頭部は天然のスプリングでささえられているって、マジですか・・

突然ですが。

自動車をたとえとして話の枕に使います。


自動車の凸凹走行を安定.png


自動車足回りのサスペンションとスタビライザーの支え.jpg



サスペンション(英: Suspension)または懸架装置(けんかそうち)は、主に車両において、路面の凹凸を車体に伝えない緩衝装置としての機能と、車輪・車軸の位置決め、車輪を路面に対して押さえつける機能を持つことで、乗り心地や操縦安定性などを向上させる機構。
Wikipediaより}




サスペンション.png
Macrovector - jp.freepik.com によって作成された car ベクトル

スタビライザー (自動車部品)
自動車におけるスタビライザー(英: Stabilizer)は、車体のローリングを防ぐため、サスペンションに追加される部品の一種である[1]。意味は英語で「安定させるもの」という意味。

一般的にはモノコックやシャーシに吊り下げるように配置された、U字またはコの字型のトーションバーで左右のサスペンションを連結した構造[1]が採られることが多い。コーナリング時など左右のサスペンションのストローク量に差異が生じた時にだけ、バーに捻れ応力が発生し、その復元力により左右サスペンションのストローク量を同一となる方向に是正することで、車体(キャビン)の傾き(ローリング)を抑え水平安定を保ち、コーナーリング時に外側の車輪だけに大きく車重がかかるのを低減しコーナーリング性能を上げることができる[1]。
Wikipediaより}





人体の頭部を支える機能には、自動車の走行安定に該当するサスペンションとスタビライザーに相当したものがあるのです。

人体頭部のスタビライザーとサスペンション.png

たとえば、サスペンション
斜角筋や僧帽筋など。

たとえば、スタビライザー
後頭骨の下に位置する後頭下筋群。


姿勢による頭部サスペンションとスタビライザーの活躍状況.jpg

つまり、
上図をみてわかるとおり。
右側姿勢に準じるキープができれば
頭部を軽妙にサスペンションとスタビライザーが効いて快調にのびやかに支えております

中図姿勢に準じるキープがなされれば、
頭部のサスペンション筋である斜角筋や僧帽筋に筋緊張が生じて硬化短縮へ転じ、
それが長期にわたれば筋委縮となるでしょう。

左図姿勢に準じるキープがなされれば、
頭部のサスペンション筋である斜角筋や僧帽筋とスタビライザー筋の後頭下筋群に筋緊張が生じて硬化短縮へ転じ、
それが長期にわたればそれらが筋委縮となるでしょう。


中図と左図では、
それぞれ首凝りがみうけられます。
その状態の軽重がどうであるのか?

そこを明確にみていくことで関係する筋状態のダメージ部分の動きを改善させるよう対処していきます。



個人的には、いまだ推測でありますが、
中図と左図で凝りをつくる場所により、
「頸動脈および頚静脈の圧迫」が観察されます。

それによる脳への血行が悪化することによって、
脳内の機能が低下すること、
そしてそれが長期にわたることにより、
脳内のデブリといえるような物質の排泄不良によってしょうじる初期認知機能障害などとの関係があるものか。

今後、5人に一人が認知症となる恐れがあると厚生労働省関係からの注意喚起がなされております。
それは統計的にみて妥当なものかとされますが、
コロナ禍や社会情勢が負のストレスを多大に私たちの心身に残した結果、
認知症となる方々のさらなる増加が懸念されております。


そのような時期ですから。。。


せめて自身のサスペンションとスタビライザー筋。
傷つけないように守っていきませよう。


ちなみに。
サスペンションとスタビライザー筋といっている筋には、
他の筋肉には存在が認められないような多量の筋紡錘など筋肉センサーがはいっております。
それらセンサーが瞬時に機能するおかげで頭部の衝撃を軽減させ、脳へ入る血管の流通も確保するのです。
ですがそれらのセンサーが密になっているということは、
その部位に対して外圧をかけるような圧は最も障害を受けやすくリスクも感じる部位です。

そういったリスクは本能的にも得ており、
そちらへの手技や圧法では強い痛みや不快、恐怖を感じられるようにできております。

それゆえに、一度、その部位が大きく正常な状態からかけ離れてしまえば、
手が付けられない。手が付けづらい筆頭です。

たとえば、センサーばかりの筋は痛覚神経も多く配置され守られるようにできており、
激痛という痛みがでる、
刺激を受けることでめまい、それから助長された吐き気や嘔吐、
その後に後遺症といえるようなダメージの継続などが起きるリスクがあるのです。
だから施術者としては、そういった非常にリスキーな部位はアプローチしたくないのがホンネです。
怪我により骨折等の外傷はでないものの、責任問題に発展しやすい筆頭だからです。

実はこれらのセンサーがつまった部位のアプローチは、
すでにカラダの基幹部きれいに立て直されて後になら、
施術をさせていただいたとしても、
お客様の体がその状態の大きな変化を受け止めてくれますから手を出すことができます。

ですがすでに相応に問題が身体内部に含まれるような進んだお体の状態であれば、
そこまで引き上げる底上げのワークが極端に時間がかかってしまうでしょう。
だから、施術者とお客様が十分な信頼関係がなければ結果的にそこまでたどり着けません。



そういうこともあるので、
施術でどうにかなるだろうというそれほどの問題が内部に含まないお客様は問題ないのですが、
それでも多年にわたって姿勢が理想姿勢を離れて、機能的姿勢と呼ばれるどうにか凝りを創ってやりくりする状態が板につくと、
どなたでも頚部につらいサスペンションとスタビライザー筋の凝りを作り出してしまうようです。

できることでしたら、そのような経過を進むことは手放して、
理想姿勢へと転化していただければと切望いたしております。


姿勢筋群は、無意識下で自律的に最善な状態へとやりくりしてくれるよう脳の指令で働きます。
それが理想姿勢以外の癖のある姿勢では。
その脳の自律神経を働かせる部位への血流が下がる失調の度合いと姿勢筋の弱化による姿勢の乱れには、
多少なりとも関連付けがなされるようです。
必要十分な脳幹部への血流があれば自律神経系の機能低下は収まるはずです。
「姿勢筋群の弱化・筋虚脱」は、すでに少なからず頭部内へ内部への血流が阻害し始めたから引き起こされた場合もあるのでしょう。
そのような視点で注意を払う必要も感じます。





だから、私たちは日頃から。

果たして自分は、首の横の筋と後の筋を、しっかりしたスプリングが効いたサスペンション筋として活かしていますか?

スタビライザー筋としての後頭骨の下の後頭下筋群は、
そこがくぐもっている感じ程度しか感じ取りづらいかと思いますが、
手指でその個所を触り、後頭骨の下縁の骨の硬さを明瞭に感じ取れていますか?



などのチェックをことあるごとに繰り返して習慣化することが必要では?




もし、そのようなところに不安があるようでしたら、
早いうちに手を打つ必要があるでしょう。

姿勢改善をするための、日頃からのフィードバックを受ける環境づくり。
さらなるサスペンションとスタビライザー筋の酷使の予防と手当の実践。




最後に、これは余談なんですが、
いまの時代、認知症となる方々が増えたということが一因で、高齢者が、
たとえ多額のお金を持っていたとしても借家を借りられないという事態が不動産会社で起きているといいます。
認知症となられた方とのトラブルが少なからず起きていたようで、
それを経験したオーナーが貸したがらないのが理由のひとつです。
先日、ビルオーナーをなさっておられるお客様より、
そういった話をお伺いすることもありました。


公的機関で、すでに5人に一人が認知量となる恐れありといっているのですから、
その点のバックアップ体制を、どうにかしてほしいと願いますが公的機関もない袖は振れないといわんばかり。
高齢化社会に進む日本では途方もない人数が不安定な状態へと身を置かれるようになっていくのでしょうか。

生きていくために必要な衣食住の「住」です。。。

私自身、そういった不利なことがあるとは知らなかったため、
ショックを受けました。



ですが少子高齢化で人口が少なくなるので、賃貸オーナーも貸し渋りばかりできないはず。
そういったときに認知機能検査などのテストが入室に課されたとしてもクリアできるよう、
いまの状態を悪化は避けるように維持していきたいですよね。