今月半ばに奈良県方面へ研修に。そのときゼロ磁場に足を運べればと計画してます。

先日の話。
顎関節の部位に課題があるお客様に、
そのケアのためによさそうなクラニオサクラルセラピーの手技が手持ちの本にあると思ったから、あとでそちらを、
と話をさせていただきました。

一階の部屋の中の押し入れに入れてあるため探すのに手間取るため、
そのお客様がお帰りになられてから探して連絡を入れる約束をしました。
お客様が相当に顎関節部位についてストレスを貯めておられることが伝わってきているので、
少しでもお役に立つことができればと考えてのことでした。

これはかなりしんどい作業であんまりしたくないんです。
それは引き出し型衣装ケースに数百冊以上入れた本の中からそれを出す。




ゼーゼー言いながらの作業なんですよね、
これがまたしんどいけどがんばろう。

。。。

目的の本、見つけ出しました。




ただ私が観ても
『これ、本職の施術家でも、理解できる人、少ないな』と。
専門用語のみでの箇条書きの解説と最小限の写真資料。
これはすでにタッチの質を熟知している私だからわかるところですが、
そこが欠けていれば手技で改善どころか改悪になるのが落ちでしょう。
そこではオステオパシーを数年学んだ程度の知識と経験も必須といえます。

資料としてお客様に渡すことで
お客様自身が事故をおこす可能性もだいぶんあるだろうと判断。

それで早々に、お客様へ対応できる手技をつたえると期待させて申し訳ありませんと詫びる連絡をいたしました。
かなりしんどい徒労を感じた次第です。。。

今回のお客様に伝える点の施術技術的には、
難易度としては中の下程度です。
だからどうにかなればと思ったわけですが、、、。

ちなみに、同業者の先生にこちらの本の手技をいくつか伝えました。
繊細かつテクニカルなタッチなため同業者でも困難を極めました。。
すでにこの手技を習得したものの覚書程度のことが書かれた本書を見てしまうと、
観たことのない専門用語も続出して習得の壁がひどく高く感じられて学ぶ姿勢も萎えておられた。。。
そんなことだったと、思い出しました。

お客様にとっていくらかの助けとなればと考えて、
あなたの触りを改善させる方法があると伝えたく、
手技の用法はシンプルに私が思えたとしても、
でも微妙な誤解から間違ったことをなさられては問題があるだろう。
本書のページを開いて、そのように感じ、
改めて施術伝承の難しさを感じました。




話がすこしそれますが、
お客様の中に出版社で働く方がおられ、
『鈴木さんなら、どんな本をかきたい?
 その構成とかイメージあればおしえて』
と声をかけていただきました。

施術方法を文章で伝える、写真で見せる、映像で視聴させる。。。
そのようなことをしても、やはりなかなかつたわるものではない。
そんな信念があるため、手技療法の本を書きたいとか、、、
口が裂けても言えない。
最低限、対面で双方向性のある状況下で伝えられなければ、だめだと思います。

それは整体系の一般書のなかで、あまり自身の状態が見えていない読者に対し、
『◯◯が大事!これさえすれば~~だ!』と言っているものを観ることがある。
そもそも、専門家からみれば、あまりマッチしていない内容を鵜呑みにさせて、
故障する人たちが続出といったことは耳にすることだろう。

なんでそうなるかは、
100人100様の体質があり体調があり生活環境がある。
たとえば中医学の勉強をしたなら八綱弁証で10人見れば、
10人とも違っており、処方する対処法は自ずと異なる。
つまり『Aさんにあう対処法はBさんには(毒)になる』のです。
ときとして、それは猛毒や劇薬になって、
そうなしたものに後悔の気持ちを植え付けることになる。
だって高血圧のAさんなら降圧剤を処方されて服用すれば薬になるが、
低血圧で苦しむBさんが降圧剤を服用すれば体調悪化となるわけです。
そういったことがあたりまえです。
ですが自分の状態を素人が判断できるものではありません。
だからたまたまその薬に必要な体質の人には役立つと受け入れられますが、
毒になる人には服用を強要されて辛い目に合う人もでてくるわけです。
そこをあいまいにしてざっくりとしたことを書く
ページ数が限られ厳密な内容まで突っ込めずに効果ばかり喧伝する書は
専門家としてそれを世の中にだすには不本意に感じられるわけです。
そんな乱暴な本を書きたいとは思えません。。。

内容を過不足なく正確に伝える文章で書くには書のページ数も膨大になるから、
書くには無理が出てきそうだし、
そのような専門書を書くには何度も何度も練られていく必要もある。
それって、大変すぎるほど大変なことだし、、
そんなようにがんばっても隠れた名作といわれて、
書店の書棚に置かれるのも瞬間でしかなく殆ど売れない。。。
時期ではない硬い本を書こうとすると、
いくら普遍性ある本ができてもやっぱり売れない。。。
それでは出版社や編集者に迷惑をかけるから、
売れるものにしたいと考えたら。。。



そうしたら、、、
いま、私が興味がある

奈良県吉野の0磁場で、人体はどのような健康上の改善効果が得られるか)

O磁場の、人体の気血津液に対して与える作用について、
自分で一定量のデータを集め統計で調べ検定してみたい。
2層のプレートが交錯する地球のちからが人体をどこへ導くか。

というテーマで、
最適な検証実験の方法を考案して、
その実験結果が統計上どれほど正確であるか証明をするところまで書き記したい。
そのような見果てぬ目論見を思い描く次第です。

いきなりこのようなことを編集者さんに言ったら、
(そこはあなたのプロフィールから遠くて売れる本にならないと思いますが、、、)
と、やんわり施術の方にしてみてはいかがでしょうと修正を諭されそう。

水の豊富な日本特有のジオパシックストレスや、
都会で自律神経を壊す電磁波障害、
飲食するものの深刻な問題、
その他などにより、
生命力の根源である血液や気には甚大な悪影響を受けているものだろう。
ただ、そうした条件により及ぼされた気血津液に与える具体的な影響について、
真摯に科学的な手法を用いて調査した資料がどれほどあるのだろうか。
そのようなデータについて私は存じ上げておりませんし、
あるとしても他者が調べてくれた内容を鵜呑みにしたくありません。。。
参考にはさせていただけても、自身で調べることがあきらかに大事。
自身で調べれば、結果は納得感ある真実がわかり、
調査過程で得られる気付きは少なくないでしょう。

そんなことを最近、考えますが、
そんな本は売れないかな。