるの?
の私からの答えは、
できるかもしれませんが、私は使ってませんから、
正直、よくわかりません。^-^;
多くの先生方が、実際に脈診で五臓六腑の症状を見立てられております。
それがまさに五臓六腑の状態を言いえていたといることもあります。
それゆえに現在も、おこなわれているのでしょう。
ただ私が習いました脈診講座では、この見立て方はおこないませんでした。
私も、どこまで脈と各臓器との相関が成立するか説明できないため、このチェック法は使いません。 m__m