私が最近感じたこと。
『 認知症について 』
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2030年には744万人(20.8%)と、国民の約2割が発症するという推計になっています。
さらに 40年後の2060年には850万人(25.3%)となり、
日本人の4人に1人が認知症者 になると予測されています。
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そう予想されてはいますが、
私も周りの方も、認知症にならずに一生過ごせればと願っています。
症状が発症するメカニズムの解明が進み、
先日テレビでは認知症に効果がある新薬が開発されたというニュースを観ました。
医療研究の進歩のおかげで、今後の、状況予測も変わるかもしれません。
すでに認知症になられた方の介護やケアと、
待ったなしのサポートをしている方々がいます。
詳しい内容は述べませんが、
話を聞けば「介護現場での尽力」に、頭がさがり胸を打ちます。
手技療法での認知機能の低下を改善させる方法で紹介されているものには、
頭部への血流阻害要因となる頚部血管の圧迫による血管圧迫を解放などは直接的な対処となることがあると
テキストなどで書かれ紹介されています。
ただそれは認知機能障害のごく初期に対しての効果は見込まれますが、
すでに進行して状態が厳しさを増していくときにはどうすればよいか。
その回答をあたえてくれる手技療法の私の手持ちの本はありませんでした。
昨今、リモートでの仕事を政府や地方自治体でも推奨しているため、
通勤する機会が大幅に減ったという話を聞きます。
会社の仕事での繁忙期に出向き作業するが、それ以外はリモートで。
そのような方々の話を伺うと、
「通勤って、思っていた以上に体を使ってたんだって気づいたわ」
と言われ、通勤機会が減ることでカラダがなまったという人もいます。
なかには、バレエスタジオに通う時間が倍増して、
運動量が2倍になったというつわものもいますが。
そこは例外です。
社内で作業して前後左右に同僚がいるなら、
たれぱんだのような「だれぇ~っ」とした姿勢で作業はできません。
他人の眼が、「できる社会人姿勢」を作り出してくれていたはずです。
それが、、、どうもリモートでの自宅勤務。
特に、誰かがそばにいるわけでもない状態。
誰かに「あんた、姿勢悪いよ!」とダメ出しされないようですと、
危険なカラダをねじれる姿勢で作業しだす人がでてくるようです。
そのときのねじれ姿勢では、
腰と首がねじれていくので、
腰、首に張りや痛みの不具合が出てきます。
ここまできてまた認知症の話へと戻ります。 ^-^
実は私が認知症初期の方々の施術をさせていただいたとき。
頚部の捻じれが大きく、特に左側斜角筋の硬化部が喉の気管支に癒着しているほどという方が多く見受けられました。
サンプル数が8名程度でそのうちの6名に観られたということで。
個人のすることで大々的な検証がなされたわけではないということを付け加えさせてください。
斜角筋や胸鎖乳突筋という頚部の横側にある腕や首の筋の硬化が、
以前は手でのみの手技ではリリースするにも危険すぎてできなかったところが、
様々な適した形状のホットストーン等で硬化が強い患部を加熱して血を通して、
緩めてからリリース等、解く際の負担軽減を図ることができる工夫をした末に。
首の鋼の硬さのコリにアプローチできるようになりました。
それほどまでの強固な凝りを持つ人の特徴は、脊椎のねじれが大きいのです。
つまり日常的に(本人に自覚有り無し関係なく)体が捻じれた状態で長時間の緊張作業をしています。
認知症初期の方とおっしゃられていた方の首の硬さをパターン認識しているのですが、
その方々の状態へと近づいていかれているように見受けられ、危機感を感じることがあります。
ただし私は面と向かって、私の勝手な思い込みを申しつたえることは一切しません。
そのようなことを言う権限がない身ですし、
「肯定的なまなざし」で見てくれる人といる空間と、
「否定的なまなざし」で見てくる人がいる空間では。
肯定的なまなざしが増しているほうが、施術の成功が起きるものだからです。
昔の施術を学びだしたころにボディリーディングといって、
目の前にいる人の身体的特徴を瞬時に概要を正確に把握するということを徹底して練習したため。
街中で歩く人に対して「あなたの姿勢はすばらしい」「あなたの姿勢はこう改善すべし」のどと
口に出していうことはありませんが。
頭の中で歩く人を観察すると、
縦軸、横軸、重心、顔の左右上下の造作バランスからのずれ、肩や骨盤の捻じれや高さの差異などをチェックして、
前後左右の軸ずれや重心の高さ等の問題をみてしまう職業病が。。
すると心なしか、急激にリモートワーク推進の波にのまれたからか、
街中を歩く人のなかに首の前傾からの緊張や首のねじれが気になる人が増えました。
その姿をみて濡れたぞうきんを絞るのと同じようなことが、首の筋で起きていると想像する人も少ないと思いますが。
首の筋肉がきつくぞうきんのように絞られ続けてもいいことはおこりません。
特に耳の直下の斜角筋と胸鎖乳突筋の交わる交点にきついしこりができると、
認知症初期の方々にその傾向が多く観られていたため。気になります。。
ぜひ、リモートワーク等をなさっている方々は、
自身の身体のねじり癖をみつけて修正をかけられるような、
ヨガやそのほかのボディワークなどを取り入れるようにしてください。
ちなみに昨日おいでいただいたお客様は、リモートでヨガを習っているそうです。
自分ひとりでやり続けるのもいいですが、ヨガ講師が見て改善点を教えてくれるのは、
いい緊張感を持ってカラダの快方へと取り組むきっかけにもなるでしょう。
リモートのレッスンはレッスン料も安くなり、移動時間や費用もなくて気に入っているそうです。
私はリモートの作業はしたことがないし、ボディワークでのレッスンを受けたのも数える程度ですが。
世界中のどの先生のレッスンでも足を運ばず受ける機会が設けられる。
これは直接対面でレッスンをお願いしたいと思えるきっかけにもなりますし。
リモートレッスン。
いいな、と学ばせていただきました。
ありがとうございます!