ボディワイズのワークテクニックを伝えるためには・・・
どのようにすればよいのかが、頭の中でシンプルなイメージでは思いつきません。
テキストや映像などをつかってどのように体を動かしてワークをすればいいか、
単純に表現するのは簡単。
でも伝えたい内容は自ら思い悩み試行錯誤を年がら年中し続けて思いついたもの。
ボディワイズのワーク技術を伝えて役立ててもらえればという思いはあります。
しかしワークに対しての思考回路、試行錯誤により得た自信、自分の体のコントロールスキル、それは伝える事はできないだろうという気持ちがあります。
プロフェッショナルとして、職人として一方になるためには、長い年月の自己研鑽と修行が必要です。
その過程があって、作り上げられて進化へとつながるものです。
不世出の天才であっても一足飛びにはいかないはずです。
その道を歩まずに要領よく進んでいっても、その人のためにならないのです。
合気道の本で『透明な力(不世出の武術家佐川幸義)』 著 木村達雄/ 講談社 があります。
佐川先生の語録をお聞きになられた事のある武道家の方もおられるでしょう。
私自身は、その先生の修行するときの真摯な姿勢が共感できます。
同時に本で見知ったのみですが、大変尊敬いたしております。
道を究めるために、自分に厳しく、そして門人にも的確な甘やかしのない厳しい中に深い愛情のある言葉がそこにあります。
密かにその先生のことばを胸に秘め、自分の道を究めようと、努力してきました。
ですので手取り足取りの講習会をする気持ちにはなれないのです。
でも多くの方々とワークのメリットはシェアしたい気持ちもつよく、コンピュータを利用したワークテクニックを伝える【e-ラーニング】や【エキスパートシステム】に関心があります。実際に40〜50冊の書籍を読んでますし、プログラミングの練習を始めました。かなりの矛盾ですね。
将来的にはワークテクニックを広く一般の方にもシェアすることができるシステムと、厳しい道を追求する道場システムの二つを成立させ相互に助け合うような機構ができればと、夢を見ています。
・・・がんばらねば。