【 0歳〜16歳の花粉症の子ども3人に1人 】と知って感じたこと

花粉症関連で、気になる記事をみつけました。


0歳〜16歳の花粉症の子ども3人に1人、PM2.5増加も影響か(産経新聞
http://www.sankei.com/life/news/160208/lif1602080022-n1.html




花粉症。
それは一度発症したら、改善は至難の業。


体質を根底から変えていくことができて、
問題点となる免疫の低下を抑えればいい。


花粉症になるには、そのようになる状況が設定されています。


私のところで、どのような対処をするか。
胸郭全体を緩めて肺の動きや心臓の動き、そして胸腺を動かせるようにしていく。
仙骨と腸骨のハマりがずれた状態ですし仙腸関節部位の可動不全を是正していく。
その他、それぞれ適したことと観察される個性的な問題点を地道に改善させます。
それで徐々に症状を低減させていくことはできているようです。


その成果を体験していただいた方から、
「あ〜、そういえば、私は花粉症だったような気がする」と。
過去の苦しさはもう、思い出せませんという笑顔をともなって語る言葉を幾度もきいたことがありますので。


ただし慢性化した花粉症の状態は、リリースに手間と時間がかかります。
簡単にちゃっちゃと解いてという希望はご期待にそうことはできません。
容易に花粉症状態に戻るようであれば、対処のしがいがありません。
容易に戻らない状態にまで押し上げるのは、並大抵のことではない。
そう考えていただいたほうがいいでしょう。


それに私自身も、施術が立て込めば体の重心が上半身に上り詰めて降りてこない、
上虚下実の反対の、下虚上実の状態になれば花粉症に間違いなく襲われますから。
それを本来の上虚下実に治めていって、セルフメンテをして改善ははかられます。


私の場合は、急性の花粉症。 ^-^
速攻の対処はできるのです。
遠赤外線効果で体の芯まで温めるドーム型サウナに5時間ほど入ってから、
徹底的に胸郭周りをゴリゴリしたり、オイルマッサージを加えたり。
日頃、木刀を振る習慣があるからそれらのリリースはしやすいのですが、
それでもかなり厳しい苦闘と苦悶の状態を味わうことになります。
でも、それで体験上今までは花粉症のつらさは半減か完治しますからね。




事実上。整体的な問題で花粉症に陥った割合が高い人に取りましては、
ある程度有効な対処法はあるといえるでしょう。


そんなことを唱えつつも、
別の視野を広げ子供がすでに花粉症になってしまうという、
それも年々、その割合が増加の一途だという。
そのことに驚きを禁じえません。


「子供が「何歳で発症したと思うか」を親に尋ねたところ、
3、4、5歳とした回答がそれぞれ10%を超えた。
5歳までに発症した割合は計45.5%となり、12年調査より8.9ポイント上昇した。」


ということですから。
気になることですね。


事実として徐々に花粉症の発症年代が低年齢化しています。


先に述べましたように、
花粉症がいったん発症すれば、
そのアレルギー性症状は同様な花粉を感じれば、
まるでアナフィラキシーのように過剰に反応を起こし、
容易に経絡のなかを通る電圧ブレーカーを遮断します。


それが子供の時から、
何度も花粉症で苦しむという回数を繰り返せば、
上半身に気が(それと重心が)いつも定位置化してしまう。
アレルギー症状の強いものをお持ちの方は下腹部の胆力が発揮しづらくて、
呼吸器の肺、そして経絡上コンビになっている大腸部分の不調などが生じ、
そのような不快な状態が平素の状態に落ち着いてしまいます。


そうなれば胸郭のズレや腸骨や仙骨のズレは、
相当の力量をもつ施術家などでなければ改善できないレベルに到達してしまうでしょう。


実際に、私も大人になってデスクワークをしだしてから花粉症が発症し、
それまではまったく問題がなかったという人は、
リリースするのにもある程度の期間が頭のなかで想定させていただくことができます。
この想定は過去の類似条件を対処した時からの類推で、
別人のものだから目の前のお客様の状態とはきっちり当てはまりません。
だからことさらにどのくらいの期間で改善しそうかということの明言は避けるのですが、
このような場合は、私の気分はホッと落ち着いています。


それが子供の時から花粉症や喘息、アトピー性皮膚炎など、
その他アレルギー症状が継続していたというときは
筋膜の層をリリースしてもリリースしても、
折り重なるようにして問題となる部分が奥から顔を覗かせてきます。
だからお客様もその変化するまでの大変さを感じることになります。
それに私もそのような問題ある状態の多層化は一般の方々では読める範囲の外といえるような、
複雑な知恵の輪や将棋倒しなどをしていかなければならない困難な知的想像力を働かせる必要がある。
すでに筋膜組織のコラーゲンが劣化していることが多く、
酸化した液が体内の各所にたまり代謝できず廃液も給液も困難。
骨格上の並びから大改革していかなければならないことも多い。



そうなると、どれほど大変な作業になるのか。


実際にそのような作業を通しでいくどもしたことがあります。
どれほど試行錯誤をしつつ丁寧に時間をかけてきたか、、、。
百人の人がいれば、顔が百通りあるほど、
体の直し方も百通りになります。
ただ一様に子供からの不調を持ち越して大人になられた方は、
相当な手練な技量を持たなければ芯に届く対処に至りません。
徹底した施術をさせていただく経験がない限りは、
攻略法も本丸御殿まで到達できないと思います。


私は難しくて思い悩む期間を過ごし、
未だ研究過程ではありますが、
少しずつ要点をあぶり出してこれたおかげで成果をだせるようになりました。
だから、私には幾分はその大変さの状況がわかるのです。


それに対処してくれる先生を見つける大変さも、
お客様からお伺いしています。




子供からの花粉症やその他のアレルギー症状がでているときは、
そのようなレベルの問題を含んだ状態で大人になっていきます。


徐々に大人になればリリースも手間暇がかかります。


それに体に負担が蓄積する期間は、
同時に体の不調を感じている期間。


できるだけ早期にお子様が花粉症を発症したときは、
適切な対処をしていただけることを期待したいです。


もちろん大人まで持ち越してリリースをするよりも、
子供のときに対処したほうが遥かに治りもいいです。

それに容易な対処で済む計算で経済的だと思います。




0歳〜16歳の花粉症の子ども3人に1人の割合が今後も増加すると思います。
PM2.5が問題だという説は仮説にすぎないのでしょう。
それでも、そんな理由付けをされて頷いて仕方ないなと思わせる向きのある仮説は、
わたしには信じてリスキーな取り扱い注意なものと感じられます。


それを改善させるためにはどうすればいいの?


そのような目的意識を持った回答を、
新聞社の報道の文末で語ってほしい。
そう願いました。


花粉症の季節。
小さな子供たちが、目を掻いて赤くしていたり、鼻で息ができずに苦しそうな呼吸をする。
その様子を目にしてしまうと、私のこころも漠然とした無力感でとてもつらくなるんです。。。