ムーブメントワーク(行動のワーク)について

ワークのなかでも、自分自身の身体の動かし方が深く理解できイメージできるし、それに神経が通いだしたときに身体はその人本来の美しさを取り戻します。

その状態をかいま見ることができる人間は、幸いです。

施術によって身体を変えられるのは、単なる外的な刺激を受けて、一時期変わっただけにすぎないように思います。もちろんその効果は持続するようにもできますし、劇的に変えることはできます。その実例をあげよといわれれば、私のワークを一人のクライアントを通してビデオをまわしっぱなしにしてその変化を克明に観て頂ければわかります。(一般の方では以前の自分の身体の状況をすっかり忘れているので、ワークを受ける前のときに症状を訴えているときのインタビューとワーク卒業後の笑顔のインタビューを比べれば、顔も整ってるし一目瞭然)その術を会得していればいるほど、施術のすばらしさを痛感するのですが、一歩引いてみたとき、一抹のやりきれなさがあります。それはどんなときか・・・。『おいおい、そんな身体の使い方をしていたら、身体にかかる負担はどれくらいかかると思うんだい?』というアドバイスを、僕が口を酸っぱくしていっても本人が気づき変わろうとしなければ難しいでしょう。それに最終的に身体の使い方を受け入れるのはその方自身です。

そこで一つの疑問が出てきます。

なぜムーブメントワークが必要なのか?
身体の使い方を理解しなければならないのか?

答えは簡単です。
・心地よくなるから
・楽しくなってくるから
・身体が楽になってくるから
・etc

とても積極的な気持ちで取り組めるはずのものではありませんか?

『やらなければならないから〜と、センセイにいわれるから、プレッシャーがあるんですがやってます』という、他人から強制されて、のイメージがあれば、ムーブメントワークの真価はわかりません。

自分自身のためにポジティブに受け入れるという姿勢があるかどうかが試金石となります。ここのレベルでネガティブなモードに入っていては、ムーブメントワークは単なるお仕着せにしかなりません。そうなると当然、ムーブメントワークを伝えるものとしても、相手がポジティブかネガティブかのどのモードで受け入れるかどうか決めるべきでしょう。

まずは、僕自身を変える本当のムーブメントワークのスキルアップを試みるのが2002年の目標です。