今日、東京は温暖で気持ちい日ですが、花粉の飛散がすごいことに。 そんなとき【内転筋を解くわけは?】

このブログをお読みいただきたい方:

■ 花粉症のケアをしておられる私のお友達の先生 mm

■ 花粉症がホルモンバランスの乱れで起きるというのは本当のこと?と思えている人





通常、花粉症では、腕や首を含む胸郭周りの凝りによる胸腺内から ヘルパーT細胞を排出できるようにしていきます。
そこは以前も免疫系を改善させるためには必須だと書かせていただいたことがあった。
そのように記憶しております。

ただこの時期の花粉症は、単にアレルギーとだけ考えればいいわけではありません。

冬の寒い時期には毛がふさふさのうさぎが、春には毛が短毛に変わるかのように、
体内では冬の体制から春や夏へ向かう体制へと変化させるホルモンを送って変化を促す時期です。

人の体には外見上はうさぎの毛の状態変化のような目に見えた変容はないものの、
体内ではうさぎと同じように冬から春・夏といった気候変動にマッチする体へと変化を促すホルモンを活発に出している時期です。

この時期の花粉症の方々は、上述した胸腺内からのT細胞を全身へと排出して免疫が足らない部分を作らないというのは申し上げた通り。
それは私ども施術をするものなら、
お客様の胸郭の変位状況や胸骨の呼吸の際に起きる手押しポンプの動きがどうであるかをチェックしたり、
鎖骨の稼働と首の付け根や肩口の凝りの状態を見ていくことで胸腺の活躍状況が把握できます。
T細胞が、全身に巡りが悪くなってるのなら、正常な免疫活動がかなわないためアレルギー症状がでるのは道理です。

それは花粉症の時期以外にも免疫が低下しているという体の内部からの深刻な訴え。
放置しておけば気血の流れの悪化をみすみす見てみないようにしていることですから。
いずれ、なんらか自身のもっともその免疫物質が届きづらい臓器や組織、器官などへのツケが回ってくるのです。。。


そう将来のことも先手を打って考えていただければ。
胸郭周りを正常化させるような努力をしていただけるといいことが起きるでしょう。


ただこの時期の花粉症はホルモンのバランスの乱れも関係しているのだといわれています。

たとえば、、、。
内転筋に凝りがあるとホルモンバランスが乱れるんですね。
特に内転筋の背面側の中ほど奥に、ごりっとした凝りが内在してるとき。
花粉症の症状が激しく出るときがあります。
内転筋前を通る脾経の経絡と内転筋の後ろを通る膀胱経の影響が、ここのホルモンバランスの乱れを出しているような気がします。

意外に私の知り合いの整体の先生と花粉症が多くなってきたけど、どこを見てる?と話をしていたとき、
胸郭周りと腹(大腸と小腸の凝り)と内転筋と私が言うと、

「胸郭と腹は免疫にかかわるっていうことでわかるけど内転筋って?」

というような「?(うっそーぉ、なんでよ~)」というノリの目線がこちらに刺さってきまして。 ^-^;

ちょうど、目の前のその先生自身が花粉症がいま、最高に厳しいから自己治療で頑張って少しはましになったという状態でしたので。

排酸棒をつかって内転筋内の凝りをチェックして、
やっぱり内転筋内部にごりっという凝りがあるとわかってから。
そこを適切な長いサイズのかっさ棒を使った梃子をもちいたやり方でリリースを試みました。




すると。。。




もちろんこの内転筋部分のホルモンのバランスの乱れが改善できても、彼の胸郭はゆがみがきつくはいっているので状態変化は不十分ですが。

内転筋の内部のごりっという凝りをリリースで消した瞬間、
それまでのくしゃみ、目のかゆみ、鼻水が、半減したと驚かれました。


それで「いいことを聞いた!今度、僕もやってみるよ」とおっしゃっておられました。

内転筋はけっこう張りが強ければきつい痛みが発生する部位です。
それだけではなくリリースが適切ではなく適当ではダメージが残る部位でもあります。
なので意外にここをしっかり効かせるほどのリリースをするには技術が必要なのです。
私は今回は木製の長い棒状かっさで梃子を操るというやり方でクリアしました。
その内転筋を解かれた先生はベン石温熱器のユーザーです。
ベン石温熱器をもちいて恥骨筋の張りを先行して解いて内転筋リリースの前段階で注熱して緩めれば、
内転筋の奥の凝りに手が届くでしょう。

ただ・・・この内転筋部分の奥まったところにあるコリって、
裏に骨があればそこに押し付けて凝りを解けばいいのですが。。。
それができないので凝りを押して解こうとしても、凝りが弾かれ逃げて解けないんです。
深部の芯が解けないとホルモンのバランスの乱れが回復がさっと起きた感じが起こらないので、
そういったところは要研究となるのでしょう。

ちなみに、そこはボウエンテクニックの講習会を出ていれば、
そちらで教わったムーブというやり方を応用すればいけるのですが。。。
私がそのムーブを使って凝りを狙いを定めて半固定状態に置いてから凝りを解こうとすると、
お客様たちには「それ、それ!、、、効くよ~ね~」。
凝りがあるのは私が棒状かっさを当てた瞬間にお客様もわかっておられます。
そこが炎症を持っていそうだということも、悟られていますから。
「解かないと施術を受けに来た意味がないが、解かれると痛いだろう、痛いのは嫌だけど・・・解かれるんだろうな」
という重さのある思いが詰まったひとことです。
でも、以前の私なら25分かけて解くしかなかった部位だったのが、
わずか2~3分でリリースが完了。それは以前のリリースの深さより格段に深く入っており、
ホルモンのバランスの乱れがよく収まったという実感を、
この花粉症の時期にはよくわからせてくれるのです。 ^-^;


場所が出がけで他の人もいるところだから恥骨部の調整をするのははばかりましたので、
右側の恥骨が上方へと8mmほど左恥骨から持ち上がり、恥骨結合部分が窮屈に押し狭められた状態を解けば、
さらにホルモンのバランスの乱れを低減させることができたのです。
それができれば、彼にもう少し露骨に驚いていただけたことでしょう。


そのようなことであり、
この時期の花粉症はホルモンのバランスの乱れが花粉症症状の悪化を引き起こす引き金になってのものであるケースもございます。
(※ ホルモンバランスが整っていて胸郭や腹部の状態悪化による免疫抑制からきたアレルギーのときは、この限りではないです)

 





しまりのない余談です。

ただ、やっぱり大量過ぎる花粉の飛散は、、、容赦ないなぁ ==;

当の私も、昨日の夜、窓が開いたままうかつにも寝てしまったら。
目がかゆくなっていました、まずい!


こんばん、仕事が終わったら私も花粉症対策のセルフケアをしなければ。 ^-^;