認知症と腸内細菌の関係性とは?

 

先ほど図書館で科学雑誌ニュートン】をみていて、
認知症について興味深い記事が掲載されていた。

認知症と腸内細菌の関係性をつたえてくれる内容でした。

認知症の方と非認知症の方、60人分の便を採取し、
腸内細菌を取り除いたラットにそれを移植しました。
すると認知症ではなかった方々のものではラットたちは元気でお変わりない様子。
しかし認知症の方々のものではラットが記憶力が低下して認知症の症状を現した。
それも認知症の状態が深刻な方のものを移植されたラットほど、
認知症の症状が重くなりました。

認知症の方々の腸内を調べると炎症を患っている方が多くおられます。
その症状の度合は認知症の症状が重くなるほど炎症がより深刻になる。
認知症を患われていた方々の腸内細菌の健康の深刻さが比例しており、
こうしたことから、腸内細菌を整えられるようにすることが、
認知症を患わないで済むようにするための必要条件だとわかりました。

とのことでした。



認知症原因は脳内の血液代謝の停滞や、他にもいくつかの要因が考えられております。
それに腸内環境及び腸内細菌の状態にも密接に関係しているのです。
興味深い内容ですね。
食生活の改善と同時に腸内細菌が正常に活動できる適正温度が必要で冷えはよくない。
お腹の血液代謝等の停滞から腹腔内に冷えが生じたら、腸内細菌が不活性化していく。
そうした現象も認知症リスクの高まりとして反映されると考えるなら。
特に腹部へと病が裏に入るまで進まれた方にとりまして、
お腹の臓器と大腰筋のような腹部深層筋の癒着や腹直筋等の腹部表層筋との癒着を解くことも、
お腹の腸内細菌の居場所をつくり、そして育むことができるようになります。



最後に気になったことがありますが、
認知症を患った方の腸内細菌を移植されてしまったラットたち。
その後、彼らの腸内細菌をちゃんと除去してあげてほしいと切に願ったのは、
私だけではないと思います