若くして商才に頭角を表した15歳の男の子。
その自伝を読んでみて。
年齢が若いからかどうかでCEOになれるかどうか決まるわけではないと痛感。
彼の商才は家庭環境も手伝ったのでしょう。
普段はごく普通に学校に通う学生。
でも学校側と交渉して小さな自分のビジネスルームを獲得。
そこに他の子とは違う考え方を垣間見ます。
その彼の目からみた日本人。
『技術力は高い。
だが使いこなしがうまくない。』
そう評していました。
もともと日本人は創意工夫をして、
独自の繊細さや技巧を身につけてきました。
同時に決してその使いこなしがうまくなかったわけはないと思います。
ですが彼の目には、
その高い技術力をうまく使いこなす「アイデアの創造力」、
この分野では日本は回っていっていないと映ったのでしょう。
確かに私も技術の向上、
それ自体に興味関心を強く抱いている。
それを使いこなしていき、
そこから実際に価値のあるものが生まれてくるのだが、
そこへ至っていない。
強く反省をせねばならないと感じました。
誰のための技術か?
その技術を使ってどれだけ多くの人が喜ぶことができるか?
そのような創造力を発揮していくことで、
15歳の少年はCEOの重責を任せられる器になったのでしょう。
『宝の持ち腐れ』から、前進すべきです。
タルムード式の
『よいつぼを持っていたらその日のうちに使え。
明日になったら壊れてしまうかもしれない。』
そう考えてよいつぼを持っていたら、
その日のうちに使うようにしなければなりませんね。
自分にとって気に入ったつぼがあれば、
惜しまずに使っていく。
使う楽しみや喜びを感じれば充実します。
自分にとって気に入ったつぼが、
他の方にも気に入っていただけるかどうかはわかりません。
ですが、
自分はとっても気に入ってるんです、
って微笑みながらまずは提示する勇気が必要でしょう。